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観察 | 植物⑤

中川温泉(西丹沢)の渓谷:赤く染まる紅葉の象徴。「カエデ」

カエデの画像 紅葉にはなくてはならない「カエデ」。赤く染まるこの木のの赤は、紅葉の象徴だ!「カエデ」とか「モミジ」と言うことばが混ざりあっているが、どりらもカエデ科カエデ属で植物の分類上は同じ。園芸上や盆栽では、葉の切れ込みが深いのを**モミジ、葉の切れ込みが浅いのを***カエデで呼ばれることが多いらしい。イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど葉が5つ以上に切れ込んモミジと呼び、それ以外のトウカエデ(切れ込みが3つのもの)などをカエデと呼んでいます。この写真は、5つ以上なのでモミジなのだろう。紅葉の「なぜ色が変わる?」は、だれもが思うことだと思う。葉には、緑色の色素(クロロフィル)が含まれていて緑になっている。寒くなり日照時間が短くなるとこのクロロフィルが分解されて緑色が減ってしまう。そうすると葉と枝の境に離層を形成され、この離層が枝へのブドウ糖や蔗糖などの糖類やアミノ酸類が葉に蓄積される。その糖やアミノ酸が光合成をし赤や黄色などの新たな色素が作られる。これが紅葉の原理。赤色の色素は、「アントシアン」、黄色の色素「カロテノイド」、褐葉の色素は、「タンニン、クロロゲン酸やそれらが酸化重合したフロバフェン」なのだそうだ。まぁ、用は植物の中の成分が冬になると変化し、葉の色をさまざまな色にする。この自然現象を楽しめる我々日本人は、この四季の移り変わりを大事にしていかなけれいけないと思う。(Date:2012/12/02)

中川温泉(西丹沢)の渓谷:紅葉シーズンにできる、黄色のじゅうたん。「イチョウ」

イチョウの画像 これは、だれもが知っている「イチョウ」。学校行く途中の街路樹には、サクラかイチュウだったくらい日本に多く見かける木。イチョウは、中国原産の裸子植物で、イチョウ目イチョウ科イチョウ属の落葉樹。種子はあの悪臭の「ぎんなん」。「ぎんなん(銀杏)」は、殻を割って薄い茶色の内皮を向くと黄緑色の実をさす。煮る、焼く、蒸して食べるとおいしい。イチョウは、害敵にも強く巨木になることが多い。このイチョウは、秋から冬になるころに黄色く染まり、道の上にいっぱいの黄色じゅうたんをつくり秋の象徴をつくりだす。このイチョウに精子があることを1896年に世界で初めて発見したのは、なんと日本人の平瀬作五郎(東京大学)。現在、東京大学小石川植物園に発見のもととなった株が残っているらしい。知られていないけどすごい日本人も多くいるのだと感じてしまう。(Date:2012/12/02)

中川温泉(西丹沢)の渓谷:真っ赤に染まるこの木は何?「ドウダンツツジ」

ドウダンツツジの画像 ふと歩いていると垣根のような木が真っ赤に染まっている。これ何の木かはじめググッテもまったくわからず。ついに見つけた!この植物は、おそらく「ドウダンツツジ」だと思う。ドウダンツツジは、四季折々にさまざまに変化する樹木で、春はスズランのような白い花をつけ秋に、写真のように真っ赤に紅葉する低木。ツツジ科らしく、病害虫の発生がほとんどなくとても丈夫らしい。"ドウダン"は、枝分かれしている様子が昔夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部とにていて、その"トウダイ(灯台)」"から由来しているらしい。自生地が少なく、庭木や植え込みがほとんどとのことでこれも植えこまれたのだろう。秋には、このようにカエデ以外にも目を引く紅葉の植物が多くあることを実感した。

相模原公園:寒い中で真っ赤な花が目立つ「カンツバキ」

カンツバキの画像 相模原公園で、この寒い時期に赤く咲く花があった。これが、「カンツバキ(寒椿)」だ。ツバキ目ツバキ科ツバキ属の常緑中低木。 このカンツバキは、 日本に自生するサザンカとツバキとの交雑によって生まれたと言われている。ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)の見分けは非常に難しくて素人には見分けられないらし。カンツバキは、真冬につけるこの真紅の花の色が、多くの植物観賞者に人気あるらしい。いづれにしろ花が少ない公園の一角に、赤い花がが転々と咲いていればだれでも目を留めてしまう。カンツバキは、花が少ない冬のさびしい中にふと心をなごませる花hなのではないか?(Date:2012/12/09)

相模原公園:樹齢30年、相模原公園の人気並木「メタセコイヤ」

カンツバキの画像 相模原公園の噴水広場の両サイドに植えられれてい「メタセコイヤ」の黄金色の紅葉。天気が悪く写真移りが悪くきれいな色を伝達できないのがさびしいが、高さが20m以上あり相模原後援でも人気の並木風景である。12月には、ライトアップも行われ多くの人が訪れる。メタセコヤは、メタセコイアは、スギ科メタセコイア属の針葉樹で1属1種。この1種1属がすぎねぇ。中国原産で、しばらくの間謎の樹木で ”化石”でしか知られていなかった。1945年に中国の四川省で「水杉(スイサ)」が同種とされ現存することが確認されたことから「生きている化石」と呼ばれることも多い。その後は、全国各地の公園、並木道、校庭などに植えられている。私も今年は行くことができなかったが、この相模原公園のメタセコイヤ並木が11月末日~12月はじめにライトアップされる。相模原公園のイベント情報を注意深くみておきたい。有名ではないのだが正直、すばらしいライトアップである。(Date:2012/12/09)

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