真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)
ローケションガイドの第ニ弾は、「真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)」。真鶴半島は、神奈川県の相模湾に突き出た小さな半島。13万~23万年前に箱根火山のマグマ支脈として海底から噴出した溶岩ドームからできた地形と言われ、その頑丈な岩礁は生き物の宝庫。 南から流入する黒潮、北からはプランクトンが豊富な親潮系水、さらに相模湾に流れ込む相模川、酒匂川、早川からの森から来る河川水などが流入し海藻や植物プランクトンが豊富な水域となり、海の生き物が豊富に集まる場所となっています。 このような環境から、磯遊びやシュノーケリングができる場所としては個人的に、神奈川県内ではおすすめNo.1の場所と思います。私のホームグランドでもあります。
海岸説明
ポイント名:真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸) |
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タイプ | 岩礁・岩場が多い磯 |
磯遊び | ◎ |
シュノーケル | ◎ |
混雑度 | 中 |
子ども | 注意が必要 |
幼児 | 注意が必要 |
施設 | 登り徒歩10分で軽食店 |
生き物 | 豊富 |
海の透明度 | ◯ |
タイドプール | 大・中・小と多い |
外海 | 外海近い注意 |
駐車場 | 登り坂 徒歩約20分 |
トイレ・シャワー | 登り坂 徒歩約5分 |
真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)は、干潮時に真鶴のシンボルである三ッ石(三ツ石)へ渡れる。石の道を背にして、東側と西側に大きく分かれる。 東側は、シュノーケリングポイントが多く、西側は磯遊びポイントが多い。東側の磯遊びも面白いのだが、滑りやすい岩場が多く幼児や子どもと磯遊びをするには、注意が必要。 しかし、三ッ石海岸(三ツ石海岸)は、海の生き物が多く、種類も豊富。死滅回遊魚も多く9月は南国の海のようである。(言い過ぎた!!)。 また、大潮時の東側は、大きなタイドプールができやすい地形。西側は、浅いゴロ岩の広い海岸となるので岩の下に住み着いている生き物が豊富に見つかる。 シュノーケリングは、多くの魚や色鮮やかな死滅回遊魚などが見られてとても楽しい。さらに、熱帯的な海を感じる事ができる「サンゴイソギンチャク」が見られる。 真鶴半島南部は、サンゴイソギンチャクの北限と言わている。 磯遊びは、神奈川県の天然記念物である「ウメボシイソギンチャク」をはじめ、カニやハゼ、ナマコ、貝など多種多様の生き物が見つかり時間が経つのを忘れてしまうほどである。まさしく。磯の生き物の宝庫だ!!
真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)
(2013/03/17 AM11:00) 曇り 大潮
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ポイントの紹介
磯遊びエリア(真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸))
東側と西側
Aポイント
西側のAポイントは、三ッ石海岸での磯遊び定番エリア。町立遠藤貝類博物館から三ッ石海岸に降りてくる道の右手側で徒歩数分の場所。トイレや帰り道が近く、大潮時は、ゴロ石の海岸が100m近くに渡って現れるので子どもと磯遊びをするのに適している。 三ッ石海岸(三ツ石海岸)の磯観察会は、ほぼこの場所で開催されている。ここは、シュノーケリングもできるが外海と直結していてタイドプールも浅いので、どちらかと言うと磯遊び場である。シュノーケリングを楽しむなら、東側のポイントの方が深く大きなタイドプールができあがるので東側をおすすめする。
真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)Aポイント
カニ、ヤドカリをはじめ多くのハゼや小魚が泳いでいるのが観察できる。Aポイントは、やはりゴロ石をひっくり返すこと。(観察したら元に戻してね!)さまざまな生き物を見つける事ができる。東側とは違い、大きな岩などがなく比較的小さなゴロ石海岸なので子どもにも安全だ。 しかし、海藻もゴロ石に多く生えているので滑りやすいので動くときはゆっくりと注意しながら移動して欲しい。運が良ければ、真珠貝(アコヤガイ)」も見つかる。ウニ、ナマコ、ヒトデ、ウミウシと磯の生き物多くをこの場所で見ることができる。 100種類程度の磯の生き物を、簡単に見つける事ができるとのことで、みなさん何種類見つける事ができるか挑戦して欲しい。まさに、生きた水族館と思う。
小さなタイドプール
網は必需品?
比較的平坦な磯です
網があれば魚もGet!!
カニも、うじゃ・・うじゃいるよ
ゴロ石をひっくり返したその下には?
ムラサキクルマナマコ
貝の種類も豊富
海側は外海なので気をつけて!
Bポイント
東側のBポイントは、西側のAポイントとは地形がまったく違うポイントだ!磯遊びポイントと言うよりは、完全にシュノ-ケリングポイントだと思う。 西側のAポイントと違い東側のBポイントは、大きな岩がつれなりその間に大きなタイドプールがいくつも見つかる。深さもあり子どもとのシュノーケリングに最適なタイドプールがきっと見つかる。 もちろん。小さなタイドプールもありこの中で磯遊びを楽しむこともできる。ここは、滑りやすい足場の悪い大きな岩の隙間を移動しなければならないので充分に注意して欲しい。 逆に。外海側にもタイドプールというよりは、小型の湾が出来上がり、ここは、絶好のシュノーケリングポイントとなる。 大型の魚、死滅回遊魚も多く海の本来の楽しさを味わえる。「ウメボシイソギンチャク」「サンゴイソギンチャク」と真鶴半島の天然記念物を見ることができる。 外海が近いので、海の流れや波の高さには充分気をつけて欲しい。イワシなどの群れもタイドプールに取り残されていることがあるので最高のタイドプールを見つけて楽しんで欲しい。
真鶴半島 三ッ石海岸(三ツ石海岸)Bポイント
このポイントには、ヒトデ、大きなカニ、貝など多種多様な磯の生き物が岩にいる。シュノーケリングでは、チョウチョウウオ、ソラスズメダイ、ニシキベラと色鮮やかな魚をはじめイカ、タコなどが見れる。 また、ソフトコーラル系も多くまるで南の海のような光景が展開される。
大きな高い岩が多い磯
多くのタイドプールができる
タイドプールに向ってGo!
外海に近い湾状態のポイント
色鮮やかなカゴカキダイ
海藻、岩、魚の絶妙なバランス
南国を感じさせるサンゴイソギンチャク
ソフトコーラルのイソバナもきれい
*真鶴半島三ッ石海岸見つけた海の生き物は、海の生き物のページにすべて掲載しています。
真鶴半島のおすすめのホテル
真鶴半島には温泉がないため、大きなホテルはなく旅館や民宿が中心。少し大きめのホテルや温泉につかりたい人は隣り街の「湯河原温泉」も宿泊候補のひとつかと思う。 また、東京方面に帰る方は以下で紹介した「ヒルトン小田原」箱根湯本の宿も良いと思う。