個人プランで行く
Island_マーク島(Koh Mak)_Part.1

Koh Mak Cococape Resortの海上バー「Blue pearl bar」

Koh Mak Cococape Resortの
海上バー「Blue pearl bar」

タイ東部の国境にあるトラート県には、チャーン島・マーク島・クート島というリゾートアイランドが3島あります。今回は、チャーン島とクード島の間に浮かんでいるマーク島(Koh Mak)への個人プランの旅行を紹介したいと思います。 クート島は、こちらで紹介しています。マーク島は、日本語でマック島とも表記されますが本ホームページではマーク島を使います。 マーク島も、バンコクから行ける最後の秘島などとも言われています。タイ本土から西へ約35kmのタイランド湾沖にあり南北約6㎞、東西約7㎞の小さな島になります。おそらく、日本人の方はあまり馴染みのない島だと思います。 マーク島は、チャーン島のように観光地化が進んでいなくナイトスポットなどもありません。マーク島は、トラート県のチャーン島・マーク島・クート島の中でです。 インフラは十分に整っているとは言えませんが、開発されていない離島の良さがギュッと詰め込まれています。 マーク島は、「何もしない」ことが最高のアクティビティになるような島で、1日中リラックスした時間を過ごしたい人にとっては十分に満足できる島です。 ココナッツ林やゴム園がありますが。です。美しい景観がある入り江が、島中のあちらこちらに点在しています。 2006年に英国サンデータイムズ紙で「最も美しいビーチ10選」に選ばれ程のすばらしい白い砂浜と遠浅のビーチが島にはあります。 また、桟橋を見つけたらぜひ先端の方まで歩いてみてください。海の色は、沖に出るほどブルーの色合いが複雑になりビーチからとは一味も二味も違う景観と海を楽しむことができます。 高級な宿泊施設では、しっかりとしたレストランや施設、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツのツアーなどもあります。しかし、島の宿泊施設のほとんどはアットホーム的な宿泊施設が中心で、透明度の高い海を目の前にできたり、手つかずの自然が残る美しい森林の中で過ごす事ができる施設が多いです。 11月~2月頃の乾季が、海の透明度も上がり波も穏やかで観光のベストシーズンです。6月~10月は、雨季となり雨が多く海の透明度は下がり波も高くなるのでシュノーケリングなどには適していません。 このマーク島も、個人的にはことがおすすめです。ですので、宿泊先の選定はマーク島の印象を左右する非常に大事なポイントです。

マーク島の魅力
  • すばらしい景観のビーチが多い
  • 海の透明度が高い
  • バンコクから飛行機に乗らず行ける秘島
  • 訪れる人が多くなくゆっくりできる
  • 手つかずの自然が多い島
コバルトブルーの海とココナッツ コバルトブルーの海とココナッツ
  

行き方を考える?

マーク島もクート島と同じく海外旅行者には、タイの観光地としてあまり認知されていないスポットです。それが逆に、バンコクから行ける魅力ある秘島となっています。 海外旅行者が少ないのは、タイの中心地であるバンコクからマーク島に行くのにかなり面倒な行程が必要で簡単には行けないのが理由かと思います。 日本からの観光客や現地に居る日本人でも、あまり足を運ばないマイナーな場所です。 ましてや、私のように個人計画での旅行となるとかなり面倒です。マーク島へ渡るにはクート島と同じく、タイ本土のトラート(Trat)と言う県が拠点になります。 各社の船乗り場や空港は、このトラート県内にあります。クート島と違うのは、船乗り場が違うことです。船乗り場の場所の確認は必須です。(クート島と同じ場合もあるようですが?) トラート県は、バンコクから南東へ約320km程度行ったところにあり、マーク島は、船乗り場から南へ約55kmほど行ったところにあります。 バンコクからマーク島への行き方は、主に以下の4つの行き方があります。

