川遊び(5)
魚飛渓の天然すべり台

川遊び(5):魚飛渓の天然すべり台

大きな渓谷の岩にできあがった魚飛渓の天然すべり台

魚飛渓の天然すべり台を滑る

魚飛渓の天然すべり台を滑る

三重県紀北町にある孫太郎オートキャンプ場でキャンプをした際に、近隣にある「道の駅 紀伊長島マンボウ」に行った。この「道の駅 紀伊長島マンボウ」の横に「紀北町観光協会」があり、ふと受付で「銚子川で遊ぼう」と言うパンフレットを見かけた。 そのパンフレットに写っている川の透明度がすばらしく、さらに渓谷の岩の間にできたがあるとのことですぐに行きたくなった。 孫太郎オートキャンプ場からは30分もかからない場所とのことでさっそくへ・・・。実は「天然のすべり台」がある場所は、紀勢自動車道の海山インターから15分程度の紀北町を流れる銚子川の支流・又口(またぐち)川にあるにある。 魚飛渓は、巨岩・奇岩と水と緑が織り成す渓谷で抜群の透明度を誇る水が美しい景勝地でもある。本流の「銚子川」は、全域が透明度の高い川で生き物が豊富なことから「奇跡の川」とも言われる。 魚飛渓の「天然のすべり台」も、川に対する子どもの遊びごころを充分に発揮させてあげられる場所だ。私たちはヘルメットをわすれてしまい危ない思いをした。魚飛渓の「天然のすべり台」で遊ぶならばヘルメットとライフジャケットは是非用意したい。 魚飛渓の「天然のすべり台」に行く前に必ず下でリンクしている「銚子川魅力発見マップ(紀北町役場ホームページ)」のカタログを見て安全に子どもと川で遊ぼう!

◆紀北町ホームページ(銚子川スポット(マップ))

現在、コロナ禍の関係から車両乗り入れ制限、BBQ制限、川遊びなどの自粛要請などが川を所轄する施設や自治体などから発令されています。 紀北町は現時点では、大きな制限が見受けられていませんが今後はわかりません。 川に行かれる際には、川を管理する施設や自治体などのホームペ-ジから最新の情報を入手し活動してください。
 

魚飛渓のサルマ渕での川遊び

天然のすべり台がある「サルマ渕」

天然のすべり台がある「サルマ渕」

や支流のは、子どもをはじめ大人も夢中になれる川遊びスポットが多く点在する。 夏には、川への飛び込み、ターザンロープや川泳ぎなど多くの川遊びができ多くの子どもたちでにぎわう。その中でも1番人気はやはり「天然のすべり台」だ。 清流に削られた滑らかな岩は、まるでスライダーのよう。岩の表面を流れる冷たい水とともに、約3メートルの落差を滑り落ち、子どもたちにとっては度胸試しの遊び場になっている。 自然体験ツアーなどでも使われている。自然体験ツアーを開催する「きほくふるさと体験塾」の問い合わせは(0597・46・3555)へ。

魚飛渓に着いたとたん・・・ビックリ・・・川底に泳ぐ多くの魚が川面からまる見え。半端ない透き通った川は確かに「奇跡の川」だ。川底に泳ぐ魚をここまで見たのははじめて・・感激!! 魚飛渓がる支流の又口川も含め銚子川の色は「銚子川ブルー」とも言われる深い場所の色はすばらしい透き通ったエメラルドグリーン。魚飛渓(うおとびけい)と言う名も、川にアユやアマゴが跳びはねていたことからこの名が付いたと言われる。 大台ケ原を源に熊野灘に注ぐ銚子川は、全長約17キロで、川遊びのできる場所は下流の便ノ山橋から上流の支流の又口川の魚飛渓までの約5キロの区間に点在するとのこと。 魚飛渓の大きな石は上流から流れてきたものではなく、岩の割れ目にそって水が流れ浸食風化されてできたと言われている。本来は、で日本有数の透明度を誇る三重県紀北町海山地区に流れる「銚子川」での川遊びを体験した後に、上流の魚飛渓「天然のすべり台」を目指すの人が多い。 今回は時間がなく天然のすべり台がある「サルマ渕」のみでの川遊びになってしまったが、次回は、又口川の川遊びポイント「千畳敷」「砂碁」「にんがら渕」や銚子川の川遊びポイント「三つ石」「神取」「湯口」での川遊びを楽しみたい。

