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キャンプの雨対策

キャンプの雨対策の画像1301

雨の日のキャンプ、ほとんどのファミリーキャンパーは好きになれないと思う。雨の日のキャンプを楽しめる人もいるかと思うが、私は雨の日のキャンプが好きではない。 しかしながら雨男の私は、キャンプをすると半分(50%)の確立で雨に降られてしまう。1泊キャンプが少なく、数泊のキャンプが多いので雨に出会う確立も高いのだろうが、半分の確立で雨に降られるのはいかがなものかと思う? いづれにしても、私が体験する雨は1日降り続ける雨ではなく、夜になって降る雨が多い。まぁ~キャンパーとしては何らかの雨対策を身につけておいて損はないと思うので、ここでいくつかの「キャンプの雨対策」を紹介したい。 雨キャンプを避けるのならば、天気予報を見てキャンプをする日のほとんどが雨ならば基本、キャンプをキャンセルする勇気が一番の対策であることは、言うまでもない。

キャンプの雨対策には、どんなものがあるのか?

私も、雨の中の撤収や大雨の中で1日中キャンプをした経験があるが、キャンプのすべてを雨の中で過ごした経験はない。キャンプ日がほとど雨の場合は、必ずキャンプを中止する。ここで紹介する「」は、やむなく雨が降ってきてしまった場合や雨が降りそうな場合の対策を紹介していきたい。 一般的に言われている「キャンプの雨対策」を、Shizengateなりに考えてみた。

キャンプの雨対策とは?
タープの利用

Shizengateでの雨対策の基本は、タープの利用だ。タープは、ウイング、ヘキサゴン、レクタングラーなどがあるが、雨対策に最適なのは「レクタングラータイプ」。 しかし最近では、設置のしにくさやサイズが大きいので「レクタングラータイプ」は、敬遠されはじめている。今では、設置がしやすい「タープテント」、「スクリーンタープ」そしてテント連結ができる「シェルター」に人気が集中している。 Shizengateでは、「レクタングラータープの利用」を雨対策とする。

ペグ抜け防止

雨対策と言えば私は、この「ペグ抜け防止」が、どのキャンパーにも当てはまる対策だと思う。Shizengateでは、「ペグ抜け防止」を雨対策とする。

テントへの浸水対策

最近のテントは、昔に比べれば防水性も高まり、嵐などの強雨や長時間の降雨を除けば、多少の湿りや濡れがあるにしても雨が滴り落ちることはない。 テントへの浸水対策で考えられるのは、防水スプレーの塗布やほころびの修理など、日常のメンテンスとグランドシートの利用だろう。グランドシートは、テントサイズより少し小さめの方がいい。 テントより大きいグランドシートやシート周りが立てられるシートもあるが、雨がたまってしまえば逆効果だ。

テントの廻りに、雨水が流れる溝を掘る

以前、オートキャンプ場がない布テント時代に、この対策を教えられた覚えがある。区画割がある最近のオートキャンプ場では、もはや必要のない対策だと思う。 フリーサイトでは、有効になる時もあるが後始末が大変だし、溝を掘ることより水はけが良いサイトを選別することがが雨対策になる。

雨具の準備

カッパ、レインウェア、傘は、事前に準備しておくこと。当然と言えば当然か。私のキャンプ用品箱の中には、いつもカッパと傘が入っている。また、雨の時にたたんだテントやタープを入ることができる大きなビニール袋を、事前に用意しておくと便利。水を吸収する新聞も役立つ。

増水しそうなサイトを選ばない

増水対策は、主に川岸サイトだろう。基本中の基本かもしれない。

以上のようなさまざまな「キャンプの雨対策」があると思うが、Shizengateでは、「」と「」を取り上げてみたい。

レクタングラータープの利用による雨対策

雨対策に便利なレクタングラータープ 雨対策のポイント

レクタングラータープでの雨の通り道の画像1302

レクタングラータープは、自由に形を調整することができ、その大きさにより雨からさまざまな物を守ることができる。テント、リビング用品(②)、バーベキューコンロ(③)、焚き火台(④)などタープの下に置くことにより、雨に濡れないようにすることができる。 また、雨の中での撤収や設営をタープの下でやることにより雨に濡れる作業が軽減できる。

勾配をつけたタープでも、雨水の重みでたわみ、雨水が溜まる事がある。 このようなことがないように、写真の①のようにタープの一部分を低くしロープで雨水の通り道を作ること。 背の高いポールを利用し、タープを押し上げたり、一部のポールを倒すことも、雨水の通り道をつくる手段。要は、雨水が溜まることなく雨水の流れる道を作ってあげることが、タープでの雨対策の重要なポイント。「レクタングラータープ」は、雨対策になくてはならないひとつだ。

いつでも雨対策ができるための準備ロープの画像1303

雨が降りそうな時は、左の写真の①、②のようにタープ設営時より雨水の通り道がいつでも確保できるように、雨水の道り道用のロープをタープに結んで置くと便利だ。雨が降ってきたら、これらのロープをペグダウンするだけで、すぐに雨対策ができる。 準備して置くロープの位置は、タープ設置の形状に合わせて準備しておけば良いと思う。

タープでの雨対策は、一にも二にもロープなのだ。ロープの掛け方、たるみ具合などでタープに溜まる雨水を逃す道をつくる。これがタープでの雨対策の基本。 さらに、雨が振りそうなときには使わないロープをはじめからタープにつけておくのが便利。寝るときに雨が降っていなくとも雨対策としてロープで雨水が逃げる道を 作っておいてから寝るのも対策のひとつだ、これはテントなどにも応用できる。

雨水の通り道用ロープの例

ポールなしダイレクトの画像1304

ポールが高すぎて雨の通り道ができにくい場合は、ポールを取り、タープにダイレクトにロープを結びタープの雨水が流れる傾斜をつくることも手段の一つ。

ロープを結ぶ位置も様々の画像1305

雨水の通り道用ロープは、タープ上の雨水が流れる傾斜ができるのならば、どこに結び付けてもいい。ケースバイケースなので腕の見せどころだ!

予測通り、夜に雨が降るの画像1306

昼間は降っていなかった雨が、予測通り夜になって降ってきた。雨水の通り用ロープを事前に結び用意しておけば、急に雨が降ってきても対応できる。

ペグ抜け防止

石によるペグ抜け防止 雨対策のポイント

石による「ペグ抜け防止」の画像1307

雨が降ると、サイトの地盤が緩みペグが抜けやすくなる。特にタープのペグは、ロープとペグ間のテンションでタープを支えている。このペグが抜けるということは致命的。 ペグ抜け防止策には、ペグへのロープとは別に雨水の通り道用ロープを結び、ペグへの雨水を減らす方法があるが、効果が低い場合がある。ここは、思いきって、ペグの上に重い石などを置いてペグが抜けないようにすることが「ペグ抜け防止」に役立つ。


【広告】Snow peak
ソリッドステーク30

いろいろなペグを利用してきたが、スノーピークソリッドステークスは、やはり強力だ。サイトが硬い場合や雨などで緩んだ地盤でも、しっかりペグダウンができる。邪道だが、スノーピークソリッドステークスはサイト面に簡単に打ち込める。ペグが抜けなくなったり、ロープを切ってしまうこともあるのだが固定強度は最強なので、雨による地盤の緩みには強い。 ペグの抜き方は、少しテクニックだが、本ホームページの ファミリーキャンプ(14) ペグとハンマーで紹介しているので参考として欲しい。

キャンプ知識を得るのに役立つ本