ファミリーキャンプ(15)のイメージ画像

キャンプの寒さ対策①

キャンプの寒さ対策の画像v2

冬のキャンプは当然ながらは、朝夕の冷え込みが街より強い。キャンプ場によっては、街が春や秋なのだが気候的には、冬にかなりと同じ冷え込みというキャンプ場も多い。花見のキャンプは、キャンプの醍醐味でもあるのだが花見シーズンの夜は昼と違い急に冷え込んでくることが多い。 春キャンプは、昼と夜の気候的違いをしっかりと理解して、朝夕の寒さ対策を忘れずに準備し地獄のキャンプにならないように心がけたい。春キャンプの「寒さ対策」は、行く場所によってもさまざまだと思う。 しかし、必ず頭に入れておかなければいけないことは、夜の状態は、昼の状態よりも想像以上に気温が下がるということ・・・・。春の日差しを受けて暖かいと感じた昼でも、夜は昼よりも必ず気温が下がる。 春の日差しは、夜までその暖かさを持続できるほど地面の温度を上げていないのだ。具体的には、以下の項目を考えながら春キャンプの寒さ対策を考えていきたい。

キャンプの寒さ対策に必要なこと

現地の気候を知る

事前にキャンプ場に連絡し、朝、夜の気温や残雪、周辺の状況を確認する。その情報から今いる場所(住んでいる場所)の朝夕と、どの程度の違いがあるかを理解し寒さ対策を考える。

重ね着対策

事前情報で得た朝夕の気温情報を基に、その気温に対応できる服装を準備する。現在では、アウトドア用の多種多様の服が販売されているが私たちは、冬用ジャンバー、スキーウェア、釣り用防寒ジャンバーなど、普段利用している服で春キャンプの寒さ対策をしている。また、昼の服も多めに持参し重ね着で気温変化が大きいキャンプ場の気候に順応できるようにする。

防寒対策としてブランケット・毛布を持参する

マイナス温度対応のシュラフを持っていない人は、ブランケット・毛布などを気温にあわせていくつか持って行く。この対策は、荷物が多くなってしまうのだが、誰でもできる一番簡単な防寒対策だ。冬山登山では不可能なのだが、オートキャンプならば簡単にできてしまう。

グランドシート&マットの利用

キャンプでは、寒くて寝られない場合があることが一番の問題。この対策は、地面からの冷えをどのように下げるかがポイント。テントの下に引くグランドシート、テントの中にひくテントマットは必ず利用したい。また、可能であればダンボールを多くひくことにより地面からの冷えを大幅に下げることができる。分厚ければ分厚いほど、多ければ多いほど地面からの冷えを下げることができるので、許される範囲でこれらを準備することが防寒対策になる。

焚き火の暖は、必須

春や秋、冬のキャンプの朝・夜は、焚き火が必須。暖を取ることも目的なのだが、焚き火で暖を取りながら楽しく話すことも春キャンプならではのもの。焚き火は、不思議と人間の心も暖かくしてくれる

体が温まる食事

私はあまりこだわらないのだが、からだが温まる食事(シチュー、豚汁、煮込み、鍋など)で寒さ対策をすることもひとつだ。

可能ならば冬用のキャンプ用品を揃える

私は、オールシーズン用のキャンプ用品+アイデアで春キャンプの寒さ対策をしている。必須ではないのだが可能ならば、-0℃以下対応のシュラフは、家族分用意したいキャンプ用品だ。我が家で購入した-0℃以下対応のシュラフは、遊び方:ファミリーキャンプ(16):キャンプの寒さ対策②で紹介している。

グランドシート&マットの利用

アルミテントマットの画像1002

は、通常地面の小さな石などの凹凸を少なくし寝床を平らにするものなのだが、我が家の春と秋のキャンプでは、アルミテントマットを二重にひく。 荷物が多くなるのだが防寒対策のためにはしょうがない。地面+グランドシート+テント+アルミテントマット①+アルミテントマット②と地面からは5つのシートが敷設されたことになる。

テントマットの画像1003

アルミマットの上に、我が家は、コールマンのを敷く。アルミマットより少し厚くクッション性がある。 これで、地面+グランドシート+テント+アルミテントマット①+アルミテントマット②+テントマットと地面からは6つのシートが敷設されたことになる。