魚飛渓の天然のすべり台

サルマ渕には、天然のすべり台が3つある。一番人気の落差3mの天然すべり台には、2ヶ所の滑り口がある。もう一つ奥側に、平らな岩盤の落差が少し低い天然のすべり台がある。こちらも人気があるようだ。どれもはじめは怖い?再び言いますが、私たちはヘルメットをわすれてしまい危ない思いをしましたが、「天然のすべり台」で遊ぶならばヘルメットとライフジャケットをお忘れなく。

慣れてくると岩から3m下の川飛びも

慣れてくると岩から3m下の川飛びも

3m落差の天然滑り台は二つある

3m落差の天然滑り台は二つある

奥側にある少し低い天然すべり台

奥側にある少し低い天然すべり台

プールにあるスライダーのよう

プールにあるスライダーのよう

「サルマ渕」の川中は、アユとカワムツが目の前を泳ぎまくり!

サルマ渕の川中をシュノーケリングでのぞいてみた。のぞいた瞬間、あふれんばかりのアユやカワムツが川の中を泳いでいた。 川の中で泳ぐアユを見たのは初めて。これ・・感動もの・・・。川の中の雰囲気を感じ取ってもらうためにYouTubuに上げたので見てください。 アユ、カワムツ以外には、アユカケ、ルリヨシノボリ、アマゴ、ヒラテテナガエビ、ゴクラクハゼ、ボウズハゼ、カマツカ、チチブ、ヌマチチブ、オイカワ、ウグイ、シマヨシノボリなどが見れるとのこと。

「サルマ渕」の川中

「サルマ渕」の川中

アユ

アユ

カワムツ

カワムツ

ボウズハゼかなぁ?

ボウズハゼかなぁ?

「サルマ渕」の川中を覗いてみよう!

始神テラス(はじかみテラス)

紀勢自動車道の紀伊長嶋ICと海山ICの間にできた紀北PA内に平成27年にオープンしたがすばらしい。 地域名産「尾鷲ひのき」を組み合わせた外観が印象的。紀北町の地元のアンテナショップ『キホクニヤ』と、地物の食べ物や名物を使用した料理がある『種まき権兵衛カフェレスト』がある。屋根付きの二輪専用駐車場や電気自動車の充電、トイレにはおむつ替えシートや障がい者用トイレなど施設群が充実している。 特に『種まき権兵衛カフェレスト』の「キホクニヤ定食」がおすすめ。 さしみ5種盛が1280円、さしみ4種盛が980円だ。正直ここのさしみがおいしい。銚子川や魚飛渓に行った時にはぜひ立ち寄って欲しい。

始神テラスの外観

始神テラスの外観

種まき権兵衛カフェレストの内部

種まき権兵衛カフェレストの内部

「キホクニヤ定食」(さしみ4種盛)

「キホクニヤ定食」(さしみ4種盛)

川遊びで用意する道具

道具は?・・・正直、川遊びのために道具を買わなくても楽しめます。しかし、最低限「」は必要だと思います。 子どもと川遊びをするファミリーに重宝する道具を、独断と偏見で紹介していきたいと思います。

【必需品】必ず必要な物

最近、さまざまな海遊びの用品が利用できるようになり、川遊びでもほぼそれらの用品を使うことができます。 川にガラス破片などの危険物が落ちていることも多くまずはシューズです。現在、海で利用されているマリンシューズ、運動性を高めた水陸両用スニーカーのウォータシューズアクアシューズが川遊びでも利用できます。 シューズの選択は、非常に幅広いものになっています。 本来ならば、滑り止めがついている釣具店で販売している靴底がフェルトで爪先を保護するがベストなのですが、川遊びのために「鮎タビ」を購入する人はほとんどいないと思います。 どのようなマリンシューズやウォーターシューズを川遊びに選べばよいのかの回答は次の3つをポイントとし予算内のものを選択されれば良いと思います。

