7月中旬、磯遊びの本格的シーズンが到来

芝崎海岸2014年7月13日(大潮)の画像01

芝崎海岸(2014年7月13日:大潮)

7月は、梅雨が明け気候も夏になり磯遊び本番のシーズンに入る。梅雨が明けるまでは、ぐずついた天候が続くが、海では春に生まれたさまざまな生き物が大きくなり、磯のあちらこちらで動きはじめている。今回、7月13日と大潮日に行ったが梅雨が明けてなく、時折雨が降る天気だったが、7月の磯を感じる生き物たちがたくさんいた。カニやヤドカリがあちらこちらで動き、小さなハゼたちも大きくなり、磯の潮だまりをところ狭しと泳いでいた。7月は、磯の生き物たちが、本格的に活動しはじめる時期だ。7月は、夏の磯が待ち遠しくなる月なのだ。今回またまた、本ホームページの「磯遊び&シュノーケリングガイド」で紹介している「葉山 芝崎海岸」に、シュノーケリングと磯遊びを同時に楽しみに行った。天候がいまひとつ良くなかったが、7月の磯は十分に楽しめたと思う。また、5月、6月と比べて、磯遊びを楽しむ人たちも増えてきた。8月の湘南海岸方面、三浦半島方面は、海水浴客も来はじめ道が渋滞し駐車場の確保も難しくなり人も多くなる。我が家は8月から、磯遊び場を真鶴半島に移すため、芝崎海岸での磯遊びは9月までお預けとなる。天候には恵まれなかったが、芝崎の7月の磯を紹介していきたい。

小さな潮溜まりがあちらこちらにの全景02

小さな潮溜まりがあちらこちらに

中規模のタイドプールも現れるの画像03

中規模のタイドプールが多く現れる

海岸の移り変わり

今年は、葉山の芝崎海岸に2月、3月、5月そして今回の7月と4回磯遊びに来た。冬から春、夏前に至るまでの芝崎海岸のようすを写真で見てみたい。同じ場所からでの撮影ではなくかつ写真撮影があまりうまくないので暗い写真もあるが、海岸の移り変わりはわかると思う。海は、年間を通しさまざまな顔があることがわかると思う。

海岸のさまざまな顔

2014年2月1日(大潮)芝崎海岸の画像v02

2014年2月1日(大潮)

2月は、魚影が薄くカニやヤドカリたちが、ほとんど見られない。気候的にも寒く海水温も低いので、生き物が少なく磯遊びのシーズンオフとなる。カニやヤドカリも、1匹づつやっと見かける程度。それでも、小さなウニや生まれたばかりの小さな魚たちが見られた。写真からわかるように陸(磯)の部分が大潮日でも狭い範囲しか現れないのがわかる。

アイコン1の画像Shizengate:磯遊び(6):冬の磯4

2014年3月29日(大潮)芝崎海岸の画像v03

2014年3月29日(大潮)

3月下旬の磯は、魚影がまだ薄いが、さびしかった磯にウミウシや幼い小さな貝、カニ、ヤドカリたちが姿をあらわしはじめる時期。また、さまざまな海藻が生い茂る磯になる。写真からわかるように磯に海藻が生い茂り岩が緑色になっていることがわかる。

アイコン1の画像Shizengate:磯遊び(8):3月下旬の磯

2014年5月17日(中潮)芝崎海岸の画像v05

2014年5月17日(中潮)

5月は、連休頃から磯遊びを楽しむ人たちが多くなってくる。天気が良ければ気温も25度前後となり、海水に入ってもそれほど寒くない。小さなカニ、ヤドカリ、ハゼの幼魚などが、磯の潮溜まりで元気に動いているのを見ることができる。磯が、にぎやかになって来る時期だ。磯場も、冬よりも広くなってきているのがわかると思う。

アイコン1の画像Shizengate:磯遊び(9):5月中旬の磯①

アイコン1の画像Shizengate:磯遊び(10):5月中旬の磯②

2014年7月13日(大潮)芝崎海岸の画像07

2014年7月13日(大潮)

そして今回の7月、梅雨が終わると気候も暑くなり磯遊び本番のシーズンに入る。海では、さまざまな生き物が大きくなり、磯のあちらこちらに現れる。カニやヤドカリがあちらこちらで動き、小さなハゼたちも大きくなり、磯の潮だまりをところ狭しと泳いでいる。磯遊びに来る人も多くなり、写真のように磯遊びができる領域が、冬に比べれば2倍以上に広がっていることがわかる。梅雨が終われば、磯遊びシーズン到来だ!!

