ビーチコーミング(3):冬の三戸浜海岸(3)の表紙イメージ画像

どんな貝が拾えるのかなぁ?Part.2

新聞で洗った貝の水分を取るの画像08

三戸浜海岸で拾った貝を洗う

三戸浜海岸で、今回拾ったさまざま貝を紹介する。割れた貝などもあるので想像豊かにして、何の貝だか当ててみたい。これがまた、「ビーチコーミング」の楽しみでもある。 「ビーチコーミング」では、一見「がらくた」や「ごみ」のように見えるものでも、もともと何であったかを想像することが「ビーチコーミング」の遊び方でもある。 いろいろ想像してみて楽しい世界を見つけて欲しい。

拾った貝たち

ほとんどの貝が、海岸への打ち上げ貝で、表面や貝自体がかなり摩耗していて、表面の模様などがすっかりなくなってしまっているものが多い。 また、色なども変色したものも多く、判別は素人ではお手上げ・・・・しかし、判別予測をしてみようかなぁ??Part.2

アカフジツボの殻の画像01

今回は、この「アカフジツボ」野からがとても多く浜辺に打ち上がっていた。北海道南部から琉球列島まで生息している。外洋に面した岩礁やブイ、定置網などに付着するので漁師からは嫌われるが、「ビーチコーミング」の拾い物としてはおもしろい。 赤くてつやつやしているので貝クラフトの材料としてはアイデアひとつでおもしろい材料になる。

クロフジツボの殻は空洞の画像02

これは、「クロフジツボ」野からを底から見たところ。フジツボの殻には小さな空洞がいくつもあることがわかる。普段は、岩にへばりついているのでフジツボの殻の構造はわからない。 この多数の小孔は、真夏の干潮時に太陽に照りつけられ高温になることから身を守るための断熱構造と海水を噴出し、気化熱で体を冷やすためにも役立つ。

「イモガイ?」or「マガキガイ?」の殻の画像01

「イモガイ?」それとも「マガキガイ?」。猛毒をもつ「イモガイ類」と無毒の「マガキガイ」。本来ならば、殻口外側の殻底に近い部分が一ヶ所半円形に切れこみ、外側へめくれているのが「マガキガイ」らしいが、浜辺に打ち上げられているので、そこの部分は判別不可能。 いづれにしても魅力ある貝の形だ。

巻貝 名称判別できず?の画像02

これは、巻貝であることは確かなのだが、「ミクイリガイ」の可能性が高いがのだが?この貝の巻くような波線がポイントだと思うが?判別つかず。残念。

「サザエ」の殻の画像01

これは、だれでもわかる「サザエ」。おそらくトゲがあるサザエだと思うが波や砂地などで削れて閉まったのだろう。「ビーチコーミング」の採集でおもしろいことは、写真のようなサザエの中が見えること。サザエの中は、クルクルと回っているのだと言うことがわかる。

「アワビ」の殻の画像01

これは、有名な「アワビ」の殻。ミミガイ科の貝で、大型になる種を「アワビ」、小型の種を「トコブシ」と呼ぶこと多い。日本産の種類は、殻に開いた孔の数で区別でき、4~5が「アワビ」、6~9が「トコブシ」。日本の市場でも、アワビの若い個体を「トコブシ」として販売している。 写真は、大きなものが5個なので「アワビ」だ。手前の小さく6個なので「トコブシ」だと思う。