箱根美術館の紅葉の表紙イメージ画像

約130種類の苔からなる苔庭の紅葉は、箱根随一の紅葉スポット施設

箱根美術館の魅力は、「紅葉時の苔庭」(2015/11/20)画像01

箱根美術館の魅力は、「紅葉時の苔庭」

は、紅葉の名所として有名だがその中でも箱根随一の紅葉スポット。「箱根美術館」は、箱根で最も歴史ある美術館で、海抜630mの高原に庭園、日本のやきものや中性陶器の展示が中心の美術館。岡田茂吉氏が、昭和27年6月に箱根町強羅に箱根美術館として創立開館した。 「箱根美術館」の敷地内には、約130種類の苔と200本のもみじの「苔庭」、「萩の道」、「竹庭」などがあり四季折々の景観が楽しめる。 「箱根美術館」の魅力は、なんといっても「紅葉時の苔庭」につきる。足を踏み入れた瞬間から目の前に広がる苔庭と紅葉の景観が、まさに美術作品だ!特に11月は、200本の真っ赤に染まったもみじと苔庭の絶妙なハーモニーが思わず息をのむほどの景観を生む。 もみじは、イロハモミジや大きな葉を真っ赤に染めるオオモミジなどがあり、茶室からの眺めは時を忘れる絶景だ。展示品は、日本の縄文火焔土器をはじめ重要文化財の埴輪男子像・瀬戸や備前の壷・桃山時代の茶陶・江戸時代の古伊万里鍋島等優品が多い。 場所は、箱根ケーブルカーの「公園上」駅のすぐ横にある。また、箱根美術館は無料の駐車場が完備されていて、紅葉時期には臨時の大駐車場も開設される。このため紅葉の時期でも、比較的スムーズに駐車することができる。しかし、紅葉シーズンの休祭日には、入門時に大行列ができる時間帯もあるのでご注意を。 入園料は、大人 900円、大学生・高校生 400円、中学生以下無料、シニア(65歳以上) 700円となっている(2022/10現在)。Webからのオンラインチケットを購入すると、大人 700円、大学生・高校生 350円、中学生以下無料、シニア(65歳以上) は同じ700円になる(2022/10現在)。

アイコン1の画像箱根美術館 公式サイト

箱根美術館のマップ

箱根美術館のマップ

*本画像は、「箱根美術館 パンフレット」から引用。引用日:2015/11/20(2022/10も同じです。)

箱根美術館の紅葉

苔庭:色鮮やかな赤いもみじ、岩と竹、小さな渓流や滝を模した庭園

は、渓流や垣根に囲まれた1900㎡の空間に日本各地から集められた約130種類の苔と200本の紅葉が植えられ苔が紅葉を引き立たせている。 この苔庭は、苔の種類の多さでは日本一と言われている。この庭園は、カエデ、苔、大きな岩、小川、そして石畳の通路からなり、非常にシンプルなつくりなのだが絶妙な空間になっている。 箱根美術館の紅葉がすばらしいとの評価を得ているのは、これらの苔の緑によってカエデの赤が引き立つからではないかと思う。また、苔も良く見るといろいろな種類があるのだと言うことがわかる。

八ッ橋から見た苔庭①の画像03
八ッ橋から見た苔庭①
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苔庭②
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苔庭③
苔庭の苔その1の画像06
苔庭の苔その1
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苔庭の苔その2

富士見亭と真和亭(茶室)

苔庭に先に、がある。富士見亭は、東京の上野毛にあった住居「富士見亭」(現在五島美術館敷地)を移築したもの。 箱根美術館を創立した岡田茂吉が起居した昭和10年代に、美術館建設の構想を語ったとのこと。日本の古い建物と紅葉がベストマッチしている。 真和亭(茶室)は、苔庭を彩る紅葉が眺められる茶室。室内は、イスになっていて自然農法産の抹茶(700円)をゆっくりと飲むことができる。

富士見亭の画像08
富士見亭
真和亭(茶室)の画像09
真和亭(茶室)
富士見亭と真和亭(茶室)の画像10
富士見亭と真和亭(茶室)

日光殿の周辺の紅葉

は、吉田五十八が設計し1000人を収容できる建物。庭園を楽しみながら、演芸を楽しむ場所として建造された。各種イベントがこの建物で開催される。 日光殿の周辺には、池と滝と紅葉の景観が楽しめるがあり紅葉景観のスポットとなっている。また、見逃しやすい場所で日光殿の裏手になるのだが、がある。 パンフレットには、「龍頭の滝」、現地の看板には「竜頭の滝」と記述されていて、どちらが正しいのか?

