想像以上の大変さと想像以上の楽しみがある雪中キャンプ

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スノーピーク ヘッドクォーターキャンプ場での雪中キャンプ(2019/02/10)

人混みが避けられる冬キャンプ。冬キャンプの中で誰もが一度は挑戦してみたくなるのが、「雪中キャンプ」です。「雪上キャンプ」と言うことばもあり様々なタイプの「雪中キャンプ」が考えられるかと思います。地面が見えないほど雪が積もっている場合や少しの雪が地面にある場合もあるかと思います。今回は、テントを設営する場所に地面が見えないほど雪が積もっているキャンプを「雪中キャンプ」と定義しました。見渡す限り真っ白銀の中で過ごす「雪中キャンプ」は、新たな自然美や神秘的な景観に出会えるチャンスを与えてくれます。素晴らしい雪景色の中での焚き火や食事、雪を楽しむアクティビティ、澄んだ空気の中で見上げる星空など他の時期のキャンプでは、味わえない魅力がいっぱいです。その分、通常のキャンプとは違ったキャンプのやり方や道具が必要になります。

「雪中キャンプ」の魅力

・神秘的な非日常的な体験が楽しめる
・見慣れない冬の自然美に出会える
・澄みきった空気と夜空
・害虫がいない
・雪遊びができる
・キャンプ場が空いてる
・達成感や充実感が高まる。

雪中キャンプイメージの画像02

個人的には、朝の澄んだ空気の中で飲むコーヒーと雪の中で冷やしたビールは最高です! 「雪中キャンプ」は、いつものキャンプとは違った充実感や満足感が味わえますが、普段のキャンプと同じやり方では過ごせない場合もあり危険度が増すことも事実です。しかし、「雪中キャンプ」に必要になる道具を準備し雪中キャンプの知識をつけていれば、だれでもができるキャンプで想像以上に快適なキャンプを楽しめるかと思います。「雪中キャンプ」は、天候や氷点下の気温、厳しい寒さと雪との戦いです。逆にこれらが、今まで体験したことがないようなすばらしい世界をみせてくれます。今回は、「雪中キャンプ」を楽しいアクティビティへ変えるさまざまな「雪中キャンプ」の道具ややり方を紹介していきたいと思います。この異次元空間を体験しキャンプの奥深さを感じて欲しいと思います。

「雪中キャンプ」で大事なこと

雪中キャンプでの一番の難所はテント設営と言われていますが、個人的には一番大事なことは「雪中キャンプ」をやる日の 天気です。大雪警報や暴風雪、さらには大雨警報などが出ていたら行き先のキャンプ場の周辺天気を見定めながら技量にあったコンディションなのかどうなのかを見極めることが非常に大事です。設営や撤収時に大雪になると、ただでさえ大変な作業が苦痛に変わり想像もしない事故につながる確率が高まります。また、設営や撤収時に大雪にならなかったとしても寝ている間に大雪になれば、テントなどが雪の重みでつぶされることもあります。雪かきで一睡もできなかったなどになりかねません。悪天候時には、「雪中キャンプ」を中止するという勇気を持つことが「雪中キャンプ」をやる第一歩です

「雪中キャンプ」の道具

雪中キャンプに準備する道具はいろいろあります。すべてを最初から用意するのは難しいと思いますが、レンタルなども組み合わせて可能な限り準備してほしいものを紹介していきます。雪中キャンプに準備すべき道具のほとんどは、防寒対策品です。特にキャンプ用品でなくとも、日常利用しているものを組み合わせて利用するのも手段の一つです。

