子どもとの海外旅行プラン作り(9)
海外ATM

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海外現地で金銭精算するときは?

ATMのイメージ画像

前頁で紹介した「クレジットカード」や「デビットカード」は、キャッシング機能を付加すれば海外現地でのATMから現地通貨の現金を引き落とすことができます。 キャッシングできる海外ATMは、主に「ブランドに対応しているATM」と「ブランドに対応している金融機関のATM」の二つがあります。 現在、海外でのATMはたいてい現地語と英語のメニュー画面が用意されています。また、日本人観光客が多く行く国などはでは、日本語メニューがあるATMも多くなり不便を感じることは少なくなりました。 そうは言えどもやはり、海外ATMの取り扱いは事前に覚えておいた方が良いと思いますい。 海外ATMを使うことで最初にやることは、自分のカードがATMで利用できるかどうかです。 海外キャッシングに対応しているATMは、VISA、JCB、MasterCard、など、それぞれのカードのブランドマークが記されています。
ブランドのマークの記がない場合はに対応しています。 デビットカードもクレジっとカードと同じマークのATMで現金を引き出せますが、Maestroカードは「Maestro」と言うMaster(マスター)カードが提供しているオンラインデビットカードのマークがあります。 事前にカード会社にこれらのATM利用に関する情報も得ておきましょう。写真付きで丁寧に説明されているサイトや説明書を入手できると思います。 海外のATMは、24時間365日使えるところが多いです。曜日や時間を気にせずにいつでも現金が入手可能です。 逆に、発展途上国など日本のより生活水準が低い国や田舎街のATMは、防犯の意味もあり数万円も引き出せないこともあるくらいお金が入っていなこともあります。

海外ATMの使い方

海外ATMの基本的な使い方は、ほぼ日本と変わらないかと思います。ただ、海外のATM装置も年々変化しメニュー画面もしくはボタン等の配置などが変化していきます。 また、渡航先の国によっても異なる場合が多いです。 海外ATM装置の操作方法は、海外旅行前に必ず渡航先のATM装置の操作例を説明している信頼おけるホームページや資料で必ず事前に確認しておくことをおすすめします。 参考例として「ブランドに対応している金融機関のATM」の代表的な操作例を示しておきます。 また、VISAのサイトでは、海外ATM操作の紹介動画がありますので、海外ATM操作方を知るのに役立つと思います。 各カード会社サイトでも、同様のATM装置操作方法の紹介頁がありますので参考としてください。

  1. ① ATMに記されているマークを確認。自分のカードが利用できるかを確認する

  2. ② ATMカードを挿入する。

  3. ③ 画面を見て使用言語を選択する(英語or日本語or使いたい言語)

  4. ④ 暗証番号(「ENTER PIN」)を入力する

  5. ⑤ 取引内容(「SELECT TRANSACTION」)を選ぶ

    ※引き出し:「WITHDRAWAL」
    ※振り込み:「TRANSFER」
    ※残高確認:「BALANCE」

  6. ⑥ 口座の種類を選ぶ(「SELECT SOURCE ACCOUNT」)

    ※当座預金:「CHECKING」
    ※普通預金:「SAVINGS」
    ※クレジットカード:「CREDIT」

  7. ⑦引き出し金額を現地通貨単位で選ぶ(「SELECT DISPENSE AMOUNT」)

    ※たいていのATMは、メニューに引き出し金額が表示されるので引き落としたい金額を選べばよいのですが、 メニューに引き引き出したい金額がない場合は、「Other Amount」を選び金額を入力します。

  8. ⑧ 取引の継続か終了の選択(「TRANSACTION」)

    ※継続は、Yes
    ※終了は、No

  9. ⑨ 現金、カード、明細書を受け取る

    ※かならず、「カード」と「明細表」は受け取ってください。現金を引き出せたことだけに集中しカードの受け鳥を忘れると大変なことになります。 カードを取っていない場合は大抵、警報的な音やコメントが流れるのですが海外では聞きそびれてしまうことが多いです。
    ※終了は、No

ATMに関する主な英語

ATM
ATM(Automatic Teller Machine)の略。

PIN
Personal Identification Numberの略で暗証番号の意味。 他にも、ID CODE・SECRET CODE・PERSONAL NUMBERなどの表現もされる。

