「トコトコきっぷ」で箱根登山鉄道とケーブルカーであじさいを満喫

あじさいの間を走る箱根登山鉄道(2019/07/02)の画像01

あじさいの間を走る箱根登山鉄道(2019/07/02)

梅雨の時期が見ごろな箱根のあじさいを楽しもう!

すっきりとしない天気が続きじめじめとした梅雨の時期。そんな外に出かける気分にならない梅雨に、楽しめる場所があります。それが、箱根のあじさいです。あじさいは、梅雨の時期に見ごろをむかえます。あじさいを見ると、梅雨の時期を感じますが、やがて暑い夏がやってくることを感じさせてくれる唯一の花だと思います。あじさいほど梅雨の時期を楽しませてくれる風物詩はないのではないかと思います。箱根のあじさいは、高低差があるそれぞれの場所に咲くので6月中旬から7月中旬まで1ヶ月間近く楽しめことができるのが魅力の一つです。箱根のあじさいの楽しみ方は、箱根登山鉄道や箱根登山ケーブルカーに乗りながらあじさいを見る楽しみ方や「箱根強羅公園」、「箱根ガラスの森美術館」、「阿弥陀寺」などの各エリアでゆっくりとあじさいを楽しむなどがあります。おすすめなのは、沿線に約1万株のあじさいを見ることができる箱根登山鉄道に乗りながらあじさいを見る楽しみ方です。箱根登山鉄道のあじさいは、夜のライトアップも行われ幻想的な雰囲気に包まれます。(2019年:2019/06/14~2019/07/07 18:30~22:00)。さらに、ライトアップ期間には、全席指定の「夜のあじさい号」が臨時運行されます。この「夜のあじさい号」は、沿線のライトアップ箇所で電車内の照明を落とし徐行や停止を繰り返してくれます。宮ノ下駅もしくは塔ノ沢駅では、電車から降りて撮影を楽しむこともできます。とても人気がある臨時電車なので早めに予約しないとすぐに売り切れてしまいます。(今年からインターネット予約ができるようになりました。) また、あじさいが咲いている期間中の土、日、祭日の箱根登山鉄道は、非常に混雑するので可能であれば平日にゆっくりと行きたいところです。また、箱根の登山鉄道であじさいを楽しむのに利用できるお得なきっぷに「トコトコきっぷ」(電車・ケーブルカー1日乗車券)が販売されています。小田原から早雲山までの登山電車とケーブルカーを1日何度でも自由に乗り降りできるきっぷで始発駅(小田原or箱根湯本)から早雲山までの往復金額よりも安価に購入することができます。更に、このきっぷには、箱根の約30の観光施設で割引が利用でき「箱根強羅公園」が無料で入園できるのはうれしい特典。梅雨にこそ行くべき「箱根のあじさい」に、ぜひ足を運んでみてください。

なかなか予約が取れない「夜のあじさい号」の画像02

なかなか予約が取れない「夜のあじさい号」

箱根登山ケーブルカー沿いにもあじさいが咲くの画像03

箱根登山ケーブルカー沿いにもあじさいが咲く

箱根のあじさいのようす

登山電車から見たあじさい

写真がうまく撮れていないのですが、登山電車から見たあじさいのようすを紹介します。登山電車沿線のあじさいのポイントは、様々な場所がありカメラマンの方たちは自分自身にあったさまざまな場所で撮影されています。しかし、私のような素人の撮影ポイントは、スイッチバック駅の「太平台」駅だと思います。この「太平台」駅から歩いて数分ほどのところに、「あじさいの小径」と言う登山鉄道の線路沿いに続いている細い小道がありあじさいの鑑賞スポットになっています。一度電車を降り、次の電車に乗ることにして「太平台」駅での下車を楽しんで欲しいと思います。

塔ノ沢駅

塔ノ沢駅の画像04

塔ノ沢駅のあじさい

塔ノ沢駅のあじさいの画像05

夜の塔ノ沢駅

夜の塔ノ沢駅の画像06

出山信号場付近

出山信号場付近の画像07

登山電車内から見た出山信号場付近

登山電車内から見た出山信号場付近の画像08

大平台駅付近①

大平台駅付近①の画像09

大平台駅付近②

大平台駅付近②の画像10

大平台駅付近③

大平台駅付近③の画像11

夜の大平台駅

夜の大平台駅の画像12

夜の「あじさいの小径」

夜のあじさいの小径の画像13

夜の大平台駅付近のあじさい①

夜の大平台駅付近のあじさい①の画像14

夜の大平台駅付近のあじさい②

夜の大平台駅付近のあじさい②の画像15

夜の大平台駅付近と登山電車

夜の大平台駅付近と登山電車の画像16

仙人台信号場付近のあじさい

仙人台信号場付近のあじさいの画像17

仙人台信号場

仙人台信号場の画像18

宮ノ下駅

宮ノ下駅の画像19

小涌谷駅付近のあじさい

小涌谷駅付近のあじさいの画像20

小涌谷駅から彫刻の森駅の間

小涌谷駅から彫刻の森駅の間の画像21

箱根登山ケーブルカー

箱根登山ケーブルカーは、強羅から早雲山の間を走るケーブルカー。箱根登山ケーブルカーの始発駅である強羅が標高541メートルで終着駅の早雲山の標高が750メートルなので、箱根の山々の美しい景色をはじめ芦ノ湖や富士山を見下ろことができます。あじさいの時期には、一部ですがケーブルカーの両脇にあじさいが咲いています。正直、箱根登山ケーブルカーは、箱根ロープウェアに乗る人たちが利用するのがほとんどかと思います。今回は、「トコトコきっぷ」を利用したのですべて使い切ろうと思い乗ってみました。箱根登山ケーブルカーも、なかなか味のある乗り物です。