長距離バス(ミニバン)+ソンテウ+船

トラートまで長距離バスもしくミニバンで行き、トラートバスターミナルからソンテウで船着き場まで行き、そこから船が一番ポピュラーな行き方です。 バンコクの「エカマイバスターミナル」もしくは「カオサン」からトラート県まで長距離バスまたはバンのミニバス(ロットゥ)が出ています。 私は今回、自家用車で行きましたので詳細がわからないのですが、トラートのバスターミナルを降りるとソンテウのおじさん達が、行き先を聞いてソンテウに振り分けてくれるようです。 しかし、チャーン島やクート島などへの人が多く、しっかりkho mak(マーク島)と言わないと違う船乗り場に行ってしまうようです。 いくつかのバス・ミニバス会社があり、Web予約も可能な会社もあります。バス会社によりスケジュール内容が違い内容も都度変わるので事前確認は必須です。ミニバンの方が休憩が多く、長距離バスよりもおすすめだそうです。 マーク島も、長距離バス+船のチケットが販売されているようですがシーズンにより微妙に内容が変わるので行く前に確認が必要です。 バスが5時間半+ソンテウ(40分程度)+ボートが1時間なのでクート島のホテルに着くまではおおまかに約7~8時間程度かかります。

長距離バスとミニバン
長距離バスとミニバン

エカマイバスターミナル
エカマイバスターミナル

自家用車+船

タイ人、タイ人の同行、タイ国内で運転している人などは、この方法が多いかと思います。 バンコクにある私の家からトラートの港まで約5時間半程度、船が45分から50分程度なので全体ではおおまかに約7時間程度です。 長距バスよりは、すこし安くなるかもしれません。旅行者がレンタカーを借りて行くことも考えられますが、長距離バス(orミニバン)の方が楽です。 タイは高速代やガソリン代が安いので、船代を入れてもこの方法は往復6000円~8000円程度かと思います。自由度が高く、複数人で行く場合はやはり割安です。

自家用車イメージ
自家用車

飛行機+タクシー等(空港⇔港)+船

スワンナプーム空港からトラット空港へ約1時間、その後空港から乗合ソンテウか貸切ソンテウなどで船乗り場の港(Laem ngop pierレム・ンゴップ・ピア)まで約30分から約40分間半程度かかり、船(スピードボート)で約45分から約50分程度でマーク島に着きます。 それぞれの乗り継ぎ等を考えれば約4~5時間程度の行程になります。時期にもよりますが、飛行機代は往復で2万円から3万円程度です。 空港から港までの乗合ソンテウなどなら安いのですが貸切ソンテウやタクシーなどなら費用も片道数千円程度かかりますのでコストは高いですが、やはり一番早く行ける方法です。

飛行機のイメージ
飛行機

ツアー利用

いくつかのツアー会社が、マーク島へのツアーを実施しています。ハイエースのようなバンを利用した専用ツアーワゴンを利用するのが多いかと思います。 値段はツアーによって様々ですが、です。ホテル、車、船などの全ての手配が含まれたツアーもあり非常に便利で確実です。 時間も自家用車利用とほぼ変わらない7時間程度でマーク島に入れるかと思います。

ツアーのイメージ
ツアーのイメージ

自家用車+船でマーク島へ

今回もクート島と同じく、でマーク島を目指します。 マーク島に行くには大きく3つの行程を検討しなければなりません。
①トラートの船着き場迄
②トラートからマーク島
③マーク島の船着き場から宿泊先
今回は自家用車なので①は自家用車です。自家用車で問題になるのは、船着き場の位置の確認と駐車場の確保です。 自家用車を選ぶ場合は、5時間程度の運転の覚悟が必要になりますので最低でも1時間半ごとに休憩を取るような行程でほぼ6時間となるでしょう。 ②は、船(スピードボート)③は島内のソンテウ(乗合ワゴン)しかありません。 ②は、船(スピードボート)で選択の余地はないですが個人プランの場合は、になります。 会社によってトラートの船着き場の場所や運行スケジュール、運用期間なども相違します。また、予約面でも外人が予約できるかなどさまざま要因を考えて選ばなければいけません。 2ヶ月前にクート島に行ったときに利用した最もポピュラーなを選びたかったのですが、なぜかKohMakの運行がありません。 Webなどでは紹介されているのですが運行がないのです。タイでは良く突然会社がなくなったり運行がなくなったりすることが頻繁にあるので過去の情報はあくまで参考として、実際に行く日程で運行されているかを確実に調べてください。 今回は、自家用車のため以下の3点をポイントに船会社を選び最終的には、を選びました。


エカマイからLaem Ngop Pier

Laem Ngop Pier→Makathanee Pier(ルート表示なし)
  • 島に滞在中の駐車場は、確保できるか?

