紅葉と公園とイルミネーション(4)の表紙イメージ画像

公園内で見かけた、気になった秋の植物

多くの植物が、広い国営昭和記念公園内に多く植えられている。国営昭和記念公園は、多くの植物を観察する都内でも有数の公園だ!!その時期、その時期での公園内の見ごろの植物は、公園のホームペ-ジ内にある「国営昭和記念公園の花だより」で紹介されているので、事前に調べて植物を観察するのも楽しい。 今回は、サイクリングロードを中心に見かけた気になった植物を上げてみる。紹介した植物も公園内の植物では、ほんの一部にすぎない。自分なりの植物観察ロードを探して、公園を楽しんで欲しい。また、あまり知られていないのだが、立川口の園内案内事務所にけば無料で「植物名前当てオリエンテーリング」と「GREEN ADVENTURE」の用紙がもらえ公園内での植物探しができる用紙がもらえる。子どもとトライしてみては、どうだろうか?



「ユズリハ」の実の画像31

「ユズリハ」の実

「わんぱくゆうぐひろば」と駐輪場の間にあった「ユズリハ」の黒い実がなっていた。秋に黒熟し表面が粉をふいたように白くなった実をつける。 この実には、アルカロイドをが含まれ中毒症状を起こすので食べないでとのこと。

「サザンカ」が目立つの画像34

「サザンカ」が目立つ

カンツバキと思いましたが、「わんぱくゆうぐひろば」の横に「サザンカ」が咲き始めていた。花が少ない秋には、目立つひとつです。耐寒性常緑高木で日本原産。 寒椿は開花時期がサザンカとほぼ同じで見分けが難しい。カンツバキは、おしべが筒状で、サザンカは、花びらに沿って開いているかぐらいかなぁ?

「パンパスグラス」の画像33

「パンパスグラス」

展示ゾーンあたりのサイクリングロードから。大きなススキ?が見えた。ススキとはチト違う?これは、「パンパスグラス」と言われイネ科シロガネヨシ属の多年生植物らしい。 大きなもので花穂は6mくらいにまでに伸びるとか。巨大なススキに似ていることから「お化けススキ」とも呼ばれているらしい。ススキの葉のように細長い葉は、不用意にさわると手が切れてしまうので注意。

こどもの森で見かけた「ナンテン」の画像37

こどもの森で見かけた「ナンテン」

こどもの森の林の中に、赤い実をつけた植物があった。これが、「ナンテン」。本州の関東より西の比較的あたたかい地域の山林に自生し実が晩秋から冬にかけて熟し真っ赤に色づく。 玄関先や庭によく植えられる定番の庭木のひとつ。林の低い位置で赤い実をつけるので目立つ植物だ!「ナンテン」という語感が「難(ナン)を転(テン)じる」に通じるところから縁起木としても親しまれている。

「イイギリ」の画像35

「イイギリ」

今回見た植物で、感動的な植物No.1だった。木の高い部分に赤い実をつけ、青空とのバタンスが最高。赤い実が青い空に輝いているようで感動的だった。 個人的には初めて観た木だ。国営昭和記念公園では、第2サークル西側、野草のこみち近く、プール東園路沿い、うのはな橋などにあり見ごたえがある。

「イイギリ」の実の画像36

「イイギリ」の実

イイギは、スミレ目イイギリ科イイギリ属の落葉高木。春~初夏に、黄緑色の花を咲かせ、秋に赤い実を多数つける。飯桐という和名は、昔にご飯を包むのに使われたことにからとのこと。 葉が落ちても赤い実は残るために非常に目立つ。毎年きれいに赤くなるわけではないらしい。今年の国営昭和記念公園のイイギリは、見ごたえがある。

こどもの森のみごとな「メタセコイア」の画像38

こどもの森のみごとな「メタセコイア」

「雲の海」と「ドラゴンの砂山」の間にある「メタセコイヤ」の並木。特に、「太陽のピラミッド」に登った所からメタセコイヤの紅葉はすばらしい。メタセコイアは、300万年から100万年前頃までたくさん生えていたらしく、その頃からあまり進化していなことから生きている化石として有名。 特に、茶褐色になる秋に紅葉時のメタセコイヤは、人気。

きれいな名称不明の木の画像39

きれいな名称不明の木

帰りのサイクリングロードで、黄色の葉に赤い実をつけた木を発見。黄色葉と赤の実のバランスが程良く写真を撮ってしまった。しかし、この木が何の木かは調べだすことが出来なかった。これも楽しみの一つか?多種の樹木の中から探し当てようとしてもなかなか素人には難しかった。 ここに、植物の奥深さがあるのだろう?

2023紅葉情報