INCORRECT PIN
暗証番号が間違っていますの意味。

WITHDRAWAL
現金引き出しの意味。 他にも、GET CASHなどの表現もある。

TRANSFER
振り込みの意味。

DEPOSIT
預け入れの意味。

BALANCE INQUIRY
残高照会の意味。

ENTER
ENTERボタンを押す(入力)・確認の意味。OK / YESとの表記もある。

CASH
現金の意味。

CREDIT
クレジットカードの意味。

CANCEL
取消の意味。

CONFIRM
確認の意味。

CLEAR
訂正の意味。

SAVING ACCOUNT
普通預金の意味。

CHECKING ACCOUNT
当座預金の意味。CURRENT ACCOUNTとの表現もある。

AMOUNT
金額・合計の意味。

OTHER
その他の意味。

PLEASE WAIT
お待ちくださいの意味。

INSUFFICIENT FUNDS
預金が足りませんの意味。

LANGUAGE
言語の意味。

TRANSACTION
取引の意味。

PLEASW INSERT YOUR CARD
「カードを挿入して下さい」の意味。

ENTER YOUR PIN
「暗証番号を押してください」の意味。

SELECT DISPENSE AMOUNT
「引き出し金額を選択」の意味。

SELECT SOURCE ACCOUNT
口座選択の意味。

TAKE YOUR CARD AND RECEIPT
「カードとレシートを受け取って下さい」の意味。

SWALLOW
ATMマシンには出てこないが「カードが吸い込まれる」の意味。万が一の時に役立つ単語です。

海外ATMを利用する上での注意点

以下にShizwengateが考える海外ATM装置を利用する上での注意点をいくつか紹介します。

  • 夜間・人混みの場所・人通りが少ない場所でのATM利用は、可能な限り避ける
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    海外ATMを利用するときは、夜間・人混みの場所・人通りが少ない場所を極力避けることをおすすめしたい。 ATMを利用するということは、利用している人は現金を確実に持っていると見られます。 設置場所そして周囲の安全をよく確認することが大事です。 ATMマシンへの照明が十分でなかったりした場合は、他のATMを探した方が良いです。 人通りが少ない場所や夜間は、ATMから現金を引き出したところを狙われる危険が高くなります。 銀行内や役所内、ホテルにあるATMを使う方が、店舗街や街頭のATMを利用するより安全です。

    初心者の人は、銀行の営業外時間や休祭日のATM利用は、できるだけ避けた方が無難です。 何らかのトラブルに巻き込まれた場合に、銀行側や周辺の人が助けてくれる可能性が極めて低くなります。 また、ATMのカード挿入口に「スキマー」と呼ばれる磁気情報を盗み取る装置がないか、防犯カメラが確実に手元に向いていないかなどを確認することも大事です。 ATMの外観を比較することで不審な装置がないかを見ることも身に付けておきたい知識です。 日本国内と違うことを肝に銘じて海外ATMを利用して欲しいと思います。 暗証番号入力時に手元を自分の手で隠すことも被害対策のひとつです。

  • 不意の事態になっても、落ち着き冷静になる
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    操作がわからなくなったときや動作がおかしい場合など不意の事態になったならば、冷静になり落ち着いて取り消し(CANCEL)を押してやり直すことです。 慌てしまい、時間が経ち最悪の場合は、カードが吸い込まれカードが回収できなくなる恐れもあります。 海外ATMの利用は、落ち着いて操作をすることが肝心です。 落ち着いて操作ができるよう、海外ATM操作の事前習得や海外現地でのATM概観観察は必ずしておくことをおすすめします。

  • 周りの人に注意し、可能な限り操作を見られないようにする
    盗み目のイメージ画像

    海外ATM利用で気をつけたいことは、「周りの人に注意する」ことです。 日本国内でのATM利用に慣れている人は、不思議に思うかもしれませんが本来は日本も同じなのです。 第三者にATM操作を見られないようにすることは大事な行動なのです。 当然、取り忘れにも注意が必要です。想像できない人もいるかと思いますが現金を見られてしまうと持っていることが分ってしまい強盗に遭う確立が高まります。 少額でもお金のために、人に害を加えて盗むような治安の悪い国はいくらでもあります。 海外ATMの利用は、迅速な操作と現金を人目に触れさせぬようにすることが基本です。 カード、レシートなどもすぐにしまうことが大事です。

    周囲に不審な人や物を見た場合は、すぐに取引を中止しすぐに離れることを頭に入れておいてください。 現金を奪わなくても、暗証番号をのぞき見して後からカードを奪い引き出される事件も多く発生しています。 コンビニ内にあるATMでも、店員さんさえ信用しない方がいいこともあります。 ATMの操作がわからず「操作方法を教えてあげましょうか?」と声をかけられた場合や警察官やガードマンから「今そのATMを使っただろう。本人のカードかどうか確認するので暗証番号を言ってみろ」と言われて場合は、一切断ることが必要です。 国内では考えられない事件が多発しているのが海外です。 暗唱番号入力中は、後ろに立っている人から暗証番号をのぞかれないようにし別の手で覆い隠すことが必要です。 カード番号と緊急連絡先を控えておき、問題があればすぐにカード会社に連絡できるように準備しておきましょう。 カードをスキミングする犯罪グループは、暗証番号を押している様子を撮影するカメラとカードリーダにみせかけたスキミング装置で簡単にスキミングを実行します。 周囲に変な人がいないか確認することは、海外ATMを利用する大事な行動です。

  • カードが吸い込まれたり、現金が受け取れない場合にはすぐに行動
    吸い込まれイメージ画像

    海外ATMでは、暗証番号を何度も間違えたり、機械に不具合があったりすると挿入したカードが出てこないことがあります。 このような場合は、キャンセルを押してみることです。 それでもカードが出てこない場合は、すぐに当該ATM装置を管轄している銀行や会社に問い合わせもしくはに行くことです。 多少の現地語もしくは英語での会話が必要ですが、管轄している銀行などの担当者に事情を説明しキャッシュカードを取り戻しましょう。 また、カード会社の緊急サービスを利用するのもひとつの手です。 管轄している銀行や管理会社が営業していない時間は、開くまで待つしかないかもしれません。 このようなことにならないためにも、前に説明した通りなるべく銀行の開いている時間にATMを利用することをおすすめします。 また、お金が出てこない場合なども、同じくATM管理会社(銀行など)にすぐに返還・返金交渉をすることも大事です。 帰国してからでは、解決が難しい場合が多いです。 管轄している銀行や会社が遠い場合は、携帯電話等で連絡、交渉しなければならないので語学力が必要になってきます。 ここでもカード会社の緊急サービスを利用する方が良いかと思います。 もし返却してもらえない場合には、飲み込まれたカード会社のヘルプデスクに早急に連絡することも忘れないでください。

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