多くの人たちで見る磯は、想像を超える無限の世界!

磯観察は、人によって採集するのがこんなにも違うのかと感じた。私の子どもは、たいていカニやイソギンチャク、小魚が中心になる。磯観察会に参加した子どもたちのなかには、磯の生き物に詳しい子どもいて世間の広さをあらためて感じる。私たちは、小さなカニしか採集できないのだが、参加された家族の中には、手のひらサイズの大きなカニを採集していた。ある家族は、とてもめずらし貝を、他の家族は。真珠貝を採集した人もいる。多くの人たちで見る磯は、想像を超える無限の世界なのだ。磯観察貝は、磯の奥深さを感じる絶好の機会だと思う。

子どもも大人も、なぜか磯に夢中になる。なぜ?

磯観察がはじまると、子どもも大人も夢中に生き物を探し求める。岩や石の裏を探す人、大きな網で小魚を採集する人、海藻の中を探す人など、採集場所も人さまざま。採集された生き物もまたバラエティにとんでいる。さすが真鶴半島!生き物が本当に豊富。参加した人たちが採集した生き物を見ながら説明を受けるときに参加者の課をが真剣でとても楽しそうだったことがとても印象的。磯の生き物を探したり、見たりしたときの子どもの顔が生き生きしている。磯は、人に安らぎを与えるのかもしれない。自然は、人間にとって無くてはならない大事なもの。だからこそ、自然を永久的に残し続けることをひとひとりが思い、努力しなければいけないと思う。

磯の生物観察会

観察会は、午後の13:00から15:30と約2時間30分、この時間帯にも意味がある。この日の最高干潮時間が、13:55頃なので、磯観察をする時間帯が最適になるように観察会の時間が設定されている。今回は、定員50名。私たちが50番目~53番目の名札だったので満員御礼状態だった。「海のミュージアム」の磯観察会は、無料とあって人気がある。このShizengateHomePageでも、ところどころで紹介している真鶴半島は、頑丈な岩礁海岸となっていて、多くの海の生き物たちがいる。神奈川県の中で、貴重かつ重要な海の生き物たちの宝庫になっている。

真鶴半島三ッ石の磯観察会風景画像15

磯観察会のようす①

真鶴半島三ッ石の磯観察会風景画像16

磯観察会のようす②

真鶴半島三ッ石の磯観察会風景画像17 真鶴半島三ッ石の磯観察会風景画像18 真鶴半島三ッ石の磯観察会風景画像19

磯観察会で出会えた、生き物たち

真鶴半島は、本当に生き物が豊富だと思う。今回は、参加者50名の方によって30種以上のさまざまな磯の生き物が採集ができた。 以下に、私たち家族が採集した生き物を中心に紹します。マナマコ,イボイワオウギガニ,真珠貝(アコヤガイ)は、観察会に参加された方が採取したもの。他にも多くのイソギンチャク、クモヒトデ、ヒトデ、カニ、アメフラシなどたくさんの生き物が採取されていました。真鶴半島で採集した生き物を調べるのに、観察会で配布された「海の生き物観察ガイド-真鶴半島の磯の世界-」は、写真も多く。真鶴半島での生き物が多く紹介されていて、磯観察で名前を調べるのにとても役に立った。

イトマキヒトデの画像

ムラサキクルマナマコ

岩を裏返したら「ムラサキクルマナマコ」がいた。石の下に生育し、体色は濃い紫色。三ッ石海岸では、多いナマコとのこと。

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アラレタマキビの画像

アラレタマキビ

波しぶきがかかる岩の上にいる小型の巻貝。真夏の炎天下では、つま先立ちをし高温の岩と触れる面積を少なくする貝。

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ヒライソガニの画像

ヒライソガニ

イソガニに次ぐ磯でよく見かけるカニの№2。甲幅2cm程度で甲羅は平たい。磯の岩の下にいる。体色は、茶色や褐色など。

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海そうめんの画像01

海そうめん(黄色)

アメフラシの卵。アメフラシが春先に海岸の海藻の間に産みつける。そうめんに似ていることから「海そうめん」と呼ばれている。

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海そうめんの画像02

海そうめん(橙色)

きれいな橙(オレンジ)色の海そうめん。オレンジ色は、黄色よりも発生の進んだ卵といわれているが解明されていなそう?

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カラマツ貝の卵画像01

カラマツ貝の卵

潮間帯下部の岩礁上に生息するカラマツ貝の卵。春から夏にかけて卵を産み、そのほとんどが夏前に死んでしまう。

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オトメガサの画像

オトメガサ

原始的な巻貝のひとつでスカシガイ科の「オトメガサ」。潮間帯の転石の下に生息し軟体部で殻を覆ってしまうおもしろい貝。

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ベニボヤの画像

ベニボヤ

ホヤの仲間のベニボヤ。潮間帯下部から水深20~30mに生息する単独性のホヤ。強く押すと出水口から水が飛び出します。

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マナマコの画像

マナマコ

これが食用種ナマコの、マナマコ。潮間帯の転石下や砂地から水深30mくらいまでに生息。体色の変異がある。

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イボイワオウギガニの画像

イボイワオウギガニ

甲羅が赤褐色で、目が赤くはさみにイボ状の突起物がある。力が強く貝殻を割って食べる。真鶴半島でも、危険なカニのひとつ。

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真珠貝(アコヤガイ)の画像

真珠貝(アコヤガイ)

タイドプールの影になっている岩の表面に強く付着している。天然のアコヤガイ(真珠貝)からはそうそう真珠はできないとのこと。

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幼魚の画像

幼魚

子どもが網で採集した幼魚。この時期、真鶴半島ではメジナ、ボラの幼魚が多いとのこと。ボラの幼魚のような気がする。最後まで不明のままだった。

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