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メークローン鉄道市場

宿泊したKohchang7 GuestHouseのレストランから見る夕日

メークローン鉄道市場(タラード・ロム・フッブ)
Mae Klong Railway Market (Hoop Rom Market)

は、バンコクから80キロ車で1時間半程度のサムット・ソンクラーム県メークロン駅近くにある庶民の生活を支える市場です。 メークローンという名前は、市場がタイ国鉄のメークロン駅(Maeklong Railway Station)の横に展開されていることに由来しています。 この市場は、約200メートルほど続きますが、市場のど真ん中と言うより市場の中を列車がスレスレに通って行くと言う世界でも珍しい光景でクレイジーな場所で、今やバンコク近郊の観光地として人気が高まっています。 列車の通過時刻が近づくと市場は観光客で溢れかえり大混雑がおきます。 この市場の別名が、「タラート・ロム・フッブ(傘をたたむ市場)」とか「シアンタイ(命がけ)市場」とも呼ばれています。 これらの別名は、線路脇で商売をする人たちが列車が行き交う時(1日7~8回)に、店の屋根であるテントやパラソルをたたんで列車を通し列車が通り過ぎると再びテントやパラソルを広げて行くという凄まじい動きが見れる場所です。 このようになったのは、1984年頃からと言われていて世界でも珍しいワクワクする光景が見れます。 このメークローン鉄道市場のみの観光も良いと思いますが、車で20分~30分ほどの所にがあるのでこの2ケ所をセットにしてもいいかと思います。

メークローン鉄道市場の行き方

メークローン鉄道市場は、車(自家用車・レンタカー・タクシー・他)、ロットゥ(小型バス)、列車、ツアーで行けます。メークローン鉄道市場を列車から見るという列車派も人気のようです。列車の場合は、バンコクから直接行けないので乗り継ぎをします。)
今回私は、メークローン鉄道市場へ自家用車で行きました。自家用車で行く場合は、いつもの事なのですが、列車通過時間の前後時間帯は駐車場が大変混みます。 メークロン駅の近くに駐車場があるのですがすぐにいっぱいになってしまい周辺の道が大渋滞になります。私は、いつも駅から少し離れた場所の駐車場を利用しています。 メークローン鉄道市場まで徒歩5分程度です。参考に地図上に赤マークをしましたので、気になる方は地図を拡大してご確認ください。

列車との近さが信じられない・・・世界の珍景だ!

メークローン鉄道市場での、市場の人達の動き、列車との近さは・・・想像を絶するものがあります。 世界の珍景と言われるほど、ワールドワイドでもほぼ見れるないのではないかと思います。
写真を見てこの迫力を感じ取ってください。

列車が来る前の市場

列車が来る前の市場

店の人達がたたみはじめた!

店の人達がたたみはじめた!

あっという間にこの姿

あっという間にこの姿

列車が見えた

列車が見えた!

本当かよ!

本当かよ!

嘘だろう!

嘘だろう!

これ異常だ!

これ異常だ!

こんなの有り!

こんなの有り!

すぐに戻し作業

すぐに戻し作業

メークローン鉄道市場のようす

メークロン駅 メークロン駅

メークロン線は、このメークロン駅(MaeKlong Station)とバーンレム駅(BanLaem Station)を結ぶ長さ約50kmの単線鉄道でディーゼル列車が約1時間で両駅をつなぎます。 線路沿いには、塩田やマングローブなどの湿地帯が広がり田舎の風景が望め、運賃は大人一人10バーツ(約35円)と安価です。この列車旅を好む旅行者もいます。 メークロン駅内には、いくつかの飲食店やお土産屋があります。列車の時刻表もあります。 事前に時刻情報を得る良いWebサイトが正直わからないのですが、参考にTRAIN36.COM を上げておきます。

線路横のカフェ 線路横のカフェ

メークローン鉄道市場は、魚や肉などの生鮮食品が中心の市場です。日本では見られない生鮮食品を見ることもできます。 魚を目の前で手際よく捌いているようすは、日本人には貴重かと? 市場には、ところどころに軽食やドリンク、雑貨品などを売る店があります。 電車が来るまで、ココナッツやマンゴジュースなどのタイらしい飲み物を飲んで待つのも良いのかもしれません。 ただし、電車が来ると人がゴッタガエシます。

近すぎて恐怖 近すぎて恐怖
列車からも記念撮影 列車からも記念撮影
この列車動いているのか? この列車動いているのか?
線路上だとは思えない 線路上だとは思えない
なぜ、ここに市場が?

メークローン鉄道市場は、タイ人からも驚く場所だと言われています。 なぜこのような市場が誕生したのか?が疑問になりいろいろと調べてみました。 結論からさきに言うと、人々が勝手に家を建て始めたとのことです??? 現在のメークローン鉄道市場の場所で商人の人たちが商売を始めたのは1984年頃です。 1905年、サムットソンクラーム県で生産された海産物や農産物を都心へ輸送するために民営のメークロン鉄道が開業されメークロン駅(Maeklong Railway Station)ができました。 その後、数人が線路沿いに勝手に家を建て始めたことが始まりだったとのことです。 線路脇で家が建てはじめられたのは、民営だったメークロン鉄道が戦後1946年に国有化されタイ国鉄になったことと地元の人々の貧困問題が挙げられるとのことです。 途上国では、鉄道が国有化され鉄道沿線の土地が政府の所有なると、普通の場所に家を建てられない貧しい人々が鉄道沿いに勝手に家を建てる傾向がありました。 さらに、国は鉄道沿いに住む人々を簡単に強制立ち退きさせられないという事情も重なり黙認がされたとのことです。 このような背景の中でメークローン鉄道市場は、タイの「観光資源になった」と言う点で意外な展開だったのかもしれません。 メークローン鉄道市場は、危なくないとの考えもあるようですが本当かなぁ?
いづれにしても、個人的にはこの珍景が続いてほしいと思っていますが、いづれなくなってしまうのだろうと感じています。