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遊び場 公園・施設⑳:観音崎自然博物館

観音崎自然博物館(観音崎):家族で楽しめる貴重な自然観察会が多い博物館施設

観音崎自然博物館の全景01

観音崎自然博物館の全景

観音崎自然博物館の正面玄関の画像02

観音崎自然博物館の正面玄関

観音崎自然博物館は、県立観音崎公園の中にあり豊かな森と東京湾の岩礁海岸に囲まれた博物館。博物館周辺の豊かな海と森の自然を野外展示として位置づけ、さまざまな自然観察会が開催されていることが特徴。ここの自然観察会は、「磯観察」「海藻観察」「ウミホタル観察」「クサフグの産卵」など海に関する観察会が多く、家族が安く気楽に参加できる。Shizengateホ-ムページでは、「海藻観察会」のようすを「海藻観察会に参加しよう」で紹介している。観音崎自然博物館の展示室は、1Fのみの展示エリアで規模は大きくない。館内には、観音崎にある海藻・コケ・シダ・季節の花々・草本・木本・磯の生物・昆虫・両生類・爬虫類などを標本もしくは生きている状態で展示している。博物館には、東京湾を見渡せる庭があり、一部が展示テラスになっている。この展示テラスに、タッチプールがあり生きたタコ・ウニ・ヒトデ・ナマコ・カニ・魚などに触ることができる。また、生きた二枚貝に卵を産みつける天然記念物のミヤコタナゴの展示には力を入れている。 増殖したイソギクやハマナデシコなどの海岸植物を公園内に植栽している。観音崎周辺の自然を理解できる唯一の博物館だと思う。 入館料は、大人400円、高校生300円、小人(小中学生)200円、幼児100円と手ごろな価格だ。レストランも併設されており、観音崎観光の休憩場所としても使える。駐車場は、目の前に県立観音崎公園の第5駐車場がある。有料期間は、1月1日~1月3日(毎日)、1月4日~7月19日(土日祝/ゴールデンウィーク中の平日)、7月20日~8月31日(毎日)、9月1日~12月31日(土日祝)以外の平日は無料だが、有料期間は、普通車が560円/1日、7月~8月は890円/1日となり時間制ではない。逆に観光季節は、ほぼ毎日が有料だ。博物館の見学は、1時間もかからないので駐車場に停めて観音崎周辺を1日かけてゆっくりと遊ぶひとつとして、この観音崎自然博物館を取り込めばいいと思う。

併設のレストラン「MATERIA]の画像04

併設のレストラン「MATERIA]

冬のすいせんと海が囲むの画像05

冬のすいせんと海が囲む

観音崎自然博物館の館内マップ

観音崎自然博物館の館内マップの画像03

観音崎自然博物館の館内マップ

出展:観音崎自然博物館「森と海と人」パンフレットから

観音崎自然博物館の館内は、大きく7つのテーマ展示室からなる。館内の入り口に入ると受付がありそこで入館料を支払う。エントランスホールにはいるとまず目に付くのは大きなミヤコタナゴの水槽だ。単に見れば小さな川魚ようなミヤコタナゴがたくさん泳いでいるだけなのだが、天然記念物の白ミヤコタナゴなどが生きた貝に産卵する貴重な瞬間が見れる貴重な水槽なのだ。ほとんどの展示が標本なのだが、第3室には小型水槽があり生きた海の生き物を見ることができる。また、第6室には、さまざまな海藻が生でプレートの中にあり、海岸で見れる海藻の種類の名称を理解することができる。観音崎自然博物館の展示は一見、興味をそそるような展示がなくつまらないようにも思えるが、展示されているものの中には、貴重なものも多い。今回私たちは、生きた「ヒョウモンダコ」と「ダンゴウオ」を見に行った。生きた「ヒョウモンダコ」と「ダンゴウオ」を真近かで見れる機会は多くはない。

各展示エリア

ミヤコタナゴ水槽と受付の画像06

ミヤコタナゴ水槽と受付

観音崎自然博物館の研究の中心的存在「ミヤコタナゴ」の水槽が最初に目に入ってくる。たくさんの「ミヤコタナゴ」が泳いでいる。
ミヤコタナゴの生態説明の画像07

ミヤコタナゴの生態説明

ミヤコタナゴの生態観察水槽には、多くのミヤコタナゴが泳いでいるが、絶滅危惧IA類に属する日本国指定の天然記念物の貴重な小型淡水魚だ。
東アジアのタナゴの画像08

東アジアのタナゴ

日本以外のタナゴも展示されている。タナゴに興味がある人には、この水槽が貴重な水槽であることがわかるのだろう。
第1室の展示の画像09

第1室の展示

第1室の展示は、海の研究の歴史や生命の誕生とヒトの進化と水の関わりがテーマになっている。
第2室の展示の画像10

第2室の展示

第2室の展示は、海と漁業、東京湾の自然、漁業の変遷がテーマ。東京湾に上がったサケガシラの標本(写真の一番右)が目を引く。
第3室の展示の画像11

第3室の展示

第3室の展示は、海の生態と観音崎の磯の生物のコーナー。いくつかの水槽があり、生きた海の生き物を見ることができる。
第4室の展示の画像12

第4室の展示

第4室の展示は、生物の進化、無脊椎動物から脊椎動物の進化、生物の体の仕組みがテーマで、海の生き物の標本が多く展示されている。
第5室の展示の画像13

第5室の展示

第5室の展示は、つくる漁業・栽培漁業の現状・栽培漁業の未来がテーマ。漁業で利用する道具などが展示されている。
第6室の展示の画像14

第6室の展示

第6室の展示は、観音崎の自然と歴史、海藻から陸上植物までを活展示、観音崎の昆虫やカニ類,動物、たたら浜横穴古墳の出土品の展示。
タッチプールの画像15

タッチプール

テラスにあるタッチプール。ヒトデなどに触れるのだが一番は生きたタコ。タコ壺にいるタコの吸盤の威力を手で感じることができる。
海をが見える庭の画像16

海をが見える庭

館内の裏は芝生の庭になっていて海を見ながら休める。この庭からは、東京湾を往来する大型の船が見えシップウオッチングが楽しめる。
博物館沿いにある海岸の画像17

博物館沿いにある海岸

博物館の横には海岸があり、ビーチコ-ミングなどの海遊び画できる。博物館裏手は磯になっていて、磯遊びや磯観察会などが行われる。

アイコン1の画像観音崎自然博物館のホームページ


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