• △治安が安定していること
• 〇日本の外務省から渡航注意勧告が出ていないこと
• 〇病院や日本語または英語が通じる医療機関があること
• 〇現地で公共交通やレンタカーなどの移動手段が確保しやすいこと
• 〇緊急時の連絡先や体制（警察・大使館など）が整っていること
• 〇観光客受け入れに慣れており、外国人にもフレンドリーな国であること
• 〇旅行前に十分な情報がインターネットなどで得られること

• ◎ 親が一度訪れたことがある、もしくは住んだことがある国であること（安心材料として）
• 〇現地の食文化が子どもに合う（食事の選択肢が豊富）
• △衛生環境が整っている
• ◎子ども向け施設・観光地・アクティビティが充実している
• 〇日本からのフライト時間や直行便の有無を考慮する
• 〇現地の人々が子どもに対する理解や温かさがある
• ◎観光客受け入れに慣れており、外国人にもフレンドリーな国であること
• △トラブル時に日本語サポートが受けられる体制がある
• 〇旅行中の物価が極端に高すぎない

タイは日本人にも人気の観光国で、上のタイ国の概要欄からの記述でも一見問題ない渡航先になります。 しかしながら、本ガイドの「第3章 目的と行き先選び」で紹介した「3-5）子どもとの海外旅行を楽しめる国」の推奨国にはタイは含まれていません。 これは、第3章　「3-5）子どもとの海外旅行を楽しめる国」のも記述されている通り基本要因を考慮しそれらを評価マトリクスに基づいて分析した結果、 推奨国と比較し治安面、安全面、衛生面の観点で若干評価が落ちていることによります。 経験がある方もいるかと思いますが、タイもレストランでの食事、飲料水の確保は非常に大事です。正直、はじめてタイで庶民的な飲食店で食事すると海外旅行者は便が柔らかくなったり腹痛を起こす場合が多いです。 タイでも、このような衛生面で気を付けることがあります。 評価マトリクスは完ぺきではなく絶対的なものでもありません。あくまで、目安です。 追加要因をなどを再度考察し、家族旅行の渡航先として打倒なのかどうかの判断をしなければなりません。 今回、タイ王国を選択した大きな選択ポイントは、追加要因の◎部分です。私はタイに5年近く駐在していましたので、十分に安全を確保できると判断しました。 駐在していたことにより、治安、危ない場所、慣習、車の運転などは十分に知識があると判断し、治安面、衛生面の問題は十分に対応できると判断しました。 また、タイには知人もいて、万が一の場合に頼れる環境があることもひとつの判断材料です。 これが第3章で結論づけている、最終的な判断は、「親の判断」なる。との事例です。

渡航先は、タイ王国に決定。

• 〇 勤務先の休暇取得の可能性が高い期間
  会社の夏季休暇取得期間が7月1日～9月30日の間であったので問題なし｡
• 〇 勤務先の繁忙期、休暇の影響が最小限に抑えることができる期間など
  影響が少なくなるように、1ヶ月前より仕事を調整｡
• ◎子どもの学校の授業日・行事・テスト期間など
  子どもの夏休みが2人とも、7月21日（月）～8月24日（日）であったので問題なし｡夏ゼミのような講習もなし。
• ◎家族それぞれの予定（習い事や受験・イベントなど）
  必須の予定がなかったので問題なし｡
• ◎ 直行便と乗継便で所要時間と体力負担が違う
  直行便がある｡
• 保留）航空券の価格が日によって大きく異なる
  ・仮設定後に、航空券を調べる段どり
• 保留）LCCなど航空会社により価格が大幅に違う
  ・仮設定後に、航空券を調べる段どり
• 保留）代理店購入は、手数料がかかる場合がある。
  ・仮設定後に、航空券を調べる段どり

旅行の期間を設定するには、二つの要因があります。その一つは、「家族の都合」そして「航空券の確保」です。 どちらが先かのの問題もありますが、今回のように最初に「旅行期間の仮設置」をして、その期間が妥当なのかどうかを見極める為に仮設置の後に航空券の有無を調べます。 仮期間がないと、すべての旅行期間が航空券依存になってしまうため、「家族の都合」が良い期間を理解し、その上で航空券を探していきます。

旅行期間の仮設定は、2025年7月26日（土）～2022年8月5日（火）の10泊11日に仮設定。

東京とタイ（バンコク）を飛行する主な航空会社は、2025年8月時点で以下になります。 参考的に、2025年8月中旬に東京発の片道の航空券代金（一例）とバンコクまでの時間を表記します。