  • 肌を見せない足を覆うタイプの靴
  • 川水に濡れて良い靴

川は、苔や藻などで非常に滑り安く、また大きさの異なる石やとがった岩などが川底にあります。 川遊びでのケガは、足元の岩や石の上からすべって転んだり、足を引っ掛けてケガをすることが多いので足元は一番大事な身を守る道具です。 残念ながら安価なマリンシューズなどは、砂浜のような海岸利用を前提に作られているので運動性、撥水性、軽さなどの面から靴底は全般的に薄いものがほとんどです。 マリンシューズでも良いのですが可能な限りそこが厚いものを選んでください。マリンシューズよりもウォータシューズやアクアシューズと呼ばれている方が適しているかと思います。 ケガの防止の最重要ポイントは靴底なのです。濡れても良い運動靴でも代用できるますが、サンダルは、絶対に厳禁です。 また、スポーツサンダル的なウォータシューズもありますが、気が付かない内に傷があると気づくこともありますので足の肌を覆うタイプのシューズをおすすめします。

シューズ以外の川遊びの必需品は、です。マリングローブはわざわざ買わなくとも軍手で十分です。 帽子は、川ではあまり利用されないのですがすでにお持ちの物で代用することができます。要は、日射病や日焼けを防止することが目的です。

【基本品】基本必要な物

ここで紹介する道具は、準備すれば川遊びが楽しくなる物です。川は、日差しが強い場所もあるので日射病、紫外線(日焼け)などの対策が必要になります。 水着や濡れてもいいTシャツなでも大丈夫ですが、最近ではマリンレジュー用途のに人気があります。ポリエステルとポリウレタンなどの混紡で非常に薄手で伸縮性が良くUV対策がされているシャツで磯遊びでは重宝します。 そして、川遊びで磯遊びの道具も用意などがあると楽しさが増します。 バケツ、網は、釣具屋やホームセンターをはじめダイビングショップなどでも売っている場合があります。釣用な度の高い物もありますが、100円ショップ等で売っているもので利用することができます。

【あると便利】あると便利な物

ここで紹介する道具は、あるとより楽しく川遊びができる道具です。 は、磯遊びの定番ですが川遊びでも使える道具です。子どもには、川の中が覗けるとても楽しい道具でホームセンターや釣具店で買うことができます。DASH島などであまりにも有名になりましたがもとても楽しい道具です。 川で見つけた生き物をさまざまな確度から見ることができ子どもたちの興味を一層高めます。 そして一つ、があると便利です。川で見た生き物を少しの間だけ採集し動きなどの観察をしたいときに便利でバケツ替わりにもできます。 川の生き物を少し長めに観察したい時は、もあると便利です。

【できれば】できれば用意したい物

は、ぜひ用意して欲しい物の一つなのですが、逆に。 ライフジャケットは、遊び方、川の環境や状況により判断してください。小さな子どもいるファミリーには、安心の為に欲しい道具かと思います。 川遊びでは、本来のライフジャケット目的というよりは、より安全に子どもたちを川遊びの危険から守ってくれる道具としての位置づけの方が良いかと思います。 救急用品は、川遊びに限らず海や山での遊びでも、虫や魚、植物等にさされた時に利用するの用意は重宝します。 これは、毒がある生き物に指されたり毒のあるトゲが刺さってしまった場合など毒液や毒針を吸引する道具として役に立ちます。お医者さんの手当てを受けるまでの応急処置に使えます。 救急用品は、ガーゼ、綿棒、スキンナップ、ハサミ、裁縫セット、絆創膏、ピンセット、カッターブレード、粘着テープなどがはいったがあると助かります。 実は私は川遊びに行くときに、「ポイズンリームーバー」と「ファーストエイド」は必ず持参していきます。