東京都内の街イルミネーション(1)2016～2017

東京の冬を彩る風物詩、東京タワーのライトアップは見逃せない

東京の都市イルミネーションで最初にご紹介するのが「東京タワーのライトアップ」。今では、東京スカイツリーの方が新しく人気があるかと思いますが、東京と言えばこの「東京タワー」が象徴なのではないでしょうか？　東京タワーは通年、東京タワーに向かって180個のランドマークライトでライトアップされています。このランドマークライトでのライトアップは、夏バージョン（7月～9月）と冬バーション（毎年10月～7月）の2パターンがあり、イルミネーション時期には「冬バージョン」になっています。さらに、イルミネーション時期は、ダイヤモンドヴェールと言うクリスマスツリーバージョンが特定の日時のみ点灯されています。このダイヤモンドヴェールは、東京タワーから外に向かって輝く276台のライトからなり、17段の光の階層と7色に変化します。基本的に土曜日の20:00～22:00まで、2時間限定で点灯します。また、東京タワーのライトアップは、遠くから見る方がきれいです。都内の各所から東京タワーを見ることができますので、自分なりの東京タワーライトアップスポットを探し出すのも楽しいかもしれません。最近のイルミネーションとは違いますが、東京タワーのライトアップは、イルミネーションの原点のような気がします。

表参道イルミネーション（2016/11/26）

表参道イルミネーション（2016/11/26）

都内イルミネーションの走りにもなった表参道イルミネーションが街道に光り輝く。

表参道のイルミネーションは、表参道交差点から神宮前第二歩道橋までの約500mのケヤキ約100本と明治神宮入口から青山通りまでの約1.1kmの低木に、シャンパンゴールド色のLED50万個以上が装着されすばらしいイルミネーション街道を作りだします。今年は、LEDを新調し少し大きくしたことから華やかさが増しています。シャンパンゴールドのイルミネーションが、いつの時代も流行の最先端にある表参道を、よりロマンチックなクリスマスムードに染める街へと変えています。 表参道に立ち並ぶお店もクリスマスイルミネーションで飾られ、これらのイルミネーションが表参道のイルミネーションと調和しこの時期しか見れないすばらしい表参道になります。 表参道のイルミネーションは、1991年に約300m規模で試験的に始まり、翌1992年から本格的に開催され以降毎年行われていましたが、見物客に対する周辺住民の不満などから1998年に中止されてしまいました。その後、2009年に復活しましたが一時、スポンサーが付かず低木のみの装飾となったこともあります。2014年からは協賛が集まりケヤキにも点灯されました。見物客として、再度中止にならないようこのイルミネーションを末永く見れるようひとりひとりがモラルを守りながら見学していきたいイルミネーションのひとつです。

スターライトガーデン2016

ツリーイルミネーション（2016/11/26）

幻想的な青い光で、宇宙空間を華やかにダイナミックに演出。

今年で11回目のミッドタウン・クリスマスは、約52万個のLEDからなる壮大なスケールと光と音による演出がある幻想的なイルミネーションです。最大の見どころは、幻想的な約18万個の青いLED電球で宇宙空間を表現した「スターライトガーデン」です。2017年は、太陽系の７つの惑星を巡る壮大な「宇宙旅行」がテーマです。また、2017年度は、新エリア「スターダストゾーン」が誕生。星くずの世界に迷い込んだような体験ができます。 約2000平方mの広大な芝生広場に展開される「スターライトガーデン」には、直径約6mのフルカラーLEDを使用したヴィジョンドームがあり、六本木の上空約100mまで一直線の光を放つサーチライトを新たに4本を設置し“ビッグバン”をダイナミックに演出しています。2016年度は、12分に1回の特別演出として5年振りに「流れ星」の演出が再登場しました。また、ミッドタウン・クリスマスには、プラザ1階や外苑東通り沿いに約16万4000球の「ウェルカムイルミネーション」が飾られています。シャンパングラスの形に光り輝く「シャンパン・イルミネーション」、「ツリーイルミネーション」など各ゾーンごとに多彩な光のイルミネーションが楽しめます。都内でのイルミネーションの中では、光と音の演出が見られることで人気が高くクリスマスシーズンは、混雑します。