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観察 | 植物③

熱川バナナワニ園:神秘な青い花「ジェードバイン」

ジェードバインの画像 この花、熱川バナナワニ園の本園植物園に咲いていて不思議な魅力にとりつかれました。この花は、フィリピンが原産地マメ科の「ジェードバイン」、和名は、ヒスイカズラと言うそうです。このヒスイ色が、とてもきれいで神秘の力を感じます。熱川バナナワニ園で1975年4月、日本で始めての育成開花に成功しとのことです。この花の淡いヒスイ色がきれいで、春から初夏にかけて花が咲きますが花を見ること自体が珍しい花との事。年中気温が高い場所で開花するので、日本では、室内の明るい暖かい温室しかみられません。植物園は、あまり見ないのですがこのように植物園は普段みれない植物を見せてくれる貴重な場所なのかもしれません。調布市の神代植物公園にあるとの事です。(Date:2012/03/17)

荻野運動公園:ヘビが食べるイチゴ?「ヘビイチゴ」

ヘビイチゴの画像 草むら公園でよく見かける「ヘビイチゴ」。名前が非常にヘンなんだけど、イチゴの一種で湿気の多いヘビの出そうなところに生えるからヘビが食べるようなイチゴと銘名されたとか?別な毒苺とも言われているようようですが、毒はないそうです。日本全土の田の畦、野原、路傍などやや湿った日当たりの良い場所に自生する多年草なのでどこにでも生えるイチゴですかね?おいしくないので食べない方がいいとの意見が多いです。このヘビイチゴは、観賞用には良いかも?日常よく見る植物でも、意外と知らないこと多くあることをあらためて感じた。(Date:2012/05/27)

市立相模原麻溝公園:紫、赤紫、白と梅雨の象徴花「アジサイ」

アジサイの画像01アジサイの画像02 梅雨の時期に咲くので、梅雨を感じることができるアジサイ。日本のアジサイは、約10数種あるといわれています。知っていましたか?私たちが花と思っているものは、実は「外見上の花」である装飾花がほとんどのようです。アジサイの花は、両性花と装飾花の2種がありますが、両性花は雄しべと雌しべがあり、装飾花は大きな花びらがありますが雄しべや雌しべが退化し実を結ぶことは無い花とのこと。また、アジサイは、土の酸度により装飾花の花の色が変化し、アルカル性で赤っぽく、酸性で青っぽくなる場合が多いとのことです。アジサイの名は、藍色の花が集まるという意味で「あづさあい(集真藍)」が変化したものだそうです。 アジサイは、よく見るとさまざまな色がありバラエティにとんだきれいな花であることを良く見れば感じると思います。身近によく見かける花なので、普段はよく見ず、きれいな花であることを見失っているのかも?(Date:2012/06/10)

小田原こどもの森公園わんぱくらんど:花にホタルを入れて遊んだ?「ヤマホタルブクロ」

ヤマホタルブクロの画像01ヤマホタルブクロの画像02 山地、山の道ばたなどでよく見るヤマホタルブクロ。数個の釣り鐘型の花をつけうつむいて咲く変な花。この下向きの形は、花粉を雨や風から守るのに、この鐘形は最も適した形の一つらしい。しかし、この形だと、花の奥にある蜜を取るハチなどは、滑り落ちてしまのではないかと思うが、このヤマホタルブクロは、花冠の内側に比較的長めの毛を密生させるでこのようなことが無いように虫たちに、安定した足場を提供している。自然の美学。ホタルブクロ類の花の特徴は、独特の形も一つですが、雄しべが開花前に成熟し、花粉を花柱に託して早くに枯れてしまうこと。ハチが訪れることのない開花前に葯から花粉を全て放出するというのは、雨や風の心配がない形だからできることなのですが、なんとなくさびしさも感じる。この花、美しいので山野草として栽培されることも多い。花の色は、赤紫、白とがあり、関東では赤紫、関西では白が多いらしい。和名は、子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに由来するとのこと。本当??遊ぶはずはないと思うが??昔の子どもは、自然が遊び道具だったのかもしれない。DSも良いけど、自然を遊び物にできる子どもに将来を託したいと思うのは私だけでしょうか?(Date:2012/06/24)

小田原こどもの森公園わんぱくらんど:名前がわかるまでひと苦労の花「オカトラオノ」

オカトラオノの画像01オカトラオノの画像02 この花、公園の脇に白くきれいに咲いていたのでついついシャッターを切ってしまったが、名前を調べるのに本当に苦労した。この花は、オカトラオノ。ヌマトラオノと言う花もあり、非常によく似ている。たれているほうの花がオカトラオノだとのこと。オカトラノオは、日当たりの良い草原に生育する多年生草。名前の由来は、長く伸びた花序をトラのシッポに例えたものだとか。水湿地に生育するヌマトラノオと似ていて区別するのにオカをつけたらしい。初夏に白い花を咲かせ、全体の形がきれいで白の花の咲き方がすばらしい。オカトラオノは、多数の白色の小花が下から咲き上がり、花期は6~7月。この下からの咲きあがりが格別。湿地に生えるヌマトラノオ、茎に長い毛が多いノジトラノオなどがあるらしい。雑種のイヌヌマトラノオがある。北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の日当たりのよい草原に自生し普通に群生するらしいが、なぜか探し出すのに非常に苦労した。 苦労してわかった花の名前なので、より一層きていな花に見える。花も、ふと見かけ気持ちがやわらいだ時とか、長い時間をかけてやっと育て開花した花が、非常にきれいに美しく見えるものではなかろうか?(Date:2012/06/24)

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