日本でただ一つの湖の上にある鉄道駅がパワーをくれる

撮影スポットから見た紅葉の「奥大井湖上駅」(2018/11/24)の画像01

撮影スポットから見た紅葉の「奥大井湖上駅」(2018/11/24)

静岡県榛原郡川根本町にある湖上の秘境駅「奥大井湖上駅」。「奥大井湖上駅」は、SLが走る大井川鉄道の終着駅千頭からトロッコ電車が走る「南アルプスあぷとライン(井川線)」に乗り換え10番目の駅で、南アルプス南アルプスの山間部へつながる奥大井エリアにあります。フジテレビの「ザ・ベストハウス123」で「日本の不思議な駅ベスト3」の第1位に選ばれたり、タモリさんとトミー・リー・ジョーンズさんが出演した「サントリー プレミアムBOSS ブラック:プレミアム鉄道編」のCMで話題になり「中部の駅100選」にも選ばれ注目を浴びています。「奥大井湖上駅」は、ダム湖の接岨湖に張り出した小さな半島状の場所に立地し、両脇に南アルプスあぷとライン(井川線)の赤い鉄橋「奥大井レインボーブリッジ」が架かり日本でただ一つの湖の上にある鉄道駅で、高さは70mもあります。まるで湖の上に浮かんでいるかのように見える駅でなんとも言えない魅力あるふしぎな駅です。特に紅葉シーズンは、エメラルドグリーンの湖と赤い鉄橋が紅葉の山並みと融合しすばらしい光景を創り出します。本来は、エメラルドグリーンの湖と朱い鉄橋のコントラストによる絶景が人気なのですが、2018年11月は、8月以降の台風の影響により土砂濁りが続いていてエメラルドグリーンの湖は見られませんでした。「奥大井湖上駅」は、長島ダムの建設に伴い誕生した駅で、ダムが建造される前は湖底に当たる位置に駅があったとのことです。路線が沈んでしまうため、代わりに現在の位置に設置されるようになりました。さらに「奥大井湖上駅」に架かる上流側の鉄橋脇(「レインボーブリッジ」(命名は東京よりも先))には、遊歩道があり湖上を歩くことができます。県道388から入れる奥大井湖上駅駐車場(9台)があり、奥大井湖上駅までは徒歩で15分から20分で奥大井湖上駅に行けます。「奥大井湖上駅」は、上り・下りそれぞれ1時間に1本程度しかないので、「南アルプスあぷとライン(井川線)」と駅の両方を見たい場合は、事前に時刻表を調べておくことが必要です。私たちは、本ホームページでも紹介している近くの「アプトいちしろキャンプ場」でキャンプをしたので来ましたが、この神秘的な駅だけのために、この地にわざわざ来るのも決して無駄ではないと思います。周辺観光地の寸又峡よりも感動は高いかもしれません。

奥大井湖上駅の画像07
奥大井湖上駅の画像33

湖上の秘境駅「奥大井湖上駅」の行き方

鉄道利用の場合

湖上の秘境駅「奥大井湖上駅」へは、鉄道、車、観光ツサーなどで行くことができます。鉄道の場合は、JR東海道本線「金谷駅」から大井川鐵道に乗り換え千頭駅まで行きます。普通電車で1時間15分かかります。SLに乗りたい場合は、「新金谷駅」からSLに乗ります。千頭駅からさらに南アルプスあぷとラインに乗り換え、10番目の奥大井湖上駅へ向かいます。時間は、おおよそ1時間5分程度もかかりますので金谷駅からは2時間以上もかかる長旅になります。さらに、南アルプスあぷとラインは1日にたったの5本しか運行していないのでスケジュールはしっかり組みましょう

