南房総 沖ノ島の表紙イメージ

南房総 沖ノ島

南房総 沖ノ島(北の入り江)

南房総 沖ノ島(北の入り江)
(2015/08/13) 大潮 曇り

ローケションガイドの第十二弾は、「」。沖ノ島は、千葉県南房総の館山湾内にあり、歩いて渡れる無人島。南房総国定公園内の一部で世界的に注目されているでもある貴重な島。 沖ノ島では、磯遊び、シュノーケリング、海水浴などの海遊びが満喫でき、さらに約8000年前の縄文海中遺跡も見ることができるファミリーにとっても貴重な島なのだ。 沖ノ島は、標高12.8m、面積約4.6haで周囲の距離が約1kmと小さな無人島で、豊富な海の生き物、打ちあがる多くの貝殻などが沖ノ島の魅力をさらに高めている。もともと沖ノ島は、四方を海に囲まれた沖合いに浮かぶ島だったが、関東大震災の影響で地盤が隆起し潮の流れの変化により本土と沖ノ島との間に砂が堆積し陸続きの島になった。 磯場が多く、干潮時には楽しい磯遊びができる。また毎年、「海水浴場水質調査」で最高レベルの「AAランク」に認定され東京湾とは思えないほど海が綺麗。周辺の海域に生息している浅瀬にもある。 また、死滅回遊魚が多く泳いでおり、東京近郊では絶好のシュノーケリングポイントとしても知られている。沖ノ島でのシュノーケリングのようすは、本ホームページのシュノーケリング(10):南房総 沖ノ島で、磯遊びのようすは、本ホームページの磯遊び(18):サンゴ北限域の貴重な島で磯遊び(南房総 沖ノ島)で紹介している。 砂浜には、綺麗な貝殻が流れ着いていて楽しいビーチコーミングができる。アクセスは、館山の海上自衛隊館山航空基地を目指し、道路の「沖ノ島」と言う標識を見つければ駐車場まで迷わず行ける。駐車場は、海上自衛隊館山航空基地の海側フェンスと海の間にある道路の両側が駐車場になっていて無料。 駐車場は、数百メ-トルに渡り続いているが、休祭日は午前中に、夏休み期間中は9:00前後には、すでに満車になってしまうことが多く早め早めのプランを立てたい。

海岸説明

ポイント名:南房総 沖ノ島(北の入り江)

タイプ 岩場と砂浜
磯遊び
シュノーケル
混雑度 夏期間は、多め
子ども
幼児
施設 夏期間は、海の家が2件営業
生き物 豊富
海の透明度
タイドプール 大・中・小
外海 東京湾内で入り江地形なため、比較的穏やか
駐車場 あり。
トイレ・シャワー 島の中心と島の入口の2ヶ所

ポイントの紹介

沖ノ島のマップ

沖ノ島のマップ

※本画像は、沖ノ島の入り口にあった案内板を撮影した写真に、本ホームページ独自の場所名(①、②、③、④)を追記しています。(撮影日:2015/08/13)

には、海水浴場、多くの磯場、岩場、そして砂浜があり磯遊び、シュノーケリングのポイントが多い。海水浴を楽しむのならば沖ノ島へ渡る砂浜の両側の「」がいい。 シュノーケリングは、島内の岩場、磯、砂浜のどこでもできるのだが「」がおすすめだ。しかし北側、西側のエリアは遊泳注意になっており子どもとのシュノーケリングは技量と海の状況を見ながら判断して欲しい。 西側は、岸壁や足元が悪い場所が多く潮の流れもあり、小さな子どもとの遊泳、シュノーケリングは、あまりおすすめできない。「」は、干潮時に岩肌が海面から浮かびあがり絶好の磯遊び場となる。 「」は、多くの貝が打ち上げられていて、遊泳よりはビーチコーミングを楽しいたい。今回行くことができなかったが、上の地図の「」は、岩礁帯で子どもとのシュノーケリングや海水浴には不向きなポイントなのだが、沖合にはキクメイシやエダミドリイシなどのサンゴが自生している。 技量がある人には、シュノーケリングでサンゴを楽しめるポイントだ。「東の岬」は、航行する船の波の影響を直に受ける場所なので気をつけて欲しい。

南房総 沖ノ島:①沖ノ島海水浴場

沖ノ島海水浴場の全景(2015/08/13 大潮 曇り)

沖ノ島海水浴場の全景(2015/08/13 大潮 曇り)

は、沖ノ島まで歩ける砂浜の両側。島を正面に見て、左側より右側の方がやや冷たい。遠浅で潮の流れもゆるいので小さな子どもと海水浴が楽しめる。夏場(7月下旬~8月下旬)に、2軒の「海の家」が建つ。海水浴場エリアには、夏場に監視・救護所も開設される。