シュラフの画像1004

テントマットの上にを置く。我が家の特徴は、キャンプをするとき普段利用している枕を必ず持参する。慣れた枕で寝ることが一番の睡眠対策だ。もちろん、我が家にも冬用シュラフはあるのだが今回は、3シーズン対応の10度℃前後対応のシュラフを利用。早春キャンプや晩秋での一般的なシュラフは、この状態でも朝夕の冷えには耐えられないことが多い。

アルミテントマットの裏表

キャンプの寒さ対策の画像v2

アルミテントマットの裏表問題、結構多くのWebで討議されていることなのだが、明確な共通の答えがないのがおもしろい。この問題を考える上で、アルミとスポンジ(ウレタン)の性質を考えてみた。アルミは熱を通し安く、スポンジ(ウレタン)は熱を伝えにくい材料。 この点から考えれば、銀マットのアルミ面が体温を反射する役割なのか?実験をやられた人も多くいるそうで、「かわらない」とか「銀面を上にしたほうが保温性が高い」とかでバラバラ。個人的には、わずか1cm程度の厚さの安価なテントマットが春キャンプ程度のものに科学的効果が出るのだろうかと感じてしまう。 それなりの意味もあるのだろうが、私は大きな差はないと判断。それなら自分が使いやすい方を選択し「銀色を上」にしている。日常の一般商品は、目立つ方が表だ。銀色を上にするとシュラフ等が滑るのだが、体温を反射してくれるように思うし、銀色が上の方が気持ちがいい。 地面からの小石の凸部分を吸収するのもスポンジが下の方がアルミ面よりも吸収しやすいと思う。なんら根拠もない理由だが私は、銀色を上にしている。表裏の決定は、「利用者が決める」とのしょうもない個人結論

ブランケット・毛布の利用(マイナス温度対応のシュラフを持っていない場合)

子ども用毛布の画像1005

子どもには、子ども用毛布を持参。我が家の子どものシュラフは大人用。子ども用毛布をシュラフの中に入れて子どもの体を包み込むようにしている。これでかなりの寒さ対策になる。

子ども用毛布の画像1007

ブランケットの画像1006

我が家は、シュラフの上に大き目のを3つ重ねている。大きめのこのブランケットは、大人1名+子ども2名をカバーできる。これを二つかけ、さらに普段利用していない古くなったコタツ掛け布団(手前の緑色)。我が家は、これら普段利用していないブランケットをキャンプの寒さ対策に利用し気候に応じて枚数を調整し利用している。

完成!!の画像1007

ついに完成!!少しやりすぎてしまったよな感じがするが、今年の4月上旬の気候程度(朝、夜中が数度)程度ならば、この程度で快く朝夕寝れた。ただし、顔が寒いのは事実でがまんするしかない。マスクを利用する方法もあるのだが、マスクが邪魔。数度程度の寒さなら、顔が凍傷になることもないと思うのでガマン、ガマン。

焚き火と重ね着で暖を取る

夜の焚き火での暖は、寒さ対策の基本の画像1008

春・秋キャンプの夜は、冷え込む。は、夜の冷えに対する対策としてはなくてならないも。写真では直火パターンだが、直火が許されているキャンプ場は少ない。直火禁止のキャンプ場では、焚き火台で焚き火をしよう。 Shizengateでは、遊び方:ファミリーキャンプ(8)で焚き火台を利用した「焚き火」を紹介している。 写真ではわかりにくいと思うが、撮影時の夜の気温は5℃前後だと思う。上の子は、上着がスキーウェアでズボンはジーパン、下の子は、上が冬用のジャンバーでズボンがスキーズボン、母親は、上が冬用のアウターでズボンは釣り用の防寒ズボン、私は、上着が釣り用の防寒アウター、ズボンはジーパンと、住んでいる街の夜では必要ない服装で焚き火を囲んでいる。 防寒用の服装は、重ね着による寒さ対策が基本中の基本。誰もが理解していることなのだが、夜の冷えを甘く見てしまい寒い思いをした経験の人は多いと思う。

春・秋キャンプでは、場所により昼でも冷えることがある。 朝起きてまずやることは、焚き火への火入れ。春キャンプの朝は、冷え込むことが多い。すがすがしい朝を気持ちよく過ごすにも焚き火は、必要なのだ。

昼でも焚き火の暖かさが欲しいの画像09

朝から焚き火の暖の画像10

キャンプ知識を得るのに役立つ本