必須耐寒用シュラフ

最初に考えることは、寒さの中でも寝られる環境を準備することです。シュラフは、マイナス10度以上の耐寒用シュラフをぜひ用意して欲しいと思います。寒くて眠れない雪中キャンプになれば、雪中キャンプの魅力を感じることは程遠くなります。雪中キャンプのシュラフ(寝袋)は、まず最初に考えておきたい道具です。特にマミー型のシュラフは身体との密着度が高く頭までスッポリと被れるため、暖かく安心して眠ることができます。シュラフの快適温度は、実際に想定される現地の最低気温より10℃低い物が良いと言われています。本来は、冬の山岳用が適しているのですが高価で通常のファミリーキャンプでは高値の花です。どうしてもマイナス10度以上のシュラフがない場合は、春秋用のシュラフを二重、三重にしたりシュラフの中に毛布や湯たんぽなどを入れて可能な限り温かくなる密閉状態をつくることです。今回は、子どもと二人でマイナス18℃対応のシュラフ(Coleman(コールマン) のタスマンコンパクトX/-18)を二重にしました。ここまですると、外気が零下5度程度なら十分耐えられ温かく寝れます。 Coleman(コールマン)の耐寒用シュラフはがさばりますが、最近アマゾンなどで1万円以下で購入できるようになりました。耐寒用シュラフについては、本ホームページのファミリーキャンプ(11):春キャンプの寒さ対策(2)で紹介しています。

私たちが利用している耐寒用シュラフの画像1113

私たちが利用している耐寒用シュラフ

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必須防寒服

雪中キャンプの肝は「体を温かく保つ防寒服」の準備です。さらに、冬キャンプでも重要な「重ね着」による防寒対策は基本中の基本です。中でも「下着、くつ下」は直接体に触れる衣類なので、体温を保つ一番大切なポイントになります。また、汗をかいたら体温を下げないようにインナーの着替えも必要です。インナーとアウターの間に着る暖かい中間着は、保温やストレッチ性に優れたも物が重宝します。防風保温のアウターは、雨風や雪をカバーする上着で防水性や透湿性のある素材を選びましょう。私たち家族は、冬や雪中のキャンプでは、スキーウェアを着ています。焚き火などの火の粉で穴が空いてしまう場合が多いので、最近人気があるワークマンの安価な防水防寒スーツを購入しました。雪中キャンプに、十分耐えられるアウターになっています。予算を見ながら適切な防寒服を用意することが必要です。

子どもはスキー服を利用の画像03

子どもはスキー服を利用

私はワークマンのイージス透湿防水防寒スーツの画像04

私はワークマンのイージス透湿防水防寒スーツ

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必須グローブ(手袋)

雪中でテントなどの設営をする場合、素手では寒くてたまらないので「防水、防寒用のグローブ(手袋)」を利用します。しっかりとした防水、防寒用の手袋でないと設営中に指先が雪の冷たさでだんだんと痛くなり設営がツライ作業に変わり果てます。グローブ(手袋)にも色々ありますが、雪の中での作業なので防水、防寒が第一です。しかし、スキーグローブのようにゴワゴワしたグローブでは作業がしにくいです。また薄いグローブや軍手は、薄くて作業がしやすいですがだんだんと濡れてきてすぐに寒さに耐えられなくなります。そこでおすすめなのが、ワークマンなどで売られている作業用の防水、防寒グローブです。今回初めて利用したのですが、1000円以内で購入でき抜群の防寒、防水性能を発揮するグローブになっています。数千円で購入したスキー用の手袋とは桁違いに作業がしやすく温かいです。私たちが購入したグローブは、ワークマンの「TM-538 OIL THERMO防寒ニトリルバックコート手袋 」。旧型なので今では在庫販売のみですが、これが抜群にいい。耐寒性ニトリルゴムを使用していて、マイナス20°でも硬くなりにくいグローブです。しかも、二重構造で保温性が高く手が暖かく防水、防塵です。雪中キャンプに、重宝なグローブです。

防寒・防水・防塵グローブ(表)の画像05

防寒・防水・防塵グローブ(表)

防寒・防水・防塵グローブ(裏)の画像06

防寒・防水・防塵グローブ(裏)

