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観察 | 海の生物⑧

真鶴半島 三ッ石海岸:歯が黒くないのにオハグロ?「オハグロベラ(雌)」

オハグロベラの画像1オハグロベラの画像1温帯域の浅い海に生息する魚で、磯、岩礁域の浅い場所にいる普通に見られるこの魚は、「オハグロベラ」のメス。シュノーケルで見れる深さにいるベラの仲間で、口が大きい。この魚、オスとメスで体の色が違う。黒ぽいのがオスで、メスは赤もしくは赤黄色で鮮やかなものからくすんだものまで色々あり個体差がある。あまり食用とはしないが、透明感のある白の身で、おいしい魚と言う人とうまくないと言う人の両意見があるらしい。実際に食べれればわかるのだが、食べる気にはならない魚である。魚の中には、良くオスとメスで形や色が違う種があるが、ここまで違うと同じ魚だとは思えないほど違う。生き物の面白さを感じるオハグロだ!!和名の由来が、既婚女性が歯を黒くする「お歯黒」からきていると言われている。別に歯が黒い訳ではない。オス体色が黒みを帯びているところから来ていて、雄は婚姻色になると頭部がお歯黒のように黒くなるそうだ。江戸時代、江戸では既婚女性が歯を黒く染めることを「お歯黒」といった。歯を黒く染めることによって、結婚したという事実をまわりの人びとに表示したことからであるが、良くこのようなことを浮かべて名前をつけられると関心してしまう。(Date:2012/08/17)水中ではない写真は、東伊豆の白田堤防で2013/08/24に釣ったオハグロベラの雌。

真鶴半島 三ッ石海岸:きれいなピンク色のスポンジ。「ムラサキカイメン」

ムラサキカイメンの画像1これは。「ムラサキカイメン」。磯でよく見られるカイメンの一種で、若い個体はあざやかな桃色だが、成長とともにクすんだ紫色になるといわれている。この写真は、鮮やかななピンクなので若いムラサキカイメンカイメンなのか?カイメンは、内臓や神経がない原始的な生き物。骨格が柔軟性のある海綿質繊維の「スポンジン」で、この主成分は、他の総ての動物がもつコラーゲンの祖先物質とのこと。個人的には、このような原始的なカイメイが色鮮やかに水中にあると楽しくなってしまう。きれいな無脊椎動物系が好きなのかなぁ?カイメンは、水中に浮遊する食物を濾過摂食するので、水質汚濁の原因となる水中の微生物や有機物を除去する役割を果たしているといわれている。また、複雑な構造を持つ有機化合物が多数発見されているらしく、医薬品の候補として期待されているらしい、カイメン君がんばれ!!(Date:2012/08/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:ひときわ目立つオレンジ色。「ダイダイイソカイメン」

ダイダイイソカイメンの画像1日本各地の沿岸に分布し,潮間帯の岩に付着しているのがふつう。橙色の殻層状の群体で,円錐状突起が不規則にあり,その先端に出水孔が開いている。このオレンジ色が、水中でよく目立つ。クロイソカイメンよりも大きくなるらしい。 このダイダイイソカイメンには、大きく3種類あるとのこと。しかし、世の中にはこのように多くの人が興味を向けないカイメンを日夜研究している人がいるかと思うと、学問や研究の幅は広いとつい感じてしまう。とにかく、このダイダイイソカイメは、海中を鮮やかにしている一役を担っていることは確か・・・・・・(Date:2012/08/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:はっきりと親がわかる幼魚。「クロメジナ(幼魚)」

クロメジナ(幼魚)の画像2この小魚の群れが生物②でも紹介したメジナの釣魚。広い意味でメジナは、、マダイやスズキの仲間。この幼魚は、釣り人に人気がある成魚のメジナの子どもなのだが、かんろくは成魚のメジナと同じ。主に本州から九州沿岸の沿岸に生息し、日本海や瀬戸内海にも分布している。磯に多く生息し、幼魚や若魚は、防波堤の周りにもよく集まる魚。食べるには、冬が旬でおししい。塩焼きや煮付けなど様々な料理に向いている。クロメジナを分けるときに、メジナ=クチブト、クロメジナ=オナガを使う琴が多い。オナガは相模湾から南の各地に分布し、黒潮の勢力が強い太平洋岸に多いとのこと。釣り人は、メジナとクロメジナを本当に見分けられるのだろうか?好きは、物の×××と言われるが、知識を高めるにはまず知識をつけようとする分野を好きにならなくてはならないのかも?メジナ類は典型的な磯の魚のひとつで、生活のすべてが岩礁に大きく依存している。また、昼行性で、夜明けから日没までの間に活動する。メジナの幼魚は磯際のくぼみなどを、夜の休み場所にしているらしい。 (Date:2012/08/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:磯で良く見かけるとてもきれいな魚。「ニシキベラ」

ニシキベラの画像ニシキベラの画像だれもが一度は、海で見かけたことがあると思う色鮮やかな魚、温帯の岩礁域で普通に見られるベラのひとつで「ニシキベラ」。体長10~20cmほどで、体の地色は青く,太い赤色縦帯が背中と体側に伸びている。ベラの仲間では珍しく、オスメスの体色差が内。他のベラ、特にオトメベラと間違えられ、よく見ると確実に違いますといわれるのだが、素人の私には・・・どちらも同じに一瞬見えてしまうのだが???人間、さまざまな色が混ざった魚を、その混ざり具合や色の付き方などから一瞬に判別するのは難しいと思う。一瞬の判別には判別する魚を普段から違いを意識しながら観察することが大事のような気がする。ベラ類とブダイ類は、雌から雄に性転換する魚として知られている。うらやむ人間もいるかも???・・・(Date:2012/08/17)

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