    「Boonsiri」は、船着き場から少し離れた場所にトラート事務所があり、そこで船のチェックインや車を駐車することができます。 しかし、今回のKoh Mak Speedboat Services(Leelawadee Speedboat)は、船着き場に事務所がありません。また、船着き場はレムゴップ桟橋(Lam Ngop Pier)です。 島滞在中の駐車場確保は自家用車利用にとつて最大のポイントです。Koh Mak Speedboat Services(Leelawadee Speedboat)は、英語チャットがあり駐車場に関し詳しく聞きました。 どうやら駐車場は、船着き場周辺の民間駐車場と提携しているらしく当日はチケット受付場所に駐車場の人間が行くとのことでした。 前夜に駐車場の人間から電話が入り、チケット受付場所に着いたら電話してくれとのこと。たしかに船会社と連携が取れていることは確認が取れました。 当日は、桟橋の端まで行きます。若干の不安はあるもののチケット受付場所に行った際にすでに駐車場の人間が来ていました。荷物を受付場所においてから駐車場の人間のバイクの後を追います。 駐車場は、桟橋から少し離れた民家の庭が駐車場になっていました。車を置いた後は、駐車場の人間がバイクで桟橋まで乗せてくれます。まぁ・・いいのですが、タイ語が苦手な私には不安がいっぱいの行程でした。 行きは何とかなるのですが、帰りが問題です。船が船着き場に着くと何台かのソンテウが居て駐車場に運んでくれるのです。が・・私は駐車した駐車場の名前がわからず歩いて駐車場ま戻りました。 距離がさほどなかったので良いのですが、このような場合には駐車場の戻り方も駐車したときに聞いておくことが大事です。

  • 事前予約は、Web等でできるか?

    「Koh Mak Speedboat Services(Leelawadee Speedboat)」も、英語のWebページがあり事前予約ができ決済も問題なくできました。 また、予約後も返信メールにレムゴップ桟橋(Lam Ngop Pier)の船着き場の詳細場所などが送られてくるので安心できます。 さらに、予約後のQ&Aに英語のチャットがあります。このチャットは、英文を見ながらできるので実に助かりました。

  • 事前に情報をきっちり得ることができるか?

    「Koh Mak Speedboat Services(Leelawadee Speedboat)」の事前情報は、「Boonsiri」と比較すると圧倒的に少なめです。 日本人の方のプログ等もほぼなく英語版で探す程度になります。船会社の予約は宿泊先のホテルにお願いする方が賢明かと思います。 さらに大事なことは、マーク島のどこの港に着くかをしっかり把握することです。船会社、運行時間、運行期間によってマーク島に着く港が変わります。 ですので事前に、宿泊先に港からの送迎があるかどうか、ソンテウはどのように言えば着くかなどの事前情報は得ておいた方が良いと思います。 マーク島の船着き場は、

    の三つがあります。

    以下にマーク島へ渡る船(ボートorフェリー)会社のURLを記述しておきます。 会社によって運行していない時期やホームページ等が閉鎖されていることもありますのでご注意ください。

    ■ BOONSIRI(英語サイト)
      https://boonsiriferry.com/en

    ■ Koh Mak Speedboat Services(Leelawadee Speedboat)(英語サイト)
      https://www.kohmakboat.com

