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遊び場 公園・施設(35):こどもの国(横浜市)で自然を楽しむ

「こどもの国」は、まさに子どもが自然を感じる入門塾なのかもしれない施設

自然イベント「虫とりをしよう!」の風景(2016/06/26)の画像01

自然イベント「虫とりをしよう!」の風景(2016/06/26)

どもの国(横浜市)は、多摩丘陵の雑木林をそのまま生かした自然の遊び場だ。広さが約100ヘクタール(約30万坪)あり雑木林をぬうように散策道路が縦横にある。遊具広場、自由広場、ミニSL 、園内バス「あかポッポ号」、横浜一長いローラー滑り台、湖、ミニアスレチック、せせらぎ、つり橋、サイクリングコース(1.6キロ)など子どもたちが楽しめる場所がたくさんある。湖ではボートやドラム缶いかだで遊べるので、子どもたちの冒険心を呼び起こす場所もある。牧場もあり、乳牛約40頭、ヒツジ約30頭が放牧され、ウサギなどを抱いてふれあうことの出来る「こども動物園」やポニー乗馬もある。さらに、サッカー場、運動会用のグラウンド、飯ごう炊事やバーベキュー、屋外プール、スケート場まであり、まさに子どもが楽しく遊べる遊び場だ。子どもの国は、四季を通じて自然の中で遊べる一大空間なのかもしれない。大きな子どもたちは、物足りなさを感じるかもしれないが、四季を通じて見れる植物、夏の昆虫観察と水遊び、秋の紅葉狩りなど年間の自然遊びが凝縮されている場所でもある。
こどもの国では、年間を通じ何らかの「自然イベント」が開催されている。こどもの国は、「自然イベント」を通じ子どもが自然への興味やおもしろみを感じ取れる貴重な場所でもあると思う。今回は、このようなこどもの国で開催されている自然イベントを体験したようすを紹介したい。今回取り上げた自然イベントは、毎年5月~7月に開催される「虫取りをしよう」「ザリガニ釣り大会」の二つのイベント。「こどもの国」の自然を感じ取る遊び方の参考になればと思う。

アイコン1の画像こどもの国(横浜市)のホームページ

大人も子どもザリガニ釣りに夢中(白鳥湖)の画像02

大人も子どもザリガニ釣りに夢中(白鳥湖)

ボートが楽しめる白鳥湖の画像03

ボートが楽しめる白鳥湖

人工の川「せせらぎ」で水遊びの画像16

人工の川「せせらぎ」で水遊び

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あちらこちらにサンシェードが立つ

こどもの国(横浜市)の自然イベント

こどもの国では、年間を通じ自然観察会や新たに自然を体験できるイベントが多く開催されている。これらのイベントをうまく利用して、子どもに自然のおもしろみを感じさせることができる場所がこどもの国だ。参加費も無料もしくは安価に設定されているので家族が安心して自然のイベントを楽しむことができるのがうれしい。今回は、先でも紹介した通り「虫取りをしよう」「ザリガニ釣り大会」のイベント参加のようすを紹介する。

アイコン1の画像こどもの国(横浜市)のイベントカレンダー

虫取りをしよう

「虫取りをしよう」は、たくさんの虫たちが活動する時期に入る5月からはじまるイベント。無料のイベントで、だれでもが気楽に参加できるイベントになっている。生き物に詳しいこどもの国の職員が一緒に園内で虫とりをするイベント。毎週日曜日には、こどもの国の自然ボランティアの虫に詳しい講師も参加する。所要時間は、約1時間30分程度。持ち物は、虫捕り網、虫かご、野外で活動できる服装・靴で、網やかごが用意できない人は、売店で入手できる。参加の仕方も簡単で、朝10時30分に正面入口広場に集合し、団体についていくだけ。途中からの出入りも自由。
「虫取りをしよう」の集合場所の画像06

「虫取りをしよう」の集合場所

集合場所は、正面入口広場。虫捕りあみと虫かごをもって集合だ。
ぞくぞくと子どもたちが集まって来るの画像07

ぞくぞくと子どもたちが集まって来る

どこからか、ぞくぞくと子どもたちが集まって来て虫取りの練習をしはじめる。
職員さんから説明を聞くの画像08

職員さんから説明を聞く

はじめは、集合場所にて職員さんか行動場所や注意事項の説明をする。
園内を通り虫取りの場所へ向かうの画像09

園内を通り虫取りの場所へ向かう

園内を通り、最初の虫取り場所「ディスクゴルフ場」に向かう。
最初の虫取りポイント「ディスクゴルフ場」の画像10

最初の虫取りポイント「ディスクゴルフ場」

最初の虫取り場所「ディスクゴルフ場」に到着。参加者が自由に虫取りをはじめる。
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なんの虫がいるの?

どんな虫がいるのか?虫取り網を持つと子どもは、虫への集中力が高まるのか?
虫取りの第二ポイントへの画像12

虫取りの第二ポイントへ

「ディスクゴルフ場」から虫取りの第二ポイント「はす池」へ移動。
最後は、みんなで採取した虫を見せ合うの画像12

最後は、みんなで取った虫を見せ合う

最後は、みんなで採取した虫を見せ合う。これができるのがイベントの楽しみ。

ザリガニ釣り大会

ザリガニ釣り大会の画像15 2016年6月25日(土)、26日(日)に「ザリガニ釣り大会」が開催された。このイベントも自由参加で、だれでもが参加できる。イベントの内容はいたって簡単で、園内の白鳥湖はす池で自由にザリガニテナガエビを釣って、釣れたザリガニやテナガエビの重さを競うイベント。計量時間が決まっていて13:00~15:00なのだが、釣りは自由な時間に釣っていい。魚用の釣り糸や釣り針、トラップ、網の利用は禁止されているので、自然とタコ糸とさきいかなどのエサで釣ることになる。糸を垂らして待てば、エサをつかむ手ごたえを感じるのだが、人間がいるところまで引き上げるのは大変。しかし、子どもと楽しくザリガニ釣りをするには、おもしろいイベントだ。糸やエサなどの道具は、売店でも売っている。
白鳥湖でのザリガニ釣りの画像14

白鳥湖でのザリガニ釣り

白鳥湖の湖底には、ザリガニがいるのだが陸まで引き上げるのが大変。水面近くで泳いでいるテナガエビが狙い。
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はす池でのザリガニ釣り

はす池は、白鳥湖ほど深くなく浅いのでザリガニが釣れやすい。
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ザリガニ釣りの仕掛け

ザリガニ釣りの仕掛けは、タコ糸とさきいか。糸が底に沈むように釣り用の小さな重りを持って行くといい。
白鳥湖で釣った生き物の画像18

白鳥湖で釣った生き物

アメリカンザリガニ、テナガエビ、ため池に多いコイ科のモツゴの若魚などが採取できた。
計量場でザリガニの重さを計るの画像19

計量場でザリガニの重さを計る

計量場に行き、ザリガニの重さを計る。私たちが釣ったザリガニは小さく、計ることをやめてしまった。
持ち帰らない生き物はプールへの画像20

持ち帰らない生き物はプールへ

採取したザリガニなどを持ち帰らないのなら、計量場の横にあるプールに戻せる。

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