子どもと空を歩いて見ませんか?・・・三島スカイウォーク

南ゲートの展望台からみた「三島スカイウォーク」(2017/10/09:曇り)の画像01

南ゲートの展望台からみた「三島スカイウォーク」(2017/10/09:曇り)

三島市笹原新田にある「三島スカイウォーク」。三島スカイウォークは、国道一号線の三島に向かって下る途中の高台にあり歩行者専用吊り橋では日本一長い全長400mの大きな吊り橋で高さが70.6メートルもある。天気のいい日には富士山はもちろん、駿河湾や伊豆の山並みそして静岡市まで見えてしまう絶景が楽しめる新スポットだ。個人的にはなぜ、このような山の谷に多額の費用をかけこの大きな吊り橋を建設したのか少し疑問であった。さまざまな情報から、三島のいくつかの山々からはすばらしい景色が見られる場所がありなが、この絶景を見られる場所がなかった。そこで、地域の活性化に貢献し多くの人にこの景色を知ってもらいたいとのことで2015年12月14日にこの「三島スカイウォーク」が開業されたとのこと。スゴスギ・・・確かに、さまざまな高速道路が建設される中、三島は単なる通過点になっていると言う懸念があるとのことにも同感できる。「三島スカイウォーク」は、着想から10年もの時をかけ2015年にようやく完成にこぎつけた。ずいぶん前から計画されていた橋なのだということを知れば、それなりに「三島スカイウォーク」の魅力を高められるかと思う。吊り橋の周辺には、四季折々の美しい景色を楽しんでもらうために桜や紅葉など4,000本もの広葉樹が植樹されている。今回は、天気があまり良くなく壮大な富士山に雲がかかり富士山を望めなかったのが少し残念だが、絶景がもたらす「三島スカイウォーク」の魅力を十分感じることができた。三島スカイウォークへ行くなら「富士山が見える天気の良い朝」、「紅葉がきれいな秋」、そして「三島の夜景が見える夜」がおすすめだ。そして意外な見どころがトイレだ。このトイレ・・総工費約2億円かけて造られたとのこと。用をたさなくとも一度は見る価値がある・・・とくに女性用トイレはすごいらしい!今回、10月三連休の午前中だったということもあってか、臨時駐車場までが9割以上埋まっている状態!いまだに人気がある観光スポットなだということを感じた。確かにここ最近、箱根周辺には目新しい観光スポットがなかったのも事実。車で箱根峠から約10分、東名沼津IC・新東名長泉沼津ICからも約15分とアクセスがいいことも人気継続の理由なのかも?昼になると気温が上がり、富士山に雲がかかりやすくなるので、壮大な富士山を見たいなら午前の早い時間がおすすめ。また、太陽が沈んでいく夕方の時間帯の富士山や駿河湾の景色、そして夜の三島の夜景とさまざまな景観が楽しめる。営業時間は、9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)で大人1,000円、中高生500円、小学生200円(小学生未満無料。障がい者割引あり)、駐車場は無料。「三島スカイウォーク」は、「まるで空を歩いているような感覚を味わえる」ことからと名付けられたとのこと。たまには、宇宙遊泳のごとく空遊泳を楽しんでみてはどうだろうか。

アイコン1の画像三島スカイウォーク公式サイト

三島スカイウォークのみどころ

三島スカイウォークのみどころは、大きく6つ。「三島スカイウォーク」、「北側エリア」、「Kicoroの森」、「南側エリア」「スカイガーデン」そして「トイレ」。数時間は、楽しめる場所だ。過ごし方しだいでは、半日程度楽しめるかもしれない。それらのひとつひとつを紹介してみたい。

三島スカイウォーク

北側エリアから見た三島スカイウォークの画像02

北側エリアから見た三島スカイウォーク

三島スカイウォークは、全長が400m、高が70.6m、車椅子同士でもすれ違うことができるよう歩道幅が1.6mと広く、主塔の全高が44mと巨大な吊り橋になっている。橋を吊るケーブルの間隔を広くとり景色を楽しむこが工夫されているメッシュ構造のデザインで設計されている。橋の標高は415mで、入口となっている南ゲートから歩いて2~3分で北側のエリアに渡れ、揺れを感じるのでスリル満点の空間が楽しめる。足元が、網のようになっていて(この部分が“オープングレーチング”と言うとのこと。)谷底が見えるようになっていてなかなかスリルがある。編み目は細かいが、小銭などが落下する恐れもあるのでご注意を。