    ■ Nor Nou Kai Bae Hut Speedboat (英語サイト)
      https://kaibaehut.com

交通機関の施設

私の家から「Koh Mak Speedboat Services(Leelawadee Speedboat)」の港(レムゴップ桟橋(Lam Ngop Pier))までは休憩時間を入れて約5.5時間程度程でした。 その後のレムゴップ桟橋、マーク島の船着き場、島内のソンテウなどを紹介したいと思います。 船が約50分程度、島の港からホテルまでが約30分なので、もろもろな時間を含めれば8時間程度の旅です。 船の出発時間が10:30だったので、深夜3時30分に家を出てレムゴップ桟橋(Lam Ngop Pier)には9時00前後に着きました。とにかく行くまでが長い。 また、桟橋や桟橋の入口周辺などに休憩できるようなレストランや休憩所がないので気をつけてください。 何か買い物をしたい人は、ここに来る前に街やコンビニなどで購入しておきましょう。

  • レムゴップ桟橋

    レムゴップ桟橋
    これが、レムゴップ桟橋(Lam Ngop Pier)。海岸の沖まで数百メートル程度続いている長い桟橋。桟橋の端に船着き場がある。 船着き場には、屋台などがでているが船を待つ屋根付きの休憩所のみ。
  •  桟橋の端

    桟橋の端
    桟橋の終端には、駐車場がありません。チケットの受付場所はここにありますので、ここまで車で乗りつけ荷物を受付に置いて駐車場に向かわなければならない。 桟橋の端では、車がUターンできるスペースは確保されている。
  • チケット受付場所

    チケット受付場所
    赤枠の場所がチケット受付場所。桟橋の上の休憩所に机が置かれているだけ。常設ではないので、船が出る30分~40分前にしか係員が来ない。 早く言ってもひたすら待つと言う状況。
  • チケット受付

    チケット受付
    出航時間の30分から40分前になると乗船のチケット受付がはじめる。多くの人がボートに乗れるものではないでそんなに込まないが、帰りのチケットもしっかり受付しもらおう。
  • 船会社の看板

    船会社の看板
    レムゴップ桟橋(Lam Ngop Pier)には、多くの船会社のボートや船などが接岸する。自分が利用する船会社、運行時間、行き先かを看板でかならず確認することが必要です。 間違って他の船に乗ってしまうと大変ですよ・・・
      
  • 駐車場

    駐車場
    今回の駐車場は、桟橋の入口から数十メートル程度離れている民家の庭だった。たしか1日50バーツ(200円)程度のような気がしたが忘れてしまった。 行きのここまでの往来は、駐車場のスタッフがバイクで送迎してくれる。帰りは、乗合ソンテウでこの場所を言うか周りを見ながら降りるしかない。
  • 出航を待つ

    出航を待つ
    チケットの受付を済ませたら、ひたすら出航時間まで屋根付きの待ち合い場所で待つ。
  • スピードボート

    スピードボート
    これが、今回乗る船。スピードボートと名がつく通リ、大型のモーターボートだ。
  • ボートの横

    ボートの横
    ボートを横からみた写真。全体で50人程度は乗れそうな気がする。今回もほぼ満員だったので、人数によって増便などをしているのだろう。       
  • ボートの中

    ボートの中
    横6人が座れるボートで10列はあったかと?スピードも割と早い。また乗船する人が多くてびっくり。
  • マカタニー桟橋 / Makathanee Pier

    マカタニー桟橋 / Makathanee Pier
    今回は、島の南側にあるマカタニー桟橋 / Makathanee Pierに到着。帰りもここからだ。 the Makathanee Resortの前にある桟橋で「Koh Mak Speedboat Services(Leelawadee Speedboat)」の事務所もこのホテルの一角にある。
  • 島のソンテウ

    島のソンテウ
    マーク島も市内移動は、ソンテウしかない。タクシー役も兼ねているので一人でも乗せてくれる。島内どこでも一人ならば150バーツ(500円程度)。 距離が関係ないので安心かと思う。今回もホテルの送迎がないので一人で乗車。宿泊先まで20分程度かかった。

次のページで「マーク島での宿泊先」を紹介します。