結論から先に発表すると・・・2017年度 Shizengateが選んだファミリーキャンプ用テントは?
今回Shizengateが独自に設定した要望、選択ポイントなどを平等に機能面などからまじめに検討比較した結果、ファミリーキャンプ用テント第1位に輝いたのは、コールマン: タフワイドドームIV/300。しかし、意外にもShizengateが購入したファミリーキャンプ用テントは、第3位のロゴスのneosベーシックドーム・PLR WXL。前ページのファミリーキャンプ(32)でも説明しましたが、テント選びの最終決断は、購入者の意向と意思が一番大事。今回は、このテントを買うことになった背景を紹介し、みなさんのテント選びの参考としていただければと思う。
テント選びの背景と選択要因
今回のテント選びを前ページのファミリーキャンプ(32)の選択要因に沿って紹介してみたい。どのような背景と要因(ポイント)で
ロゴス(LOGOS)のneosベーシックドーム・PLR WXL
に至ったかを紹介します。
現況とテント購入の動機
私が今持っているテントは、今のキャンプ場では余り見かけないサウスフィールドのドーム型テント SF506FD。このテントは2004年に購入しすでに14年も利用している。年間15泊から20泊程度なので250泊前後は利用している計算になる。長く利用したなぁ・・・。サウスフィールドは、スポーツ店アルペンのオリジナルキャンプブランド。正直、安物のイメージがあるブランドです。それでも国内ブランドと言うこともありポールの交換を部分部分で2回程度しましたが、他に大きなトラブルはなく十分に利用でき悪くない製品だと思います。ここにきて、破けてしまった部分や防水性に衰えがでてきたのと新しいテントがそろそろ欲しかったのでテントの購入を計画しました。また2014年に、私はこれもサウスフィールドですが、サウスフィールドのスクリーンテント(SF4011ST)を購入しています。季節や場所などを考慮して「テント&タープ」「テント&シェルター」と使い分けてしています。
それぞれの現在の後継機種は、
サウスフィールド ドームテント (SF5504CD)
と
サウスフィールド ドームタイプ スクリーンテント (SF6011ST)になっています。
「テント&タープ」スタイル![]() 「テント&タープ」スタイルは、サイトの大きさや形により柔軟にテントサイトが設営できるのが特徴。レグタングラータープを利用しているので設営が大変な時もあります。「テント&タープ」スタイルは、「テント&シェルター」よりも視界が広がり景観を楽しみながらキャンプができるのが特徴です。 |
「テント&シェルター」スタイル![]() 「テント&シェルター」スタイルは、サイトの大きさにある程度の制限がかかりますが、テント&リビングを簡単に設営でき夏などは全面メシュにすれば蚊や虫対策として利用できます。ただし、景観が制限され動けるスペ-スも限られてきます。大きなスペ-スをシェルター内に確保できるので、春や秋、冬など寒い時期には適しています。 |
① キャンプスタイル(用途)
今回のテント選びのキャンプスタイル(用途)は、ファミリーキャンプです。個人的な趣向なのですが、ロースタイルキャンプではなくハイスタイルキャンプを選択しています。その理由は、
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家族利用が主目的。 |
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目線が高いハイスタイルキャンプが好き。 |
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子どもが自由に動ける。 |
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持っているキャンプ用品がハイスタイルキャンプ向き。 |
② テントサイズ
テントの利用人数が、大人2名、中学生1名、小学生1名なので大人4名用~5名用のテントで、サイズ的には、270cm×270cm以上としました。
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4人家族なので4名用~5名用。 |
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テント床が、270cm×270cm以上。 |
③ テントの形
テントの形は、ドーム型を選択。なぜ最近人気のツールーム型やカマボコ型にしないのか? その答えは簡単で、「サイトの大きさが限られる」「設営時間がかかり一人で立てられない。」からです。
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さまざまなサイトに対応できる柔軟性。 |
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一人で立てられる。 |
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設営・撤収が簡単で時間もかからない。 |
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視界が開けるテント&タープスタイルが好き。 |
④ 性能
今回の新たなテント選択で特にこだわった性能は、居住性、耐水性の二つ。居住性が今回のテント選択結果に大きく影響した部分かと思います。それは、少しかがんでも大人が立てるインナーテントの高さが欲しいとの家族からの要望。現在のインナーテントの高さが170cmあり、この大きさに家族全員が慣れてしまっていることも要因です。ほとんどのドームテントが150cm前後なのでこの要因(ポイント)は、選択の幅を狭める要因です。耐水性は、フライシートとフロアシートが2,000mm以上としました。今回のテントの買い替えは、現在のテントの防水性が衰えてきたことが大きな理由だからです。