• 1. JAL(日本航空）
  日本を代表するフラッグキャリアで、日本とタイを結ぶ直行便を運航しており、主に成田・羽田からバンコクへ毎日運航しています。 フライトは昼便・夜便があり、家族旅行やビジネス利用に合わせた柔軟な選択が可能。 機内では日本語対応サービスや和食を含む機内食が用意され、快適で信頼性がある安心な空の旅を提供している。
  例）69,000円、6時間30分、スワンナプーム国際空港。
• 2. ANA（全日空）
  成田・羽田からバンコクへ毎日直行便を運航しています。 深夜便・昼便を選べるため、観光やビジネスに合わせた柔軟なスケジュールが可能です。 最新機材と日本らしいきめ細かなサービスで、快適かつ安心なフライトを提供しています。
  例）62,000円、6時間30分。スワンナプーム国際空港
• 3. タイ国際航空
  タイのフラッグキャリアで、成田・羽田とバンコクを結ぶ直行便を多数運航しています。 豊富な就航都市と便数により、観光・ビジネス双方に利用しやすい路線網を持っています。 タイらしいホスピタリティと本場の料理を楽しめる機内サービスが魅力です。
  例）62,000円、6時間30分。スワンナプーム国際空港
• 4. ZIP-AIR
  JAL系の中長距離LCCで、成田からバンコク（スワンナプーム空港）へ直行便を運航しています。 機内はシンプルながらWi-Fi無料や有料オプションのフルフラットシートを備え、利便性と快適性を両立。 低価格ながら日本語対応のサービスで、家族旅行や短期滞在にも利用しやすいのが特徴です。 2025年8月では、2便/1日ありました。
  例）21，000円、6時間30分。スワンナプーム国際空港。
• 5. タイ・エアアジア X
  タイを拠点とする中長距離LCCで、日本（成田・関西・札幌）からバンコク（ドンムアン空港）へ直行便を運航しています。 低価格の運賃が魅力で、必要に応じて受託手荷物や機内食を追加購入できる柔軟なスタイル。 シンプルでお得にタイ旅行を楽しみたい人に適した航空会社です。 タイ・エアアジア Xは、中貯距離フライトの会社で、短距離LCCのタイエアアジアもほぼ同じです。
  例)33,360円、7時間25分、ドムアン空港

東京とタイ（バンコク）を結ぶ主な直行便を運航している航空会社は、以下の5社です。 羽田または成田を出発する便の中には、どこかを経由するフライトも多く見られます。 結論として、東京〜バンコク間の航空券を購入する場合は、次の航空会社が中心となります。

• ◎航空券代は高めですが、日本人が信頼と安心で選ぶならJAL、ANAの2択です。
• ◎日本後対応が少し劣りますが、タイのフラッグキャリアであるタイ国際航空も安心ができます。
• 〇フラッグキャリアとＬＣＣの中間のサービスや価格を選ぶならZIP-AIRです。
• △価格で選ぶならタイ・エアアジア X、タイエアアジアです。

価格の安い格安航空券には、複数の航空会社を組み合わせ、一方を直行便として利用するチケットもあります。正直なところ、価格が日々変動する格安航空券は扱いが難しく、不安要素も少なくありません。 さまざまな意見があるかと思いますが、Shizengateでは「子どもと行く海外旅行」では直行便を選ぶことを基本方針としています。 また、上記5社のいずれを選ぶにしても、予約は必ず 航空会社公式サイトからの直接購入、もしくは 信頼できる日本国内の旅行会社の窓口で行うことを強くおすすめします。 現在は多くの航空券予約サイトが存在し、確かにさまざまな航空会社を比較して安価な航空券を購入できる便利さがあります。 反面、変更・キャンセルができない、航空券が発券されない、問い合わせに返信がないといったトラブルも数多く報告されています。 さらに、日本語で表示されているとはいえ、これらの予約サイトの多くは海外大手旅行会社が運営しているため、サポート対応に不安が残ります。 そのため、異論はあるかと思いますが、Shizengateでは「子どもと行く海外旅行の航空券」を航空券予約サイトで購入することは推奨していません。

