個人プランで行く
Island_クート島_Part.1

クート島の西中央にあるTinkerbell Resortのビーチ

クート島の西中央、Tinkerbell Resort前のビーチ

クート島は、タイのカンボジア国境が目と鼻の先にあるトラート県に属する島でタイでは4番目に大きい島です。 タイ語表記は、「เกาะกูด」(kɔkəət)のみなのですが、アルファベット表記は「Koh Kood」や「Koh Kut」と表現され、日本語表記も「クート島」、「クッド島」または「クット島」と表記されたりします。 本ホームページでの日本語表記は、googlemapに利用されている「クート島」にします。 クート島は、訪れる人も多くなく比較的のんびりとした雰囲気で自然を満喫することができる島です。 透明度の高いコバルトブルーの海とマングローブなど、手付かずの自然が多く残されています。 また、島の北側には「Koh Mak(マーク島)」や「Koh Chang(チャーン島)」がありこれらへのアイランドホッピングも楽しめます。 島に行くのに長い時間が必要になりますが、とも言われています。 寂し過ぎず、にぎやか過ぎず、それぞれの場所でそれぞれの島の自然を楽しむことができるおすすめの島のひとつがクート島です。 島内には大きな街がありませんが、高級リゾートからお手頃コテージまでさまざまな宿泊施設が点在します。 ベストシーズンは、11月~3月頃までの乾期。クート島は、観光地が進められている島とは違い観光地的な場所は多くありません。 ですので、宿泊先の選定は非常に重要になるポイントです。クート島は、日本人にあまり知られていないタイの穴場的なスポットです。 今回もサムイ島と同じく、個人プランの一人旅になります。このコンテンツは、個人プランに沿ったクート島の楽しみ方を紹介していきます。

クート島の魅力
  • バンコクから飛行機に乗らず行ける秘島
  • きれいなビーチや海が楽しめる
  • 訪れる人が多くない
  • 手つかずの自然が楽しめる
  • のんびりとゆっくりできる
手つかずの自然 手つかずの自然
  

行き方を考える?

クート島は、海外旅行者のタイ観光地としてあまり認知されていないスポットです。それが逆に、バンコクから行ける魅力ある秘島となっています。 海外旅行者が少ないのは、タイの中心地であるバンコクからクート島に行くのにかなり面倒な行程が必要で簡単には行けない場所にあり注目される観光ポイントもないからです。 日本からの観光客や現地に居る日本人でも、あまり足を運ばないマイナーな場所となっています。 ましてや、私のように個人計画での旅行となるとかなり面倒です。クート島へ渡るには、タイ本土のトラート(Trat)と言う県が拠点になります。 各社の船乗り場や空港は、このトラート県内にあります。 トラート県は、バンコクから南東へ約320km程度行ったところにあり、クート島はトラート市内から船で南へ約60kmほど行ったところにあります。 バンコクからクート島への行き方は、主に以下の5つの行き方があります。

長距離バス+船

一番ポピュラーな行き方です。早朝に、バンコクの「エカマイバスターミナル」もしくは「カオサン」からトラート県まで長距離バスで行き、そこから船で行く行き方です。 長距離バス+船の手配まで全てを含んだチケットが発売されているのて便利です。 いくつかのバス会社があり、Web予約も可能なバス会社もあります。バス会社によりスケジュール内容が違い内容も都度変わるので事前確認は必須です。 長距離バス+船で1人当たり往復6000円~8000円程度です。 バスが5時間半+ボートが1時間なのでクート島のホテルに着くまではおおまかに約7~8時間程度かかります。

Boonsiri Ferryの長距離バス
Boonsiri Ferryの長距離バス

自家用車+船

タイ人、タイ人の同行、タイ国内で運転している人などは、この方法が多いかと思います。 バンコクにある私の家からトラートの港まで約5時間半程度、船が1時間なので全体ではおおまかに約7時間程度です。 長距バスよりは、すこし安くなるかもしれません。旅行者がレンタカーを借りていくことも考えらえますが、長距離バスの方が楽です。 タイは高速代やガソリン代が安いので、船代を入れてもこの方法は往復6000円~8000円程度かと思います。自由度が高く、複数人で行く場合はやはり割安です。

自家用車イメージ
自家用車

飛行機+タクシー等(空港⇔港)+船

スワンナプーム空港からトラット空港へ約1時間、その後空港から船乗り場の港まで約1時間半程度かかり、船で約1時間程度で島に着きます。 それぞれの乗り継ぎ等を考えれば約4~5時間程度の行程になります。時期にもよりますが、飛行機代は往復で2万円から3万円程度です。 空港から港までのタクシーなどの費用も片道数千円程度かかりますのでコストは高いですが、やはり一番早く行ける方法です。

