新江ノ島水族館　ナイトアクアリウム

ナイトアクアリウムのメインマッピング「深海世界のオアシス」

新江ノ島水族館のナイトアクアリウムが、２０１４年７月２０日から２０１４年１１月３０日まで行われている。「ナイトアクアリウム」は、開業10周年の“えのすい”が総力を挙げて挑戦した今話題の特殊な視覚映像演出「3Dプロジェクションマッピング」を用い、これまでにない水族館を実現したもの。一度は見て欲しいアトラクション・・・いや新しいスタイルの水族館を体験して欲しい。行くまでは、あまり期待していなかったのだが、大水槽と「3Dプロジェクションマッピング」がこれまでマッチングし、すばらしい世界を見せてくれるとは思わなかった。夜の“えのすい”に広がる壮大な海のファンタジーがくり広げられている。「ナイトアクアリウム」は、「３Ｄプロジェクションマッピング投影」という特殊な視覚映像演出を用い水槽や壁面、床に向けて映像を照射している。水族館では世界初とのこと。１７：００以降から「ナイトアクアリウム」は開始され、「ウェルカムマッピング」「生命の波」「海中生物との戯れ」「深海世界のオアシス」「海月の宇宙」「しんかい2000の冒険」の6カ所で投影されている。特に、8,000匹のマイワシが泳いでいる相模湾大水槽での巨大マッピングショー「深海世界のオアシス」は、見逃すことはできない最大の投影だ。投影されているスクリーンの後ろには相模湾大水槽がりその中で泳いでいる魚が透かして映像の背後に見えるのだ。これぞ、映像と水槽が創りだすプロジェクションマッピングの最高峰なのではないだろうか？

館内へのエントランスからいきなり映像がお出迎えする。これが、「ウェルカムマッピング」。凹凸の岩に投影される色鮮やかな立体的な映像が1分間、岩に映し出される。新江ノ島水族館「ナイトアクアリウム」のテーマは、「深海」。「ウェルカムマッピング」は、このテーマを誘い出すような演出がされている。

海岸のような色鮮やかな映像

海に潜っていくような映像

ついに深海へ到着か？

この相模湾ゾーンの大水槽の前で行われる「深海世界のオアシス」が今回の「ナイトアクアリウム」のメインとなっている。上映時間になると水槽前に半透明の大きなスクリーンが下りてくる。スクリーンは水槽の上半分なので下の部分は大水槽野中が見えかつスクリーンが透けているので水槽の中で泳いでいる魚の影が見える。プロジェクションマッピングの後ろで魚が泳いでいる。なと大胆な発想。内容も、毎回違うらしく2度、3度見ても楽しめる。深海で発生した泡たちが光に包まれ、その泡が深海生物となり、深海のオアシスへと誘われていきます。 深海で生まれた生命の光が大水槽全体に広がり、命が紡がれていく生命誕生の物語をお楽しみください。 相模湾大水槽の前では巨大マッピングショーが行われる。深海で発生した泡や、深海生物、巨大な生物が表現され、空間全体に深海の世界が現れる。映し出される泡により深海にもぐって行く錯覚にとらわれる。深海で生まれた生命の光が大水槽全体に広がり、生命誕生の物語がイメージ展開されていく。これを観ずしてナイトアクアリウムを語れない程すごい。

海月の宇宙(そら)は、クラゲと3Dプロジェクションマッピング」を用いた新たなコラボレーションショー。クラゲファンタジーホール内で一番大きなパシフィックシーネットルのクラゲ展示水槽を中心に両側にある2つのクラゲ展示水槽が利用されている。色とりどりの鮮やかなクラゲたちがゆったりと水槽を漂う様子が、見ていて飽きない。

ミズクラゲ水槽のようす

水槽脇の壁に投影される

クラゲファンタジーホール