箱根登山ケーブルカー

箱根登山ケーブルカーの画像22

ケーブルカーの両脇にあじさいが咲く

ケーブルカーの両脇にあじさいが咲くの画像23

ケーブルカーのあじさい

ケーブルカーのあじさいの画像24

箱根強羅公園

今回、「トコトコきっぷ」を利用すると入園が無償になる箱根強羅公園に立ち寄ってみました。箱根強羅公園は、大正3年(1914)に開園した日本最古のフランス式整型庭園を持つ公園で、桜、つつじ、しゃくなげ、あじさいなど四季折々の植物が楽しめます。特に、園内にあるクラフトハウスでの陶芸や吹きガラス体験が人気です。園内にはローズガーデン、熱帯植物館、ブーゲンビレア館、白雲洞茶苑が併設されています。めずらしいあじさいも咲いているので、ゆっくりとあじさいを鑑賞するのにぴったりな公園です。個人的におすすめなのが、園内の噴水を眺めながら休める「Cafe PIC」です。とくに噴水池を眺めながら休憩できるテラス席はかなりオススメです。ここの「ハーブティー」はどれも本格的でおいしいです。箱根強羅公園は、高低差がありケーブルカーの公園上駅から入る西門から園内を下りながら正門に向かう方が楽です。強羅駅や公園下駅から入る正門は、園内見学をするのに傾斜を登らなければなりません。

公園上駅から歩いて行ける西門

公園上駅から歩いて行ける西門の画像25

枯れてしまいましたが、ローズガーデン

枯れてしまいましたが、ローズガーデンの画像26

園内中央にあるヒマラヤ杉

園内中央にあるヒマラヤ杉の画像27

白いあじさい(品種?)

白いあじさいの画像28

紫紅梅(ヤマアジサイの園芸品種)

紫紅梅(ヤマアジサイの園芸品種)の画像29

ダンスパーティー(アジサイの園芸品種)

ダンスパーティー(アジサイの園芸品種)の画像30

噴水池①

噴水池①の画像31

噴水池が眺められる「Cafe PIC」

噴水池が眺められる「Cafe PIC」の画像29

「Cafe PIC」のテラス席

「Cafe PIC」のテラス席の画像33

おすすめのハーヴティー

おすすめのハーヴティーの画像34

熱帯植物館で見つけたミッキーマウスノキ

熱帯植物館で見つけたミッキーマウスノキの画像35

箱根強羅公園の正門

箱根強羅公園の正門の画像36

箱根登山鉄道の車両

後になってわかったのですが、箱根登山鉄道の車両はいくつかの型式の車両が走っていて、引退間際の車両も元気に走っています。鉄道マニアさんの間では、引退直前の車両とあじさいの写真を撮影するのが人気とのこと。今回、貴重な車両に乗れたり見られたりしたのでこれらの車両を紹介します。箱根登山鉄道の車両も、塗装を換えさまざまな記念塗装をしていることに今回はじめて気づきました。こようやって色々調べてみると、窓が開けられゴトゴトと走るモハ形が一番良いと感じました。

モハ1形:103号の画像37

モハ1形:103号

行きに乗ったモハ1形:103号は、現在走行している中で一番古い型式で103号-107編成と104号-106号の2編成しかないとのこと。このモハ1形は、2019年7月19日(金)の「LASTRUN」に向けて6月1日(土)から車両の内外装を引退記念仕様に装飾して走行しているとのことです。

モハ2形:会社創立時カラーリングの画像38

モハ2形:会社創立時カラーリング

1927年に登場したモハ2形は現在、モハ1形の104号機(標準塗装)+106号機(青塗装)+モハ2形の109号機(緑塗装)のリバイバルカラ-の3連で運行されています。モハ2型の109号は、2019年4月17日(水)から、会社創立時の濃緑色に塗られ運行されています。
モハ2型も、2020年で完全引退となるそうです

モハ1形:106号の画像34

モハ1形:106号

モハ1形:106号は、2019年6月11日(火)から1949年から1957年頃にしていた青と黄色のツートンカラー「青塗色」に変更されて運転されています。 箱根登山電車の箱根湯本~強羅間が、6月1日(火)に開業100周年を迎えることから、それを記念したキャンペーンの一環とのことです

000型(1002号、1004号)の画像40

1000型(1002号、1004号)

1000型は、1981年に登場したカルダン駆動方式の車両。床置き式の冷房装置を搭載し、扉間の座席は転換式クロスシートからボックスシートに変更されています。

000型(2006号)、3000号(3001号)の画像41

2000型(2006号)、3000号(3001号)

2000型は、1989年に登場した車両。3000型は、2014年にデビューした車両で従来車両よりも大きな窓ガラスと車両側面に展望窓が設置されています。

3100形「アレグラ号」の画像02

3100形「アレグラ号」

3100形「アレグラ号」は、2017年にデビューし「夜のあじさい号」に使われています。連結間の窓を大型化し景色が良く見れるように設計されています。

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