海藻の種類が日本一の茨城県 大洗海岸で磯遊び

生息する海藻の種類が日本一を感じる大洗海岸での磯遊びは、海藻と磯の生き物を観察をするには絶好の場所。大洗海岸にある大洗海水浴場は、安心して子どもと楽しめる。

大洗町にある大洗岬からアクアワールドまでの約3kmにわたって続く海岸が大洗海岸。磯遊びが楽しめるのは、南側の大洗海水浴場。平らな岩盤に多くの貝や海藻がついているのが特徴。海藻の中を好む生き物が多く観察できる。今回は7月上旬なのだが、磯は春の磯を感じさせるアメフラシのオンパレードだった。

大洗海岸(大洗海水浴場)で磯遊びを楽しむ(2017/07/08:大潮 干潮時 晴れ)の画像01

大洗海岸(大洗海水浴場)で磯遊びを楽しむ(2017/07/08:大潮 干潮時 晴れ)

大洗海岸は、大洗町にある大洗岬からアクアワールドまでの約3kmにわたって続く海岸で、レキ岩が岩礁状に露出している間に砂浜がある。大洗海岸は、本ホームページの海岸ロケーションガイドの茨城県 大洗海岸(大洗海水浴場)で紹介している。大洗の自然を活かした体験教室を開催するNPO法人・大洗海の大学などもあり茨城県内では磯遊び場として人気がある。磯遊びができるのは、南側の大洗海水浴場。大洗海水浴場は、さらに南側にある有名な大洗サンビーチとよく比較されるのだが、大洗サンビーチは長い砂浜が続く壮大な海水浴場で大洗海水浴場は、磯遊びの磯の中に海水浴場がある感じだ。岩と岩に囲まれた大洗海水浴場は、透明度も高く、干潮時には岩場に多くのタイドプールができカニやヒトデ、ヤドカリなどを捕まえることができ、小さな子どもたちも楽しめる磯。 とがった岩が少ない磯なので、比較的安全な磯遊びができる。ただし、海藻で滑りやすい場所が多いので気をつけたい。また、カニなどは岩のすきまに入ってしまうので、カニ釣りなどでカニをGetし観察を楽しむのもひとつの方法だ。

海藻が多い大洗海水浴場の画像02

海藻が多い大洗海水浴場

平坦な岩が続く平礒の画像03

平坦な岩が続く平礒

ムラサキイガイが岩にびっしりの画像04

ムラサキイガイが岩にびっしり

海岸に浅い小さな湾ができるの画像05

海岸に浅い小さな湾ができる

さまざまなタイドプールができあがるの画像06

さまざまなタイドプールができあがる

天然プールでの磯遊びの画像07

天然プールでの磯遊び

南側には小高い岩もあるの画像08

南側には小高い岩もある

まるで磯遊び専用海岸のようの画像09

まるで磯遊び専用海岸のよう

カジカの仲間の判別

今回、海藻を網ですくったら多くのカジカの仲間が網に入った。正直、何カジカか現場ではまったくわからず帰宅して調べてみた。カジカの仲間はどれもこれもが似ていて素人の私には判別が難しいのだが、カジカの仲間であることは確かだ。間違っているかもしれないが、その判別の根拠を紹介してみたい。間違っていたら投稿してください。

※下の画像は、クリックすると画像が拡大表示されます。

キヌカジカの判別

ニセクロナマコのキュビエ器官の画像10

図鑑やインターネットで調べたところ写真の魚の候補は、アナハゼ、ニジカジカ、キヌカジカ、アヤアナハゼの4種に絞られた。写真で見ると「ニジカジカ」に似ていたのだが、「ニジカジカ」の特徴の一つに頭部背面の皮弁が房状ではなく棒状であることと、岩手県・島根県以北やオホーツク海と寒い海にいるとのことで没。次の候補の「アヤアナハゼ」も、写真で見る限り非常に似ていた。ところが「アヤアナハゼ」の特徴に第1背鰭の第2棘と第3棘が他の棘よりも長いことに引っ掛かり没。次に「アナハゼ」。「アナハゼ」の特徴の、吻の先が細く鋭いで何かが違うと困惑。違うカジカの仲間を調べていたら「キヌカジカ」を見つけた。写真からみた外観は、ほぼ同一。「キヌカジカ」と「アナハゼ」の大きな違いのひとつに吻の形。「アナハゼ」は、先が細く鋭い、「キヌカジカ」の吻は丸いとのことで、ほぼ「キヌカジカ」に決めた。沿岸岩礁域やタイドプールに生息し体色、生息地もほぼ一致し、さらに以下の3点の特徴も一致するので、キヌカジカだと思う。

生き物の説明は、こちら
背鰭の特徴の画像11

背鰭の特徴

「キヌカジカ」は、第1背鰭の前部が高く欠刻(きれこみ)があり、第2背鰭とは鰭膜で連続しない特徴をクリアしている。「アヤアナハゼ」の特徴と大きく相違した部分。

皮弁・鼻棘の特徴の画像12

皮弁・鼻棘の特徴

「キヌカジカ」は、眼上部に房状皮弁があり後頭部にも小さい皮弁を持つとの特徴もクリアしている。また、吻は丸く短く、鋭い鼻棘があることもクリアしている。

尾鰭の特徴の画像13

尾鰭の特徴

「キヌカジカ」の尻鰭は斜線。

クロヘリアメフラシの背中の殻

クロヘリアメフラシの画像14

クロヘリアメフラシは、5月上旬から初夏にかけて日本各地の干潮線付近の岩礁地帯に普通に見られる小型のアメフラシ。背中にしっかり殻を見ることができた。アメフラシ科属が、外見上貝殻が退化し軟体動物であることがわかる。4本の触覚の内頭の触覚下の小さな粒の様な点が眼。(黄色の円部分)

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ホシゾラホンヤドカリ

ホシゾラホンヤドカリの画像18

磯で多く見る一つのヤドカリ。ヤドカリと一言言えども多くの種類のヤドカリがいる。住みかにしている貝で判別できないので、貝からヤドカリを取り出して判別するのがいい。このヤドカリは、触覚が赤いのでケアシホンヤドカリもしくはホシゾラホンヤドカリポイントは、あしにある斑点で、白っぽい斑点があったのでホシゾラホンヤドカリだ。

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見かけた主な磯の生き物

※下の画像は、クリックすると画像が拡大表示されます。

ショウジンガニの画像15

ショウジンガニ

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ヒライソガニの画像16

ヒライソガニ

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岩にへばりつくイトマキヒトデの画像17

岩にへばりつくイトマキヒトデ

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ミズヒキゴカイの画像15

ミズヒキゴカイ

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ヨロイイソギンチャクの画像20

ヨロイイソギンチャク

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アメフラシとアメフラシの卵の画像21

アメフラシとアメフラシの卵

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