飛行機のイメージ
飛行機

ツアー利用

いくつかのツアー会社が、クート島へのツアーを実施しています。ハイエースのようなバンを利用した専用ツアーワゴンを利用するのが多いかと思います。 値段はツアーによって様々ですが、海外旅行者ならこの方法が一番安全で確実な方法です。ホテル、車、船などの全ての手配が含まれたツアーは、非常に便利で確実です。 時間も自家用車利用とほぼ変わらない7時間程度でクート島に入れるかと思います。

ツアーのイメージ
ツアーのイメージ

高級ホテル(ソネバキリ)専用セスナ+ボート

クート島には、ハイレベルな高級リゾート「ソネバキリ」があります。1泊2日で1人8万円前後からと高いのですが、 なんとスワンナプーム空港から専用セスナ機での送迎が宿泊代に含まれています。クート島のすぐ横にある島まで約1時間半で飛び、そこからボートで5分程度で「ソネバキリ」に入れます。 ソネバキリ専用ですが、なんと2時間かからないでクート島に行けてしまいます。 贅沢なリゾートライフを楽しみたい方には最適のホテルで、私も一度は宿泊したい場所です。 クート島に関するプログ等でも、多く紹介されています。

ソネバキリ (Soneva Kiri)

ソネバキリは、高級リゾートエリアとして完璧なサービスが受けられ海外旅行者でも安心してクート島に行くことができる方法です。このような施設は、クート島にはここしかなくある意味けた違いの場所です。 全室プライベートプール付の贅沢な客室、白砂の専用ビーチ、マッサージスパ、テニスコート、子供用プレイグラウンド、ライブラリ、野外映画館などの様々なレクリエーション施設とシュノーケリング、カヌーなどのウォータースポーツアクティビティが楽しめます。 一度は訪れたい夢の空間がここにはあります。

自家用車+船でクート島へ

クート島に行くには大きく3つの行程を検討しなければならないです。
①トラートの船着き場迄
②トラートからクート島
③クート島の船着き場から宿泊先
上で説明した「ソネバキリ」へ宿泊しなければ②は、船(ボートorフェリー)③は島内のソンテウ(乗合ワゴン)しかありません。 ①が検討すべき大きな項目なのですが、車好きの私は当然自家用車になります。 自家用車を選ぶ場合は、5時間程度の運転の覚悟が必要になります。私は、長時間運転が苦にならず6時間程度までならほぼ車を選びます。 但し、最低でも1時間半ごとに休憩を取るので行程はほぼ6時間となるでしょう。 ②は、船(ボートorフェリー)で選択の余地なしなのですが、個人プランの旅は、なのです。 会社によってトラートの船着き場やクート島の船着き場の場所が違う場合や運行スケジュールや運用期間なども相違する場合があります。 予約面でも、外人が予約できるかなどさまざま要因を考えて選ばなければいけません。 タイ人に聞くと、クート島へ渡る方法は結構あるらしいです。しかし、私のような外人が利用できる会社は限られています。 私は最終的に、最もポピュラーなを選びました。バンコクからの長距離バスも出している会社なので選ぶ人は多いです。 今回は、自家用車のため以下の3点をポイントに船会社を選びました。


エカマイからBoonsiriトラート
船のコース
  • 島に滞在中の駐車場は、確保できるか?

    「Boonsiri」は、トラートの船着き場から少し離れた場所にトラート事務所があります。そこで、船へのチェックインや車を駐車することができます。  ここが大きなポイントです。船会社の中には、船着き場周辺の民間駐車場と提携している会社もあり外人には駐車場の情報が事前に入手しにくい  会社もあります。

  • 事前予約は、Web等でできるか?

    「Boonsiri」は、英語のWebページがあり事前予約ができ決済も問題なくできました。 また、予約後も返信メールにトラートの船着き場の詳細場所やGooglmapへの入力ポイントなど結構きめ細かに送信されてきて関心させられました。 さらに、予約後のQ&Aに英語のチャットがあります。このチャットは、英文を見ながらできるので実に助かりました。

  • 事前に情報をきっちり得ることができるか?

