太陽の光が差し込むカオルアン洞窟

カオルアン洞窟は、タイのペッチャブリー県にある洞窟です。洞窟の天井にある岩の割れ目から太陽の光が安置された仏像に差し込む神秘的な景色が見られることで、 ペッチャブリー県内で最も有名な観光地で最も重要な洞窟とされています。行ったことがある日本人の方は、少ないかもしれません。 カオルアン洞窟は、バンコクから南西に約150km程度で車で約2時間程度、ホアヒンからは北に約70km程度で車で約1時間程度の場所にあります。 カオルアン洞窟には、ラマ5世がラマ3世とラマ4世に祈りを捧げるために作らせた仏像が眠っています。洞窟自体はアユタヤ時代からあったのですが、ラマ4世の時代に瞑想の場所として修復させたとのことです。 ラーマ4世は、この洞窟の静けさを特に好み頻繁に訪れて数多くの仏像を残したとのことです。 平日は9：00～16：00、土日は9：00～17：00までオープンしていますが、中央の大きな仏像に綺麗に太陽が差し込む時間は朝9時半頃～10時頃だと言われています。当然、季節や天候によって最適な時間帯は変化します。 バンコクから日帰りもできますが、どちらかと言うとホアヒン滞在中または行き帰りの途中に立ち寄る場所かもしれません。 カオルアン洞窟と同様に洞窟に光が差す景色が見られる場所は他に、ホアヒン南部にあるプラヤナコーン洞窟のクーハーカルハット宮殿があります。

駐車場からカオルアン洞窟入口へ

鉄道でカオルアン洞窟へ行く方は、国鉄ペッチャブリー駅で下車しそこから約2km離れているカオルアン洞窟へいかなければいけません。 ペッチャブリー駅からは、トゥクトゥクを往復チャーターしてカオルアン洞窟の駐車場へ向かうのが一般的です。 トゥクトゥクは必ず往復チャーターしましょう。なぜならば、カオルアン洞窟の周りにはトゥクトゥク乗り場がないからです。
どのような行き方でも、カオルアン洞窟の駐車場に必ず向かうことになります。このカオルアン洞窟の駐車場が、カオルアン洞窟の見学の第一歩になります。 カオルアン洞窟の駐車場に到着したら、軽トラックのソンテウのチケット売場で券を買いソンテウに乗ってカオルアン洞窟の入口前に向かいます。 事前の情報では、カオルアン洞窟の入場料は無料とのことでしたが、私達が行った2022年7月には、ソンテウ（往復15バーツ）＋カオルアン洞窟の入場料（10バーツ）と2つの券になっていました。 タイでは、ちょこちょこと色々な事が変わるので普通です・・・
駐車場からソンテウに乗って5分も経たないうちに洞窟入口前に到着します。

洞窟入口前からカオルアン洞窟へ

ソンテウを洞窟入口前に到着したら、そこから洞窟の入口まで続く歩道を数分程度登り歩きます。 歩いている歩道に多くの野生のサルがいます。エサなどを与えると、周りから想像以上のサルが来ますので注意してください。

カオルアン洞窟

カオルアン洞窟の中

カオルアン洞窟の深さは、約27メートルもあります。想像よりも深い場所にあり降りるときには滑らないように注意が必要です。 中央にある光が射し込む仏像は高さが4mあります。その横には、15mの大きさを持つ黄金色の涅槃仏があります。 また、カオルアン洞窟の中ではかなり多くの仏像を見ることができます。仏像だけでも180体以上あるとのことです。よく見ると、仏像が安置されている場所も石柱の間など面白い場所に安置されています。 入口から入りすぐにある大きな空間を第一ホールとすれば、その先の奥に第二ホールがあります。この第二ホールにも天井の一部に穴があり、太陽光が射し込む空間があります。 カオルアン洞窟内では現在、入れるのはここまでです。

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