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必須スノーブーツ

スノーブーツは、防寒・防水のブーツで雪上のアウトドアや雪上キャンプでの必需品で、雪の冷気から足を守ってくれます。普段の雨用ゴム長靴では雪の冷気がすぐに足に伝わり、長時間の雪中作業がつらくなります。多くのアウトドアメーカーなどから完全防水の防寒ラバー製ブーツが販売されています。また、意外と釣り具屋さんで販売されている防水・防寒ブーツの中にも良いものがあります。私のスノーブーツは、福袋で購入した釣り具用具メーカーの「Water Rocks社のウィンターブーツ」です。ブーツ自体が重いのですが、雪上のアウトドアアクティビティには重宝しています。子どものスノ-ブーツは、すぐに足のサイズが変わってしまうので安価な「IGNIO ジュニアスノーブーツ 」です。高価なブーツよりも機能は劣るのですが使えます。正直、スノーブーツは製品により価格差があり機能が高いものほど高価になります。ブーツは、雪中キャンプを楽しめるかどうかの重要なアイテムなので予算が許す最高の物を選ぶ方が良いかと思います。足が冷たくなると、体が冷え居心地が悪くなり雪中キャンプどころではなくなってしまいます

私の防寒・防水のブーツの画像07

私の防寒・防水のブーツ

子どものスノーブーツの画像08

子どものスノーブーツ

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必須スコップ

スコップも、雪上キャンプをやる上での必需品です。テントを設営する際にサイトに積もっている余分な雪をスコップでかき出したり、テント設営面を固めるのに必要です。また、ペグを埋める時や抜く時にもスコップがないとできないときがあります。事前にキャンプ場に「雪用スコップが貸出可能かどうか?」を確認しておくといいでしょう。 スコップは、雪かき用のプラスチック製よりもアウトドアでは汎用性の高い金属製やアルミ製がおすすめです。ペグを取り出すときには、ペグの打ち込み部分に雪が積もり雪が凍ってしまい、ペグをが抜ける場所まで雪をかき出すには金属製やアルミ製のスコップでないとかき出せない場合が多くあります。

私たちが持参した2本のスコップの画像09

私たちが持参した2本のスコップ

凍った雪は、鉄もしくはアルミ製のスコップがいいの画像10

凍った雪は、鉄もしくはアルミ製のスコップがいい

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必須ストーブ

寒い中で過ごす雪中キャンプを快適に過ごすには、ストーブが必需品になります。リンビングとなるタープテント内などの中を温めるストーブは、必須になります。アウトドアストーブには、薪ストーブや石油ストーブ、ガスストーブの3種類があります。これらの中から自分にあったストーブを選ぶ必要があります。本ホームページでは、これらのストーブの長短所の紹介をファミリーキャンプ(39):キャンプの寒さ対策(3):ストーブ編で紹介していますので参考としてください。本来ならば、アウトドア色が強い「薪ストーブ」が欲しいのですが私たちは冬のキャンプには「石油ストーブ」を利用しています。「薪ストーブ」は、煙突を立てるのが面倒で取り扱いが難しいので、私たちは暖房能力が高く汎用性がある「対流型の石油ストーブ」を利用しています。

私たちのコロナ対流型石油ストーブの画像11

私たちのコロナ対流型石油ストーブ

ストーブで雪中キャンプを過ごしやすくするの画像12

ストーブで雪中キャンプを過ごしやすくする

対流型石油ストーブを探そう

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準備したい除雪ブラシ
除雪ブラシでテントの雪を落とすの画像13

除雪ブラシでテントの雪を落とす

中でストーブを利用しているテントタープ(ショエルター)などは、内部が暖かいので雪が積もることはほぼないのと思います。しかし、ストーブがないテントやストーブを消した後の夜中に雪が降ると、テントやテントタープ(ショエルター)に雪が積もります。少ない雪ですと問題ないのですが、降雪が多い時にはテントなどが雪でつぶれないように、常に雪の積もり具合を見る事が雪中キャンプでは必要です。雪が積もりはじめたら早い段階で雪かきをすることが必要です。この雪かきや雪を払う時に重宝するのが「除雪ブラシ」で、カーショップやホームセンターで売られています。この「除雪ブラシ」があると、雪かき時や道具の上の雪を払う時に非常に便利です。今回もこの除雪ブラシが、非常に役に立ちました。