①沖ノ島海水浴場

①沖ノ島海水浴場

夏期間に営業する海の家

夏期間に営業する海の家

②北の入り江

沖ノ島:②北の入り江の全景(2015/08/13 大潮 曇り)

沖ノ島:②北の入り江の全景(2015/08/13 大潮 曇り)

は、島の北に位置する30mほどの小さな入り江でシュノーケンリングのおすすめポイントだ。 東側に、「東の入り江」があるのだがシュノーケンリングを楽しむのはこの「②北の入り江」がいい。砂地なのだが所々に岩があり、潮が引けば磯遊びも楽しめる。小さな入り江の中は、子どもと安心して遊べるが、入り江の外に出ると潮の流れが速いところもあるので注意が必要。 多くの魚と出会える場所でありサンゴも見ることができる。

砂浜は約30mと小さい

砂浜は約30mと小さい

シュノーケリングエントリーがし易い岩場

シュノーケリングエントリーがし易い岩場

シュノーケリングを楽しむ

シュノーケリングを楽しむ

透明度は高い

透明度は高い

サンゴが観察できる(キクメイシの一種?)

サンゴが観察できる(キクメイシの一種?)

ケヤリムシもきれいに見える

ケヤリムシもきれいに見える

③北の岩場

③北の岩場(2015/08/13 大潮 曇り)

③北の岩場(2015/08/13 大潮 曇り)

は、岩礁帯になっていて滑りやすい。しかしながら干潮時には、岩場が水面から出てきて多くの磯の生き物を観察することができ磯遊びに適している場所だ。 岩場と岩場の間やゴロ石を裏返してみるとさまざまな磯の生き物を観察することができる。

③北の岩場の東側

③北の岩場の東側

③北の岩場の西側

③北の岩場の西側

④北西の浜

④北西の浜

④北西の浜

は、北側から西側に広がる砂浜。干潮時は、タイドプールなどが多くでき磯遊びに適したポイントとなる。北西の浜は、70m程の浜辺で岩礁帯もあり航行する船の波が押し寄せることもあるので遊泳には不向。 潮の流れの関係で、貝殻やシーグラスなどが波打ち際に多く集まっているので、ここでは磯遊びとビーチコーミングを楽しみたい

④北西の浜の北側にある岩場

④北西の浜の北側にある岩場

貝拾いでビーチコーミングを楽しむ

貝拾いでビーチコーミングを楽しむ

南房総 沖ノ島の駐車場とトイレ

南房総 沖ノ島の施設は、駐車場とトイレ。夏季期間は、「海の家」が営業されるが年間施設ではない。最大のポイントは、。駐車場は、沖ノ島の渡り口端から海上自衛隊館山航空基地の海側フェンスの道路両端で300m以上はあり400台以上が停められると思う。 しかし、一番奥の駐車スペースから沖ノ島の渡り口端までは、歩いて20分以上はかかる。できるだけ早く到着し沖ノ島の渡り口近辺に停めたい。休祭日は午前中で満車、お盆休みは9:00にすでに満車になることもあるとのこと。トイレは、沖ノ島の渡り口端と島の中心にある。駐車場の中間地点に仮設トイレが設けられる。

駐車場のほぼ中間

駐車場のほぼ中間

中間点から沖ノ島側への駐車場

中間点から沖ノ島側
への駐車場

沖ノ島渡り口側の駐車場

沖ノ島渡り口側
の駐車場

沖ノ島渡り口前の駐車場

沖ノ島渡り口前
の駐車場

沖ノ島渡り口前のトイレ

沖ノ島渡り口前
のトイレ

南房総 沖ノ島 周辺

沖ノ島へ行くまでの海側の駐車場で、楽しんでいる人も結構いる。駐車した場所には堤防があり、ここでバーベキューや釣り、シュノーケリングを楽しんでいる人たちも多い。案外いいアイデアかと思ったので写真を掲載してみた。人の楽しみ方もさまざまと感じてしまうシーンだ。駐車した場所で楽しむなら重い荷物を運ぶ必要もない。

駐車場の堤防を利用する人たち

駐車場の堤防を利用する人たち

堤防から釣りを楽しむ

堤防から釣りを楽しむ

シュノーケリングを楽しむ人たち

シュノーケリングを楽しむ人たち

ShizengatePlaza

沖ノ島周辺の宿

南房総の館山近郊には、多くの宿泊施設がある。天然温泉や新鮮な海の幸が味わえるいくつかの宿を紹介します。