潮干狩り(4)横浜市金沢区 野島海岸:穴場的なスポットで無料でたくさんの貝を獲ろう!

野島海岸での潮干狩り(2017/04/16)の画像01

野島海岸での潮干狩り(2017/04/16)

神奈川県の潮干狩り場と言えば、横浜八景島の横にある「海の公園」、三浦半島の「走水海岸」が有名だが、野島公園でも潮干狩りができる。「海の公園」よりも少し南側にある野島公園内の野島海岸での潮干狩りは、都内近郊で無料で潮干狩りができる穴場な潮干狩りスポットだ。野島公園は、歴史が古く歌川広重の浮世絵でも有名な景勝地・金沢八景のひとつ「野島夕照」として知られ今では、展望台、旧伊藤博文金沢別邸、キャンプ場、バーベキュー場、野球場などの施設がある。公園内にある海抜57mの野島山の展望台に行けば、海を隔てて遠くには房総半島や富士山、三浦半島の山々を見渡すことができる。野島公園にあるキャンプ場は、本ホームページの「野島公園キャンプ場」で紹介している。野島海岸は、横浜で唯一埋め立てられていない自然の海岸で、アサリをはじめマテ貝、シオフキ、カガミガイなどさまざまな貝が獲れ潮干狩り場としては絶好の環境。 潮干狩りは一般的に、3月中旬から6月頃だが昼間に潮の引きの良い3月から9月中旬頃まで楽しむことができる。野島海岸ではかなりの期間、潮干狩りが楽しめる。近隣にある「海の公園」よりも大きなアサリが採れるとのうわさも?マテ貝も採れるとのことでマテ貝採りも試してほしい。マテ貝採りには、塩は必需品。私たちは、アサリに夢中になってしまいましたので次回トライしたいと思う。穴場なスポットといえども、5月の連休時期などの混雑時は、多くの人たちが潮干狩りを目的に来島し海岸、公園内が大混雑になる。大潮の休日はかなりの人出になるので覚悟が必要。子どもを連れていく場合は、子どもが迷子にならないよう親が潮干狩りに夢中になりすぎないように。 野島海岸は、テントとレジャーシートが置けるので持参していきたい。駐車場も少なく公園内にある二つの駐車場は、駐車料金の1日最大料金設定がなく時間単位で加算される。そのため、周辺にある安価な駐車場を早めに確保したい。

アイコン1の画像野島公園のホームページ

潮干狩り場

野島公園 潮干狩りのルール

野島海岸の潮干狩りは無料だが、「潮干狩りのルール」や「公園内のルール」がある。ルールを守って潮干狩りを楽しみたい。
潮干狩りのルールは、

  • じょれん使用禁止
  • くまでの幅が15cm以下のみ使用OK
  • 殻の幅が2cm以下のあさり採り禁止!

公園内のルールは、

  • 海岸付近はバーベキュー・キャンプ禁止
  • 火気の使用を禁止
  • 殻の幅が2cm以下のあさり採り禁止!
潮干狩りのルール案内板の画像02

潮干狩りのルール案内板

貝が採れるポイント

潮干狩りができるポイントは、上記マップの赤い枠部分で大きくは、野島海岸エリアと河川エリアの2カ所。野島海岸は、北側、中央、南側に分けて紹介します。潮干狩りの中心は、野島海岸の中央エリアになります。 干潟になっているポイントは掘り尽くされ比較的小さめなアサリしか居ないのですが、沖に出て水に浸かって掘れば大き目のアサリがヒットする確率が高まる。遠浅のため、潮が引けば膝ぐらいまでになる。河川沿いも、穴場的なスポットで大き目のアサリがヒットする。海藻の生えているところには貝が多いので、熊手を使ってカリカリと貝の当たる感触があるところを探しあて、あとは素手で採ると貝を傷つけずに採れる。