橋の構造は、マグニチュード9.0クラスの地震がきても壊れない設計になっていて安全性がしっかり確保されている。さきに説明した“オープングレーチング”と、歩廊の端に作られた隙間から風が通り抜けるので、風による揺れが抑えられる構造になっていて、風速65mにも耐えられるとのこと。横風の揺れを防ぐために、吊り橋の下に耐風索というケーブルがしっかり張られていて歩廊の両側には重いコンクリート版を配置して揺れを調整する工夫もしている。なんと大人が2100人渡っても大丈夫な強固な設計になっている。北エリアには、吊り橋を支えるメインケーブルが山のほうへと伸びていて「アンカレイジ」と呼ばれる“重し”がある。メインケーブルの張力を受け止め吊り橋を支える巨大なコンクリートの塊。左右に7本ずつ、アンカレイジに取り付けられたケーブルが主塔の頂上で1つにひねられ、400mもの吊り橋を支えている。

オープングレーチングの画像03

オープングレーチング

アンカレイジの画像03

アンカレイジ

歩廊幅が1.6mと広いの画像04

歩廊幅が1.6mと広い

本来ならば富士山が見える!の画像03

本来ならば富士山が見える!

駿河湾と静岡県東部が一望の画像06

駿河湾と静岡県東部が一望

東側の山並みの画像07

東側の山並み

北側エリアと「kicoroの森」

北側エリアには、「kicoroの森」をはじめ散策路や展望台があり自然を楽しむことができるエリアになっている。北側は、山の自然を感じることができるエリア。橋を渡り終えた目の前には、広場が広がり屋台や休憩所が並んでいる。入口側は白黒タイルのチェック模様だが、北側は桃色のタイルチェック模様になっている。広場のシンボル的な存在が先にも紹介した「アンカレイジ」。「アンカレイジ」の上は、展望台になっていて、吊り橋を真っ正面からみることができる撮影ポイントでもある。「アンカレイジ」から山の斜面へ向かって広がる「kicoro(キコロ)の森」があり散策路が伸びていて森の中を歩くことができる。小さな間伐材で作られた森のキャラクターkicoroがあちこちに置かれていて、1つ1つ形や表情が違うのが面白い。「flower drop」(1枚200円・税込)と言う間伐材を利用して作られた小さな板が並んでいて、お金を入れると1枚購入でき1枚1枚が異なるメッセージなのでまるでおみくじ感覚。北側は、三島スカイウォ-クでの憩いの場所だ。

北側エリアの広場の画像08

北側エリアの広場

kicoro(キコロ)の森の画像09

kicoro(キコロ)の森

「アンカレイジ」上の展望台の画像10

「アンカレイジ」上の展望台

南側エリア

南側エリアは、駐車場の前にあり三島スカイウォ-クの入口。チケット売場や記念撮影場と売店、レストランなどのショップが並ぶ。南側エリアには、レストラン「森のキッチン」、SKYWALK COFFEEがある。レストラン「森のキッチン」は、2016年9月にオープンし、地元三島の食材にこだわった料理を味わうことができる。「三島ブランドカレー」(1,200円・税込)や三島産のほくほくのじゃがいもが詰まった「みしまコロッケ」「箱根山麓豚」や箱根西麓三島野菜を味わうことができる。SKYWALK COFFEEでは、入場時にもらえるソフトクリーム割引券が使える富士山麓の牧場のソフトクリームが味わえる。口当たりがなめらかで濃厚ながらさっぱりとしているのでおいしい。

レストラン「森のキッチン」の画像11

レストラン「森のキッチン」

SKYWALK COFFEEの画像12

SKYWALK COFFEE

牧場のソフトクリームの画像13

牧場のソフトクリーム

スカイガーデン

スカイガーデンの内部の画像14

スカイガーデンの内部

スカイガーデンは、お土産や軽食の店が並ぶショップ館だ。レストラン「森のキッチン」横のエスカレーターを上った先にあり、地場産にこだわったお土産屋やショップ、軽食が味わえるお店が並ぶ。全面ガラス張りで内部は、季節の花が生花でまるでシャンデリアのように室内に飾られ花の良い香りが漂い植物園のよう。おみやげの一番人気は、「富士と花のミルフィーユ」(1袋5個入り750円・税込)で、キャラメル、抹茶、オレンジ、ブルーベリー、ラズベリーの5つの味を一度に味わうことができる「三島スカイウォーク」オリジナル。

エスカレーターの画像15

エスカレーター

全面ガラス張りの画像16

全面ガラス張り

kicoro(キコロ)ショップの画像17

kicoro(キコロ)ショップ

トイレ

三島スカイウォ-クでぜひ利用して欲しいのが、総工費約2億円かけて造られたトイレ。とくに女性のトイレはすごいらしい。今回は、男用のトイレしか撮影できなかったが。。。とにかくきれい、豪華。。。。大きいトイレの利用がランプでわかる優れもの・・・洗面所も小土曜がありとてもきれいだ。さすがに話題になるほどのトイレだとすぐにわかる。

トイレの入口の画像18

トイレの入口

男性トイレrの内部の画像19

SKYWALK COFFEE

車イス用トイレの画像20

車イス用トイレ


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