東京湾唯一の無人島「猿島」で遊ぶ

東京湾唯一の無人島「猿島」の全景の画像01

東京湾唯一の無人島「猿島」の全景

猿島は、東京湾にある唯一の無人島。 釣り・海水浴・バーベキューなど四季を通してアウトドアアクティビティが楽しめる島だ。 面積は、約55500㎡と横浜スタジアムの約4倍、東西約200m,南北約450m,周囲が約1.6kmある。 猿島は、横須賀の三笠公園にある記念艦「三笠」の脇にある三笠桟橋から船で約10分で行くことができる。 以前は、旧日本軍の要塞として利用され、一般の人の立ち入りが終戦まで禁止されていた。猿島には、豊かな自然やレンガ積みのトンネル、砲台跡などがあり、かつての軍施設が今だに残っていて、歴史的な遺産としても貴重な島だ。 以前に、仮面ライダーのショッカー基地として撮影が行われたことで知られており、最近ではスタジオジブリの人気映画「天空の城ラピュタ」を連想させる場所として人気が高まっている。また、 釣り・バーベキュー・海水浴などが楽しめ、小さな無人島の魅力を感じることができる場所だ!島内には、近代的な売店があるが、営業期間は、1~2月と12月が休止 、 3~6月が土日祝日のみ営業、7~9月が毎日営業 、10~11月が土日祝日のみの営業と限定されている。人気がある猿島海の家「オーシャンズキッチン」は、夏期(7月中旬頃~8月)のみの営業で多くの人が訪れる。猿島では、BBQ道具やコンロの持ち込みが禁止されているが、BBQに必要なほとんどの機材をレンタルしており、好きな食材さえ持って行けば気楽にBBQを楽しむことができる。また、珈琲ミルセット、ハンモック、釣り関連用品のレンタルもある(レンタルは、売店の営業日のみ可能)。夏の海水浴シーズンには、更衣室やシャワールームなどが用意され、多くの人で賑わうレジャーアイランドになる。人混みを避け無人島らしさを満喫したいならば、秋もいいが個人的には、12月~2月かけての訪島がおすすめ。この時期は、売店などの営業もなく、また船の出港も土、日などに限られ行きにくいのだが、無人島らしさを感じれる唯一の時期なのだ!今回も、人が少ないお正月に訪島し、猿島の無人島らしさを満喫した。無人島だけに維持管理費もかかるとのことで、2015年4月から猿島航路乗船料とは別に、入島料を微収することになった。(猿島公園入園料:15歳以上(中学生除く)200円、小・中学生100円)。猿島航路乗船料は往復、大人1300円、小学生650円。

猿島に渡る船の画像02

猿島に渡る船

猿島の自然林の画像03

猿島の自然林

無人島「猿島」のみどころ(1)

猿島には、大きく分けて「海岸」「要塞見学」「島の自然地形」が島内の見学ポイント。見学ポイントへの散策路のほとんどが舗装されていて見学しやすく島全体を約1時間程度で回れる。一般的なコースは、下に掲載しているマップで、ボードデッキ1Fのレンタルショップ前から歩きはじめ、切通しを通り猿島要塞(兵舎、弾薬庫、トンネルなど)→日蓮洞窟に行き帰りは東側の尾根の散策路を通り台場跡→展望台→海岸に帰ってくる。また、島内の施設は海岸前の2階建ての大きな建物のみでこの建物の中に。「売店」「海の家」「猿島管理棟」「トイレ」「レンタルショップ」「シャワー」などの施設がある。これからは、下の地図に沿って一般的な島内見学のポイントを紹介していきたい。

無人島「猿島」のみどころマップの画像04

無人島「猿島」のみどころマップ

※本画像は、㈱トライアングルの無人島 猿島パンフレットから引用しています。(引用日:2015/01/05

無人島「猿島」の施設

①猿島桟橋

猿島に上陸し、最初に目にするのが猿島桟橋。木でできた「SARUSHIMA」と書いてあるボードゲートが、かっこいい。

①猿島桟橋の画像06
①猿島桟橋の画像06

①猿島桟橋

オーシャンズキッチン

桟橋を降りると大きな建物がある。この建物が唯一の猿島の施設。すべての施設が、ここに集中している。1Fがオーシャンズキッチン&レンタルショップ、2Fの海側には広い「ボードデッキ」、その奥手に、「売店」、「展示室」、「トイレ」「猿島管理」がある。1Fにあるオーシャンズキッチンは人気があり、さまざまなフードやドリンクがあり猿島の海の家の役割を担っていて、島内で料理やドリンクを提供する唯一のお店だ。

オーシャンズキッチンの画像09

オーシャンズキッチン

レンタルショップ

オーシャンズキッチン横にあるのが、レンタルショップ。BBQ道具やコンロの持ち込みが禁止されている猿島でのBBQは、このレンタルショップの機材で楽しむ。また、釣り道具や珈琲ミルセットやハンモック、キャンピングチェアなど「島の時間」を楽しむことができる道具もレンタルすることができる。釣り道具以外の島での遊び道具は、ここで揃えたほうが無難なのかもしれない。

レンタルショップの画像63

レンタルショップ

②ボードデッキ

売店、レンタルショップの2階が、木製のテーブルとイスが設置されていて海越しに横須賀が一望できる開放的なボードデッキになっている。休憩やお弁当などを食べることができる。海を眺めながらゆっくりと過ごせる場所になっている。夏は混雑するので、ゆっくりはできないかもしれないが、猿島の海を眺めながらくつろげる場所であることには違いない。ちなみに冬は、寒いからかもしれないが、余裕で空いていた。

②ボードデッキの画像08

②ボードデッキ

売店&展示室&猿島管理棟

2Fのボードデッキには、売店、シャワー室(有料)、トイレ、更衣室、猿島管理棟、自販機、コインロッカーがあり、さらに島の情報パネルが展示されている展示室がある。売店は、冬季だったので営業してなかったが、営業日には軽食、ドリンク類をはじめ、猿島オリジナルグッズなどが販売されている。猿島管理棟は、猿島の管理人が常駐している管理人室。急病人などが出た際のベッドルームや授乳室としても利用されている。

売店&展示室&猿島管理棟の画像10

売店&展示室&猿島管理棟

冬の猿島にウミウの群れ

ウミウが群れる岩壁の画像65

ウミウが群れる岩壁

晩秋から冬になると、猿島に数百羽からなるウミウの群れを観察することができる。ウミウの群れの場所は、猿島の船着き場に近い断崖。遠くから見るとウミウのフンによって岩壁が白くなっている。岩壁なので、島内から行ける場所ではないが、猿島桟橋やフェリーの甲板からウミウの群れの姿を観ることができる。

ウミウの群れ画像66

ウミウの群れ

ウミウは夏の間、北海道などで過ごし冬になると、猿島や城ケ島の岩壁に飛来して冬を過ごす。ウミウの脚には、水かきがあるので樹上より岩の上にいることが多いのだそうだ。これも、冬の猿島の光景の一つだ。

「次頁に続く」のバナー

スポンサーリンク

ページの先頭へ