    「Boonsiriは、クート島に行った日本人のプログに多く掲載されているひとつで、事前情報を入手することが比較的楽です。 「Boonsiri」以外の情報は、極めて少ないのが現状です。

    以下にクート島へ渡る船(ボートorフェリー)会社のURLを記述しておきます。 会社によって運行していない時期やホームページ等が閉鎖されていることもありますのでご注意ください。

    ■ BOONSIRI(英語サイト)
      https://boonsiriferry.com/en

    ■ Koh Kood Ferry Timetables(英語サイト)
      https://kohkoodferries.com/

    ■ Koh Kood Princess (英語サイト)
      https://www.bookaway.com/suppliers/koh-kood-princess

    ■ Koh Kood Express Boat Services(英語サイト)
      https://www.kokutexpress.in.th/

交通機関の施設

トラートのBoonsiri事務所、港、クート島の船着き場、島内のソンテウなどを紹介します。 私の家からBoonsiriのTrad事務所は、休憩時間を入れて約6時間、船が約1時間、島の港からホテルまでが約50分なので、もろもろな時間を含めれば8時間程度の旅です。 船の出発時間が10:30だったので、深夜3時30分に家を出てBoonsiriのTrad事務所に9時30前後に着きました。とにかく行くまでが長いです。

  • BoonsiriTrad事務所

    BoonsiriTrad事務所
    Trad事務所の場所は、船着き場(Leamsok Pier)から約1km程度内陸にあります。 Boonsiriの長距離バスもここに着きます。ここで、送信された来たQRコード用紙を渡し行き帰りの船チケットと交換します。 ソンテウ手配の関係で、ホテル名を必ず聞かれます。
  •  事務所前の駐車場

    事務所前の駐車場
    駐車場が、BoonsiriのTrad事務所の前にありますのでとても安心です。 タイでは、良く周辺の民家などの空き地と契約していたり港から遠く離れていたりする場合も多いのですが、Boonsiriの船着き場は、 事務前にあるので、帰りも確実にこの場所に帰ってこれます。
  • レストラン&休憩所

    レストラン&休憩所
    Trad事務所には、レストラン、売店、休憩所などが有り食事や軽食を取ることができます。 レストランと言ってもほぼ休憩所なのですが、オーダーを取る人もいました。お手洗いもここにありますので必ずここで利用してください。ビール等のお酒も販売しています。
  • 港までの送迎車

    港までの送迎車
    これが、事務所からお客を港まで送迎する車です。変なトラムが連結されています。 出発時間の30分前ぐらいから送迎がはじまります。回りの人の流れを見ながら乗るのがいいかもしれません。港までは、10分もかからない程度です。
  • Leamsok Pierヘ

    Leamsok Pierヘ
    Leamsok Pierは、港と言っても海の上を数百メートルの橋で沖に行くような場所です。 港に先に行ってもお手洗いなど何もないので、Trad事務所が唯一の乗船前の憩いの場所になります。
      
  • Leamsok Pier

    Leamsok Pier
    Boonsiriが利用しているトラートの港は、「Leamsok Pier」です。ここは、いくつかの船会社が利用しています。 船が多く出入りする時間帯は屋台などもでています。送迎車は、船に乗る手前まで行きます。
  • さぁ、乗船です。

    さぁ、乗船です
    船はすでに停泊していますので、チケットを見せて乗船です。
  • Boonsiriの船

    Boonsiriの船
    船が意外と大きいのに驚き。Boonsiriの船は、高速フェリーボート「カタラマン」(Kataraman)と呼ばれているそうです。 他の会社の船よりも良いとの評判です。
  • 船内

    船内
    何人乗りかはわかりませんが、結構乗れそうです。私は早く乗船したので、空いているように見えますが出発時はほぼ満席状態でした。 席の幅も余裕があり、冷房もついています。自動販売機が船内にありました。       
  • Ao Slad pier(Ko Kood)

    Ao Slad pier
    (クート島)
    船に乗り約1時間、クート島のAo Slad pierに到着。Ao Slad pierは、クート島の上部、 北東側の湾内にある小さな港です。
  • 島のソンテウ

    島のソンテウ
    島内は、このソンテウしか公共の移動手段がありません。ソンテウは、タイのどこにでも走っている庶民の足です。 船を降りると、係の人がどのソンテウに乗ればいいか指示してくれます。
  • 島のソンテウ

    島のソンテウ
    Boonsiriを予約すれば、港からどこのホテルへもこのソンテウが無料で送迎してくれます。 ソンテウは、乗合ワゴンなので近隣ホテルの人たちも乗り、乗客の各ホテルにも寄って行きます。

次のページで「クート島での宿泊」を、3ページ目で「クート島の島めぐり」を紹介します。