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観察 | 海の生物⑯

真鶴半島 三ッ石海岸:ハサミが大きく危険なカニ。「イボイワオウギガニ」

イボイワオウギガニの画像01 甲幅が7cmほどになるイソオウギガニ科のカニで「イボイワオウギガニ」。潮間帯での大型のカニ。岩の隙間を好んで生息し夜行性。甲羅が赤褐色で、目が赤くはさみにイボ状の突起物がある。力が強く貝殻を割って食べる。ハサミが大きく,危険なカニのひとつ。真鶴半島でも、危険なカニのひとつ。ハサミ脚、歩脚、顎脚を用いて器用に貝を取り回して、割りやすいポジションを探しハサミで肉を口に運ぶらしい。器用なカニだ!! ハサミが左右違うところがまたイキ。このような、大きくて危険カニほど、採取したい気持ちにかられるのが人情。採集には、くれぐれも気をつけて。(Data:2013/03/17)

真鶴半島 三ッ石海岸:ついに見つけた、天然真珠?「真珠貝(アコヤガイ)」

真珠貝(アコヤガイ)の画像 これが、ウグイスガイ目 ウグイスガイ科に分類される二枚貝の一種で「アコヤガイ」。真珠の養殖に利用される「真珠母貝」の一つで別名「真珠貝」。貝殻は平たい半円形で、中央部は厚いく縁は層状で薄く剥がれる。貝殻の外側は緑黒色か緑白色だけど、内側はみなさんが期待する強い真珠光沢。房総半島以南に分布し、干潮線帯から水深20mくらいまでの岩礁に生息する。アコヤガイは、養殖真珠を作るのに利用されている貝なので、すぐに真珠が中にあると思い勝ちだが、天然のアコヤガイからはそうそう真珠はできない。アコヤガイは、姿形がホタテに似ているがホタテと大きく違うのは、ホタテは砂地の場所に生息し泳ぐ。真珠は、アコヤガイの外套膜が綺麗な光沢の真珠層を作ってくれるらしく、これを切り取り細胞として核と一緒にアコヤ貝の身の中に入れる事により真珠ができるとのこと。一般的には、ニガ-ヘッド貝やドブ貝など外国の貝を真円に削ったものになるとのこと。貝の内部に、外套膜の破片と核を入れると核の周りに真珠層が付着し、真円の真珠ができるとのこと。天然アコヤガイで真珠作りはいかが???? (Data:2013/03/17)

田牛港:性転換で色が違う魚の一種「キュウセン」

キュウセンスズキ目・ベラ亜目・ベラ科に分類される魚の一種で、沖縄を除いて日本各地にいル。内湾性で転石の多い砂地や岩礁域の海底近くを遊泳している。雄は、体全体の青みが強く胸鰭のすぐ後ろに黒斑があり「アオベラ」とも呼ばれている。雌(写真)は、赤味を帯びていて「アカベラ」とも呼ばれている。明治末期までは雌雄を、別種として扱われていたとのこと。ベラ類は、雌から雄に性転換する魚であるが、キュウセンは産まれながらに雄がいる種類。雌を独占して産卵できるのは、雌から雄に性転換したもので、はじめから雄のものは他の雄と組んで一匹の雌と産卵するか、性転換した雄の産卵行動にまぎれて放精するらしい。これ・・おもしろい。和名は、雌の体側に赤色の縦帯と赤点縦列が合わせて9本あることからきている。キュウセンは、食用になり、関西では高級魚として扱われている。釣り人からは、外道扱いされる場合が多い。 (Data:2013/5/04)

大黒海釣り施設:このタコ、何タコ?「タコ」

タコタコ大黒海釣り施設で釣りをしていたら、何やら貝が釣れた。おかしいなァと思い、貝の中身を見たら・・・お~お~小さなタコが居た。こいつがエサを食べてたのか?ある意味感動の一瞬だった。タコを釣ったのは、はじめて。魚と違う形をしているので釣り上げたときの喜びは・・・・でもこのタコは、何タコ?おそらく、こどものタコだと思うが調べれば調べるほど良くわからない。イイダコが一番近いのだが、今ひとつ決め手がない。貝にしっかり入っていたので、イイダコの貝殻や捨てられた空き缶、空き瓶などに隠れる習性がこのタコにも見える。イイダコの決定的な見分け部分の。「腕の間の襞(ひだ)に金色の環状紋が2つあることと、両眼の間に長方形の模様がある・・・ここが今ひとつわからない。小型で、体表にいぼ状突起が多いイイダコと暫定的にしておこう。わかる方がいれば教えてくださいなぁ。(Data:2013/5/18)

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