観察 | 海の生物:41(画像をクリックすると拡大画像が表示されます。)

ミドリアメフラシ

ミドリアメフラシの画像

ミドリアメフラシ
(静岡県 御前崎海岸 2018/06/17)

ミドリアメフラシは、アメフラシ目アメフラシ科に分類されるアメフラシの仲間。インド洋から北西太平洋、オーストラリアまで広範囲に分布し国内でも多い。 潮間帯から浅い岩礁帯で見られる小型種のアメフラシで、体長は5cm~10cmくらいまで成長する。体色は、黄緑色から緑褐色が基本だが、色彩変異の幅が広く赤みを帯びた個体などもいる。体表全体に黒色の小さいリング状の斑紋の中に白色の点が入る模様が散在することが特徴。この斑点の数は、多い個体も少ない個体もいるとのこと。刺激すると紫色の汁を出す。見た目が、クロヘリアメフラシやアマクサアメフラシとあまり変わらないので判断基準は黒色の斑紋で見分けるいい。この斑紋ような特徴があるジャノメアメフラシの眼紋と見間違えられることがあるが、ミドリアメフラシの体表面には、黒褐色の放射状黒線はない。

ウンモンフクロムシ

ウンモンフクロムシの画像

ウンモンフクロムシ
(静岡県 御前崎海岸 2018/06/17)

ウンモンフクロムシは、磯によくいるイソガニ、イワガニ、ヒライソガニに寄生するフクロムシ。良く見るとカニの卵のつぶつぶがない。ウンモンフクロムシは、一見カニの卵のように見えるがフクロムシの体の一部。この見える部分は、「エキステルナ」と呼ばれフクロムシ自身の卵巣と卵が詰まっている。ウンモンフフクロムシの本体は、カニの体内にあり「インテルナ」と呼ばれる。インテルナは、器官をカニ(宿主)の全身に張り巡らしていて、宿主の栄養を吸収して生きている。問題は、寄生されたカニ(宿主)は、繁殖ができなくなること。ウンモンフフクロムシは、カニ(宿主)から栄養と繁殖能力を奪う。宿主が雄の場合は、雌のようにふるまうとのこと。ウンモンフフクロムシの雄は、浮遊生活をしていてカニに寄生することはない。ウンモンフクロムシに寄生されたイソガニは、全身に根をはられ養分を吸い取られているのだが、背面から見ただけでは分からない。

チダイ(血鯛)

チダイ(血鯛)の画像

チダイ(血鯛)
(静岡県南伊豆 妻良港(2018/09/22)

チダイ(血鯛)の画像

チダイ(血鯛)
(静岡県南伊豆 妻良港(2018/09/22)

チダイは、タイ科チダイ属の魚で外見がマダイによく似ていてマダイと間違われる魚。チダイは、北海道南部以南の日本沿岸から東シナ海の大陸棚まで分布し、沖合の水深数十mの岩礁域を中心に甲殻類、軟体動物など小動物を捕食している。体長は大きくても40cm程度で鯛の中では体高があり鯛らしい姿をしている。体色は赤くマダイに比べると明るく青い斑点が散らばっている。マダイは、あまり群れをつくらないがチダイは大きな群れで行動することが多い。産卵期は、海水温に左右するが秋で9月から11月にかけてが盛期。マダイとの見分け方は、①尾びれの後縁に真鯛のような黒い縁取りが無い。②マダイと違い、エラ蓋の後縁が赤く血がにじんだようになっている。③背鰭の第2棘、第3棘だけが少し長い。この3点でマダイと見分けることができる。

ヘダイ

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ヘダイ
(静岡県南伊豆 青野川河口(2018/09/23)

ヘダイは、本州中部以南の日本海及びオーストラリアにかけての西太平洋、東シナ海、更にインド洋にかけての熱帯・温帯海域に広く分布しているタイ科ヘダイ属の魚。クロダイ(チヌ)に似ているが、体色が全体的に白っぽく産地によっては「シロチヌ」や「ギンダイ」などとも呼ばれている。体長は、40~50cm程度で、体形は強く側偏した姿をしていてマダイやクロダイに比べると背が盛り上がり体高が高い。体側には側線に平行するように黄色い小斑点の縦縞がはいっていて腹ビレと尻ビレは黄色味が混じっている。スーパーなどに並ぶ事はほとんどないが、美味しい魚だ。ヘダイは、クロダイと同じ雄性先熟型の生態をもち成長段階ではじめは全てがオスで、ある程度成熟してから精巣が卵巣に変化しはじめメスとなる。一部の個体は性転換せずオスのまま成長しオスとメスが完全に分化する。クロダイと類似するキビレとも間違われるが、ヘダイの方が頭部が丸みを帯びている

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