• △ 1. 安全性と信頼性
  日本航空の子会社のため、運航や安全基準はJALベースになっているため問題なし。 但し、LCCの性格が強く事故時の補償範囲、航空券に対するサービスはすべて有償サービスの選択となっいるためフルキャリア航空会社ほどのサービスはありません。
• 〇 2. 日本語対応の有無
  日本の航空会社のため日本語対応は問題ありません。
• △3. 運行ルートとスケジュールの利便性
  1日1便もしくは時期により１日２便があります。遅い行きのフライトが成田出発17:00でバンコク到着が22:00前後になります。そのため、バンコクに遅い夜中に到着するためホテルなどや移動方法に気を付ける必要があります。 また、帰りの夜便は、バンコク出発23:10で成田到着が朝の7:30前後になりますので、機中泊になります。フライトの時間選択により全体スケジュールの検討が変わります。
• ◎4. 料金とキャンセル・変更規定
  料金は、基本安価ですが気hん範囲が低く抑えられています。フルキャリアよりも安価で海外のLCC航空会社よりも少し高い費用感です。 個人的には、安価な航空券料金と思います。 キャンセルと変更は可能ですが、追加の有料サービスになり追加した場合は、フルキャリアサービスの航空会社とほぼ同等になります。 荷物の初期設定重量も機内1個＋預け荷物1個で合計7kgになりフルキャリア航空会社よりも低い設定です。 23kgまで追加してもフルキャリア航空会社よりも安価になります。
• △5. アライアンス（提携）やマイレージ制度
  ZIP-AIRは、航空アライアンスには加盟していません。 しかしながら、JAL（日本航空）と提携しており、JALのマイルとZIPAIRのポイントを相互に交換できます。 ZIPAIRには独自のマイレージ制度はなく、「ZIPAIR Point Club」というポイントプログラムがあり、JALマイルのほか、PontaポイントもZIPAIRポイントに交換可能です。
• 〇6. 子ども連れに優しいサービス
  ZIP-AIRは、0～6歳の子ども向けサービス「U6」サービスがあります。 内容は、「6歳以下の子どもに「U6 Standard」運賃を用意」、「幼児（0～2歳未満）の子どもに必ず座席を確保しBaby Safety Seat（チャイルドシート）を用意」、「0～6歳までの子どもは、必ず大人と隣同士の座席を確保。0～6歳までの子どもの隣席は、事前座席指定料が無料」です。 6歳以下の子ども向けですが、ありがたいサービスです。航空アライアンスには加盟していません。

今回の家族旅行の予算は60万円と決して少額ではありませんが、4人家族の海外旅行としては大きな予算とも言えません。 もし、もう少し余裕があれば、迷わずJALかANAを選んでいたと思います。 日本国内の信頼できる旅行会社を通じて、JALやANAの格安航空券を購入するのも一つの選択肢ではあります。 ただし、4人分の航空券は予算の中で最も大きな支出項目となるため、費用を抑える必要があります。 その結果、直行便がある ZIPAIR もしくは タイ・エアアジア X が候補となりました。 両社とも公式予約サイトがあり、購入手続きに問題はありません。 価格面ではタイ・エアアジア Xがより安価でしたが、飛行機の大きさ（座席の広さ）、オプションの豊富さ、そして何より「日本のLCC」であるという安心感からZIPAIRに魅力を感じました。 さらに、タイ・エアアジア Xは昔のバンコク空港おおドムアン空港,ZIP-AIRは今の主流のバンコク空港であるスワンナプーム国際空港を利用しているのも大きな利点でした。 実際、これまで何度もZIPAIRで東京〜タイ間を利用していますが、大きな問題は一度もなく、確かに問い合わせ対応に時間がかかることはあるものの、航空券の変更や手続きで困ったことはありませんでした。 以上の理由から、今回の旅行もZIPAIRを選ぶことにしました。

飛行機の航空会社は、「ZIP-AIR」に決定。

• 〇 勤務先の休暇取得の可能性が高い期間
  会社の夏季休暇取得期間が7月1日～9月30日の間であったので問題なし｡
• 〇 勤務先の繁忙期、休暇の影響が最小限に抑えることができる期間など
  影響が少なくなるように、1ヶ月前より仕事を調整｡
• ◎子どもの学校の授業日・行事・テスト期間など
  子どもの夏休みが2人とも、7月21日（月）～8月24日（日）であったので問題なし｡夏ゼミのような講習もなし。
• ◎家族それぞれの予定（習い事や受験・イベントなど）
  必須の予定がなかったので問題なし｡
• ◎ 直行便と乗継便で所要時間と体力負担が違う
  直行便がある｡
• ◎ 航空券の価格が日によって大きく異なる
  仮設定期間よりも31,600円安価になり満足できる価格となった
• ◎ LCCなど航空会社により価格が大幅に違う
  ZIP-AIRを選択し最低限のオプション追加で適切な価格になった。
• ◎ 代理店購入は、手数料がかかる場合がある。
  ZIP-AIRの予約サイトからダイレクトに予約を実施し、予約の手数料はなし。

旅行期間は、7月29日（火）～2025年8月月8日（金）の10泊11日に確定。