車利用の場合

私たちは今回、車を利用しました。「アプトいちしろキャンプ場」でキャンプをしていたため、車で10分程度で遊歩道入口まで着いてしまいました。通常は、新東名高速道路の島田金谷ICや新東名静岡スマートICから千頭に向かいます。千頭から県道77号線を走り寸又峡方面との分岐で大井川沿いを走る388号線へ曲がり長嶋ダムを目指します。長嶋ダムから井川湖に向かうと、接岨湖の中間あたりに「湖上入口バス停」がありそのすぐ先にトンネル(不動トンネル)が見えてきます。このトンネル(不動トンネル)を過ぎて少し行った先を右折すると奥大井湖上駅駐車場(9台)にでます。私たちは今回、トンネル(不動トンネル)に入る手前右から入る遊歩道から「奥大井湖上駅」に向かいました。奥大井湖上駅駐車場(9台)から行く場合には、絶好撮影ポイントまで山道の登りになります。トンネル手前の右の遊歩道は、100mも歩かないところに絶景撮影ポイントがあります。奥大井湖上駅までは山道ですが下りなので楽です。帰りはきついですが?奥大井湖上駅への行き方(不動トンネル右の遊歩道入口から)は、PCでご覧の方は右欄で携帯電話の方は以下をクリックしてください。
奥大井湖上駅への行き方(不動トンネル右の遊歩道入口から)はこちら

レインボーブリッジと奥大井湖上駅

レインボーブリッジ

「レインボーブリッジ」は、湖上からの高さが約70m、全長は2本あわせると約480m(195m+286m)で歩ける方側の鉄橋は195mです。このレインボーブリッジと言う名称は、東京のレインボーブリッジよりも先に命名されましたが今では、わかりやすいように「奥大井レインボーブリッジ」と言われているとのことです。

歩けるレインボーブリッジの画像17

歩けるレインボーブリッジ

二人が並んで歩ける程度の幅の画像18

二人が並んで歩ける程度の幅

橋から見る山肌紅葉もきれいの画像19

橋から見る山肌紅葉もきれい

歩いてきたレインボーブリッジの画像20

歩いてきたレインボーブリッジ

奥大井湖上駅

秘境駅とは、山奥などにあって周囲に民家が無く駅の利用数も少なく、駅自体も無人で寂しい駅の事を言います。秘境駅には三種類があり、一つは、過疎化が進むなどして、人が利用しなくなり無人となった駅、もう一つは、地形や建設条件などで、人が多い場所には建てられず条件が合う場所に建てられた駅、しての一つは、観光目的で作られた駅です。奥大井湖上駅は、観光目的で建てられた駅に分類されます。 また、奥大井湖上駅は、、恋愛・結婚・子宝にまつわる「ふじのくにエンゼルパワースポット」として人気があり「奥大井恋錠駅」としても注目度がアップしています。奥大井湖上駅を少し登ったところに、無料で使用できるコテージ風の休憩棟のレイクコテージ奥大井があります。自動販売機や売店はありませんが、お手洗いやお弁当などが食べられる休憩スペースがあり2階のバルコニーからは駅や接岨湖の辺りの景色を眺められます。

秘境駅の奥大井湖上駅の画像21

秘境駅の奥大井湖上駅

奥大井恋錠駅にも・・・の画像22

奥大井恋錠駅にも・・・

レイクコテージ奥大井の画像23

レイクコテージ奥大井

休憩スペースの画像24

休憩スペース

レイクコテージ奥大井から見た駅の画像25

レイクコテージ奥大井から見た駅

上から見た「ハッピー・ハッピー・ベル」の画像26

上から見た「ハッピー・ハッピー・ベル」

奥大井湖上駅と「南アルプスあぷとライン(井川線)」

2階は、体験フロア。3cmほど磁石の力で浮上し走行する「ミニリニア」の体験があり人気がります。浮上はほんの少しなので音を聞いて判断してください。個人的には、超電導リニアに使われる超電導体や液体窒素を使った実験コーナー。マイナス196度まで冷やされた超電導体がコースを走る様子は感動もの。その他超電導リニアモーターカーに関する様々なしくみの展示説明器などがあります。

トンネルから上り電車が来るの画像27

トンネルから上り電車が来る

絵になる南アルプスあぷとラインの画像28

絵になる南アルプスあぷとライン

南アルプスあぷとラインの客車の画像30

南アルプスあぷとラインの客車

停車中の南アルプスあぷとラインの画像29

停車中の南アルプスあぷとライン

下り電車が来るの画像31

下り電車が来る

いくつかの車両がある南アルプスあぷとラインの画像32

いくつかの車両がある南アルプスあぷとライン

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