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居住性:大人が立てるインナーテント。 |
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耐水性:フライシートとフロアシートが2,000mm以上。 |
⑤ ブランド
特に好きなブランドは持っていません。ブランドよりもそれぞれのキャンプ用品に必要な機能や取扱性を重視しキャンプ用品を選択しています。中には、かっこいいというようなデザイン面のみで選んだ物もあります。
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特に好きなブランドはない。 |
テント選びの候補になったテント
上で紹介した現況とテント買い替えの動機、そして自分自身の要望から以下の5点のテントを候補として上げました。さらに、参考として廉価盤のテントを一つ上げ全テント数6点を検討し順位を決めました。評価基準、評価判断、評価点数はすべて、Shizengateの独断と偏見に基づくもので一般的な評価ではありません。
テント選びの結果
上で紹介した現況とテント買い替えの動機、そして自分自身の要望から最終的な購入のテントを決定。平等にShizengate独自に評価した結果は、以下の通リでコールマンの「タフワイドドームIV/300」が第1位となった。しかし、Shizengateが今回購入したテントは、ロゴスの「neosベーシックドーム・PLR WXL」。さて、その理由とは・・・・
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コールマン:タフワイドドームIV/300 |
コールマンは、いつも市場をよく見ていると思う。基本的な機能はすべて備えられ毎年不足している機能を追加し新プロダクトとして登場させる。ファミリーテント向けのコストパフォーマンスも必要十分で、当然の第1位に輝いた。 |
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スノーピーク:アメニティドーム M |
初心者でも扱い易く機能・品質・保証・コストパフォーマンスと文句なしのテント。インナーテントに高さを求めないならば、おすすめの第1位。当面、アメニティドームを越えるテントは登場しないと思うほど完成度が高い。 |
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ロゴス:neosベーシックドーム・PLR WXL |
ロゴスは以前、安価なテントブランドとのイメージもあるが、今やコールマンやスノーピークに負けず自らのポリシーを貫いて良い製品づくりをしていることを感じる。自信ある製品であるがゆえに割引がほとんどないのだろう。 |
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モンベル:ムーンライトテント 7型 |
モンベルらしさが十分に感じれるのだが、頑固さも同時に感じる。独自の「Aフレーム構造」を超える製品がないことが何よりもモンベルの技術の高さを証明しているのだろう。今後、耐水性を向上させた改良版に期待したい。 |
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サウスフィールド:ドームテント(SF5504CD) |
コストパフォーマンスが非常に良い製品なのに、なぜ告知活動を抑えているのだろうか?メーカーの中途半端さが実に惜しい。10年間お世話になったブランドだけに今後の展開に期待したい。 |
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キャンパーズコレクション:プロモキャノピーテント5 |
廉価版のテントは、価格の魅力がどうしても全面に出る。見えない部分の機能も十分に調べてほしい。テントをはじめて購入する人で何泊もテントを計画したいのならば、やはり人気ブランドのテントをおすすめしたい。 |
なぜ、Shizengateはロゴスのテントを購入したか?
一般的には、上記の結果通りコールマンのタフワイドドームIV/300かスノーピークのアメニティドーム Mを購入すべきかと思う。しかし、Shizengateはロゴスのneosベーシックドーム・PLR WXLを購入した。正直どれも魅力ある製品だった。5位のサウスフィールドのドームテント(SF5504CD)は、今まで利用してきたサウスフィールドなので良かったのだが、メーカーの消極さを感じてしまうことが今後の期待をなくさせたので没。4位のモンベルのムーンライトテント 7型も魅力あるテントだったのだが、耐水性がロゴスより低く価格が倍以上も高価な為に没。2位のスノーピークのアメニティドーム Mは、文句のない製品なのだが、個人的にテント内で大人が立てるテントが欲しく150cmの高さは許容外なので没。さて、1位のコールマンのタフワイドドームIV/300コールマンはなぜ?一つは、ロゴスのひとつひとつの機能が、コールマンよりも私にとって魅力的だった。コールマンにはないC型ドア、難燃料性生地、マッドスカートと欲しい機能が備えられていた。さらにボトムシート3000mm対応はコールマンよりも上で、雨キャンプに当たることが多い私には魅力的だった。コールマンには、「サークルベンチレーションシステム」、「スプリングピン」「広いインナーテントサイズ」とロゴスより優れている機能があったが、C型ドア、難燃料性生地、マッドスカートと比較するとロゴスの機能群に軍配が上がった。そして、二つ目の理由は、キャンプ場で多く見るコールマンよりも違ったテントを持ちたいとの思いが今回のテント選びに大きく影響した。私と同じことを思う人もいるかと思う。テント選びは、機能面、価格面だけではない趣味的なものが大きな要因になることもある。趣味の世界では、この「好み」「趣向」「自己満足度」が大きなファクターとなるのではと思う。
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