先のページ「アユタヤ_Part.2」でご紹介した通り今回は遺跡と寺院で11ヶ所を巡りました。雨季でもありあまり天気はよくありませんでしたが、十分なアユタヤ観光はできたかと思います。 また、コロナ後の時期でもありおそらく本来の混雑ではなかったように感じますが、それなりに海外からの観光客も多く見られました。
これから、巡った順番で見学した遺跡や寺院を紹介していきたいと思います。

巡ったアユタヤの場所(3)

⑧ワット・パナンチューン
　(Wat Phanan Choeng)

アユタヤで最も大きな仏像ルアンポートー（Luang Pho Tho）

8番目に巡ったのは、ワット・パナンチューン(Wat Phanan Choeng)です。 ここは、海外旅行者が多い場所ではないのですが、レンタルバイク屋の人が行くと面白いよとのことで巡ってみました。ここはバイクで、7番目のワット・ヤイチャイモンコンから西側に10分程行った場所にあります。 ワット・パナンチューンは、アユタヤが首都となる26年前の1324年に建てられた歴史ある寺院です。幾度となく繰り返されたビルマ軍の破壊から奇跡的に残った寺院で、縁起がよい寺として今も多くの人々の信仰を集めています。 見どころは、本尊である高さ19mの黄金仏「ルアンポートー（Luang Pho Tho）」でアユタヤで最も大きな仏像です。 黄金仏の座像を安置している中国風の装飾で飾られた堂内に、タイ様式の他の寺院とはまた違った魅力が感じられます。 境内は広く寺院のある場所がチャオプラヤー川とパーサック川が交わる地域のため、川に魚を放流するタンブン(徳を積む)を行うには絶好のポイントで多くの参拝者が訪れます。

入口から多くの仏像がある

中国風を感じる

大仏像の周りの仏像

仏像の周りにもきらびやかな仏像群

巨木の廊下

花のロウソクを浮かべるお供え

⑨ワット・チャイワッタナラーム
　(Wat Chai Wattanaram)　★必見★

多くの人で賑わうワット・チャイワッタナラーム

ワット・チャイ・ワッタナラームのライトアップ

9番目は、いよいよ1日目最後の遺跡ワット・チャイワッタナラーム(Wat Chai Wattanaram)です。 この寺院は、アユタヤ遺跡群の中で一番美しい寺院遺跡と言われ人気があります。 ワット・チャイワッタナラームは、チャオプラヤー川沿いに1630年に建立された寺院で、緑豊かな場所にあり多くの人を魅了しています。 この寺院は、アユタヤ王朝の滅亡まで、王室寺院として王の法事を執り行う場所として存在した歴史と格式があります。 カンボジアのアンコールワットに似たクメール建築であることから、カンボジアとの戦いの勝利を記念して建立されたと言われています。 四角い境内の中央に高さ35mの主塔があり、四方に4基の塔堂（プラーン）、その周りに回廊が取り巻くというアンコールワット様式です。 他の寺院と同じようにビルマ軍の攻撃により寺院は破壊され、仏像の頭部はこぞって切り落とされていますが、1987年に改修され美しい寺院遺跡となっています。 特に、チャオプラヤー川に映る仏塔の姿は必見で、とくに風のない晴れた日は鏡のように反転した景色が映し出されとのことです。 また、ワット・チャイワッタナラームはタイ衣装で写真を撮影する場所としも人気があり、多くのタイ人の人がタイ衣装をまとい写真を撮っていました。 2018年で最もヒットしたドラマ「ブッペーサンニワート/บุพเพสันนิวาส（Love Destiny/運命のふたり）」のロケ地で2018年以降は特にタイ人の観光客が急増しているとのことです。 そして、夕暮れ時やライトアップでの姿はまたひと味違う雰囲気を演出します。（今回は、雨でよるライトアップ時には、中に入りませんでした。）。 ワットチャイワッタナラームは19時〜21時の間にライトアップされます。

主塔を囲む回廊

仏塔表面のレンガの積みが美しい

仏塔周辺回廊の仏像も頭部がない

回廊沿いに多くの頭部分がない仏像

角にあったプラーンの仏像

主塔の周りに4基の塔堂がある

頭部分がない仏像が高台にも

頭部分がない仏像郡

頭部がある仏像も

入口右前からの様子

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