野島海岸 北側エリアの画像03

野島海岸 北側エリア

野島海岸 中央エリアの画像04

野島海岸 中央エリア

野島海岸 南側エリアの画像05

野島海岸 南側エリア

河川側エリアの画像06

河川側エリア

今回、野島海岸で採れた貝

野島海岸で採れる貝はさまざま。採れる貝のほとんどは、アサリですが、マテ貝、カガミガイ、シオフキ、ツメタガイなどが採れます。カガミガイは、よく見かけました。シオフキやカガミガイは、アサリに比べて砂抜きが難しくかたい貝なので人気はありません。マテ貝は、人気の貝なのですが、今回は潮を持参するのを忘れ採れなかった。マデ貝狙いの人は、事前に採取方法を知らべて行きたい。4月の中旬だったですが大漁でした。とにかく大きさを気にしなければどこでもアサリが採れるとの感覚。

アサリ

アサリは、潮干狩りの主役的存在で全国各地の潮間帯から10m以浅の砂泥底に生息する。アサリは、マルスダレガイ科アサリ属の小型の二枚貝で、殻は長楕円形、殻表には多くの細い放射肋があり,白から黒青色まであり模様も折線模様,放射帯などさまざまで同じ模様をした個体はいないほど。調理前に砂出し・砂抜きをしておく必要がある。生食はせず、味噌汁や潮汁の具や、アサリの酒蒸し、スパゲッティ・ボンゴレ、クラムチャウダー、 佃煮、茶碗蒸、深川飯など利用される。数日間ならば冷蔵庫で保存でき、長期間ならば殻付のまま冷凍保存するとよい。

野島海岸のアサリの画像07

野島海岸のアサリ

カガミガイ

カガミガイは、軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ科の二枚貝。殻の色や形からシロガイ (白貝) ,モチガイ (餅貝) の別名がある。 潮間帯から水深30m程度までの浅い海の砂底または砂泥地に生息。貝殻は円形で平たく厚みがあり全体に白っぽい色で、貝殻の表面には規則的に細かい間隔で成長脈を刻んでいる。潮干狩りでもよく見かける貝だが、食べる事はできるが身が固く味もあまり良くないので潮干狩りでは人気がない貝の分類。

カガミガイの画像08

野島海岸のカガミガイ

シオフキ

シオフキは、軟体動物バカガイ属の貝で浅い砂泥地に生息し、貝殻が薄く割れやすい。殻長は、3~5cm程で全体にふっくらと丸みのある形で蝶番部が丸く膨らんだ三角形。表面には同心円状の成長肋がある。色は白っぽいクリーム色の物から茶色いものまで見られるが、いずれも蝶番部分のふくらみが白くなっている。潮干狩りで採れる貝の一つだが、食用できるのだが、砂抜きに手間がかかり嫌われる。ちょっと手間をかければ美味しい貝とのこと。

シオフキの画像08

野島海岸のシオフキ

潮干狩りのようす

今回、熊手、ザル、貝袋を持って潮干狩りに挑戦。熊手を入れて海底をかうとすぐにアサリに当たる。当たった部分を手でアサリをとる。しかし、この作業も面倒なのでザルを使いいきなり海底の砂をザルに入れ貝を採る方法に変更。とにかく、大きさを気にしなければ、アサリがザクザク採れる。小さい貝は、殻の幅が2cm以下のあさりはルール通り元に戻すがも大き目のアサリ狙いで小さいアサリはもとに戻そう。

熊手で見つけた場所を手で探るの画像10

熊手で見つけた場所を手で探る

ザルで海底の砂を掘るの画像11

ザルで海底の砂を掘る

ザルで砂をこしアサリを採るの画像12

ザルで砂をこしアサリを採る

大きいアサリを選別の画像13

大きいアサリを選別

大袋なのでこれでバケツ1杯分の画像14

大袋なのでこれでバケツ1杯分

タイワンガザミの幼体?の画像15

タイワンガザミの幼体?


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