磯で見つけたおもしろい物

・芝崎海岸は、葉山町の天然記念物指定エリアです。生き物は、持ち帰れません。

なんだこれ!「ウニ畑」

芝崎海岸に、ウニがいっぱい居るのは知っているのだが、この写真・・・なんだ・・まるで「ウニ畑」。しかも、それぞれが自分の陣地を確保しているかのように、半球状の穴を岩に開けて身をおいている。ウニには、5枚の白い石灰質でできている鋭い歯で岩を削り、身を隠すための半球状の穴を岩に開ける。おそろしい「ウニの歯」は、馬鹿にできない。

潮溜まりにあった「ウニ畑」の画像04

潮溜まりにあった「ウニ畑」

イボニシの卵のう

写真の黄色いつぶつぶがイボニシの卵のう。今回、イボニシの産卵を見たわけではないが、貝の卵のうを見れたことは貴重だ。イボニシは、卵へ内臓から毒がある紫の色素を注入し、外敵から卵を守っているとのこと。初夏に、イボニシは集団で岩陰やすき間に大量の卵を産みつける。今回見た卵のうは、鮮やかな黄色で数も多く岩肌をびっしり被っていたので、生まれて日が浅い卵のうだと思う。

イボニシの卵のうの画像06

イボニシの卵のう

主役は、チゴケムシ

写真の主役は、貝のイボニシではなく、イボニシの下にある周りが赤く円ばんのような形の軟らかい塊の「チゴケムシ」。見落としそうなのだが、これもりっぱな無脊椎動物の外肛動物。チゴケムシは、長さ1mmほどの虫が集まってできている。体の先端にある口の周囲に多数の触手があり,他の虫とは胃腸の部分でつながっている。血のような色なのでこの名前がついた。

チゴケムシの画像07

チゴケムシ

またもや、不明物体?

この写真は、岩をひっくり返した裏の写真。この写真には、二つの生き物が写っている。ひとつは、貝殻を外套膜で覆っている「オトメガサ」だ。しかし、「オトメガサ」の上にある白い薄い生き物がわからない?おそらく、ヒラムシの仲間だと思うが調べてもわからない。このように磯には、すぐに判明しない生き物が多くいる。

「オトメガサ」と不明物体?の画像08

「オトメガサ」と不明物体(ヒラムシの仲間?)

磯で見つけた生き物(画像をクリックすると拡大画像が表示されます。)

・芝崎海岸は、葉山町の天然記念物指定エリアです。生き物は、持ち帰れません。

アゴハゼの画像09

アゴハゼ

タイドプールに、アゴハゼが多く泳いでいた。マハゼの幼体かと思ったが、尾びれから少し離れたところに、小さな黒い点があったのでアゴハゼだ。

生き物の説明は、こちら
アオウミウシの画像10

アオウミウシ

葉山は、ウミウシの宝庫。今回、小さな幼体の「アオウミウシ」を見つけた。本当に、ウミウシは見ていて飽きない生き物だと思う。確かに、海の宝石だ!

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クロシタナシウミウシの画像11

クロシタナシウミウシ

今回2匹目のウミウシ「クロシタナシウミウシ」。伊豆半島では良く見られるウミウシで、体表、触角が黒で触角の先と体の外側のラインが白か橙色がかる。

生き物の説明は、こちら
イソヨコバサミの画像11

イソヨコバサミ

7月になるとあちらこちらにヤドカリが動きまわる。このヤドカリが、日本の磯で最も良く見かける「イソヨコバサミ」。左右のハサミが同じ大きさで脚先の黄白色が特徴。

生き物の説明は、こちら
ミズヒキゴカイの画像13

ミズヒキゴカイ

このイトミミズのような生き物が、「ミズヒキゴカイ」。海底からニョキニョキと糸のようなものを出して動いていた。海のお掃除屋さんで、海底から有機物を取り除く。

生き物の説明は、こちら
イソクズガニの画像14

イソクズガニ

海藻をいっぱいつけて登場の「イソクズガニ」。3月ごろ見かけたとき、あまり海藻をつけていなかったのだが、この7月にはいっぱいつけて準備万全だ!

生き物の説明は、こちら

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