準備したい防水スプレー
ストーブで雪中キャンプを過ごしやすくするの画像12

ストーブで雪中キャンプを過ごしやすくする

雪中キャンプを楽しむためには、防水スプレーが必要です。 雪中キャンプ実施前にテントやテントタープ(ショルター)にかけておくと良いと思います。雪中キャンプでは、テントやテントタープ(ショルター)などのファスナーが凍り付いてしまい中から出られなくなることがあります。このような事態にならないよう、現場でテントやテントタープ(ショルター)などのファスナーに防水スプレーをかけておくことが必要になります。今回も、ストーブがない寝るだけのテントには、現場でファスナーに防水スプレーをかけて凍ることを防ぎました。

準備したいソリ
荷物運びに重宝する「ソリ」の画像15

荷物運びに重宝する「ソリ」

雪中キャンプでは、積雪の状況によってテントの設営場所の近くに車を置けるとは限りません。今回利用した「スノーピーク ヘッドクォーターキャンプ場」も設営場所の近くに車を置けません。車を設営地近くに置けない場合は、荷物を車から設営場所まで荷物を運ばなければなりません。雪の上での荷物運びを、何往復もするのは大変な作業です。そこで 「ソリ」の登場です。もちろん雪遊びのひとつとしての「ソリ」もありますが、「ソリ」で運ぶと荷物運びがとても楽で効率的になります。市販されているソリのロープは短く荷物を運ぶのには、かがみながらの態勢になります。そこで、長めのロープをつけてロープを肩にしょいながら「ソリ」を引くと楽になります。ソリの荷物が落ちそうなときは、だれかに荷物を支えもらうかロープで結びつけます。また、テントやテントタープ(シェルター)のスカートを内側に入れ止める雪を運ぶのにも便利です。

準備したい保温ボトル
STANLEYの保温ボトルの画像16

STANLEYの保温ボトル

お湯を沸かして保温ボトルへ入れておけば、いざという時に役に立ち便利です。朝起きてすぐに暖かい飲み物を飲みたいときやテント撤収時に、カチコチに凍り付いてしまったペグ周りの雪、氷を溶かすためやポール連結部が凍って固着してしまった時などに役立ちます。

準備したい温度計
室内・室外温度を同時に表示できる温度計の画像17

室内・室外温度を同時に表示できる温度計

室内・室外温度を同時に表示できる温度計を用意すると便利です。室内と室外がどれだけ温度差があるのかがわかることによりストーブなどの強弱調整や雪が凍る可能性などを推測することができます。

準備したい寒冷対応のガス缶
火力が弱くなるガスバーナーの画像18

火力が弱くなるガスバーナー

雪中キャンプで冷え込んだ朝など、ガスバーナーの着火ができないことがあります。ガスは寒さで気化せず点火しない場合があるので、気候に左右されないホワイトガソリンやケロシンがおすすめです。ホワイトガソリンは、取扱い易くランタン燃料との統一もできるのでおすすめです。ガス缶タイプを利用する場合でも、寒さに強いイソブタンやプロパンが混合したガス缶を使うと気温が低くても使えるようになります。また、ライターも時々着かなくなります。あらかじめガスライターを、冷気にさらさないようにしておくことも必要です。

あると便利コット・湯たんぽ・スノーシュー

寝るときのスタイルは人さまざまかと思いますが、寝床は地面からの冷気を遮断する工夫をすることが重要なポイントです。私たちは、ダンボール紙の上に銀マット、テントマットと三重ですが、マットだけでは地面からの冷気を遮断しきれない場合が多いです。おすすめは、「コット」を利用する事です。地面に直接触れず空気の層を作ることにより、暖かい睡眠環境を作ることができます。また、今まで紹介してきたもの以外に、「湯たんぽ」 「ホッカイロ」など体を温める道具があると便利です。圧雪や新雪の上を歩くのに便利な「スノーシュー」などがあると便利です。

DOD(ディーオーディー) のコット




湯たんぽ(マルカ)



スノーシュー(ベルモント)

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