日光殿前庭の画像11
日光殿前庭
日光殿横にある大きなカエデの画像12
日光殿横にある大きなカエデ
日光殿横に「龍(竜)頭の滝」の画像13
日光殿横に「龍(竜)頭の滝」

国指定登録有形文化財に指定された「神山壮」と紅葉

個人的には、このと紅葉の景観が、日本の景観を代表するような雰囲気がしてで好みの景観だ。 神山壮は、大正初期の別荘建築を今に残す貴重な建物で、平成13年に国指定登録有形文化財に指定された。 家全体が岩の上に建てられ、日本間と洋間が左右にあるらしい。中は参観することができなかったのだが、不定期で公開するとのこと。 紅葉とのバランスが絶妙で、これこそ日本の家屋の基盤だと思う。

神山壮と紅葉の画像14
神山壮と紅葉

石楽園と観山亭

は、日本古来の作庭方である借景を用い、明神ヶ岳や明星ヶ岳、浅間山、さらに相模灘まで連なっている様に見える景観を作り出している。 巨岩の石組みと渓流を中心とする庭園の「石楽園」は、苔庭とは違った景観となっている。は、箱根美術館(神仙郷)の中央に位置し昭和21年に完成。

観山亭の周辺の画像15
観山亭の周辺
石楽園その1の画像16
石楽園その1
石楽園その2の画像17
石楽園その2

箱根美術館本館と竹庭

は、中国風の青瓦を用いた建物で、窓を大きくとり自然光を取り入れる設計がされている。 創立者・岡田茂吉が生前に蒐集した東洋・日本美術のうち陶磁器が公開されている。箱根美術館本館の前には、がある。 この竹庭を正門に向かって降りる道が。野面積みの岩が道の両側に配され、9月中下旬には宮城野萩が咲き飾られる。 は、「岡田茂吉の世界」の展示館で、初代館長岡田茂吉の生涯、構想や事業をパネルにて紹介されていて岡田茂吉作の書画なども展示している。

箱根美術館本館の画像18
箱根美術館本館
竹林画像19
竹林
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箱根美術館別館前の滝

箱根美術館の後は、強羅公園へ

箱根美術館は、強羅からロープウェイ駅の早雲山までをつないでいる箱根登ケーブルカーの公園上駅の目の前にある。 駐車場もあるのだが、ケーブルカーやロープウェイ乗りながら箱根周遊をするのもおもしろい。箱根美術館で存分に紅葉を楽しんだら、近くにある行くのもいい。 「強羅公園」は、強羅に大正3年(1914年)に開園された、日本初のフランス式整型庭園。箱根美術館や強羅公園ともに、少しお得な両方の共通券が購入できる。 また、箱根美術館には、レンストランやカフェなどがない。食べる場所や休憩として箱根登ケーブルカーの公園上駅に隣接し箱根美術館の目の前にあるは、唯一のカフェレストランとなる。 化学調味料は一切使用せず、天然由来の物で味付けするこだわりの自然食メニューが食べられ、箱根早雲山の麓、山々の壮大なパノラマを眺めることができる

箱根登ケーブルカーの画像21
箱根登ケーブルカー
箱根美術館の正門の画像22
箱根美術館の正門
カフェレストラン 旬幸の画像23
カフェレストラン「旬幸」
箱根美術館に近い強羅温泉

箱根美術館周辺には、ホテルや宿がないが、近くのにたくさんの宿やホテルがある。強羅温泉は。明治27年早雲地獄からの引き湯がはじまりで、昭和24年に始めて温泉採取に成功し現在の原泉数は46箇所。 泉質は3種類の泉質に分類され最高温度は95℃をもち高い温泉ほど食塩成分を含む。大涌谷からの引き湯した乳白色の温泉、早雲山から引き湯した温泉(単純硫黄泉)を中心に、単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉など多種多様の温泉を同一地域内で堪能することができる箱根でも有数の温泉場。

季の湯 雪月花(共立リゾート)

季の湯 雪月花は、関東甲信越で数々受賞をした人気のホテル。全室露天風呂付きと超豪華。強羅駅から徒歩1分で、2つの源泉を持ち、露天風呂・大浴場・3つの無料貸切風呂・炭酸泉などがあり湯めぐり三昧ができる。

ラフォーレ倶楽部 箱根強羅 湯の棲

2014年4月に誕生したラフォーレ倶楽部 箱根強羅 湯の棲は、モダンな囲炉裏を設え、日本の伝統と現代的な要素が融合する洗練されたエントランスとロビーを持つ。自然体でくつろげるよう工夫されているホテル。箱根火山の噴煙地として有名な大涌谷を源泉とする温泉で、日本庭園に囲まれた露天風呂からの紅葉がいい。

強羅温泉 翠光館

強羅温泉 翠光館は、大正ロマンをし強羅公園に隣接する温泉宿。自家源泉の掛け流しの展望大浴場が魅力。さまざまなプランが用意されていて強羅温泉の中では、比較的安く宿泊できる。

強羅温泉 ホテルマロウド箱根

強羅温泉 ホテルマロウド箱根は、大涌谷からの源泉掛け流しで、美肌効果も高い白濁の温泉のリゾートホテル。また、ホテルマロウド箱根は、本格フランス料理が楽しめるレストランが、人気を高めている。

箱根強羅ホテルパイプのけむりプラス

箱根強羅 ホテルパイプのけむりプラスは、お得なファミリーにうれしいホテル。朝夕食バイキングがあるホテル。夕食は、40種のバイキングで人気のローストビーフやソフトクリームが食べ放題。子どもも大喜び。強羅駅から徒歩1分で無料駐車場もある箱根観光に便利な立地。強羅温泉を引き入れた大浴場や露天風呂、二つの貸切風呂がある。

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